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2021年8月

2021年8月26日 (木)

Q&A コーナー『 ステムベアリング の調整について 』を掲載しました

   
「 ステムベアリング を調整したいのですが・・ 」という質問が届きましたので、その方への回答を公式Webサイトに掲載しました。

Web1000_stem_bearing_tittle

回答では、オートバイで使われている多くの種類のベアリングの特製を解説して、ベアリングにとって最も過酷な環境で使用されているのが、スイングアームピボットベアリングとステムベアリングである事から始めて、ステムベアリングの最適な整備・調整方法を、イラストと画像を使って詳しく解説しています。
その解説の中で、ステムベアリングの設計が混迷の遺産で、メーカーが指定する整備方法も最適でない事に触れていますので、関心のある方は、是非、ご覧ください。
    
【 GRA 公式Webサイト 】
https://gra-npo.org/lecture/bike/Q&A/stem_bearing/stem_bearing_1.html


Web1000_bearing_in_harsh
Web1000_stem_bearing_2


※ 解説の一部を紹介します。

「ここで、ステムベアリングが辿ってきた苦難の過去と、その原因を解説しましょう。最大の原因は、以前は非舗装の道路が普通だったからです。舗装路面しか知らない人にとっては想像し難いでしょうが、1970年代、国道でも土の道路は珍しくなく、走行と雨の影響によって大きな凸凹はつきもので、それがハンドルの振れを誘発して事故の原因になっていました。それは、“石”を敷き詰めた石畳道路が多く残されていた欧州でも同じであったため、そういう凸凹の大きな道を走行する時の為に、わざとステムベアリングを強く締め込んで“振れ”を小さく抑えられるようになっていました。

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