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2019年11月

2019年11月16日 (土)

< Q&A > タイヤの偏摩耗について


【 質 問 】

困っているわけではないのですが、どうしてこうなるのか知りたくメッセージさせていただきました。多くの方のお役に立てそうなら公開してくださってもかまいません。
  
この画像はフロントタイヤの摩耗の仕方を示している図です。タイヤを輪切りにした断面です。
  
20191113_20191116034801                                                                     
上の図が摩耗する前、仕方が摩耗が進んだものです。赤丸で示したようにショルダー部(?)がこのように摩耗します。複数のメーカーの複数のタイヤ銘柄で同じような摩耗の仕方が見られたので、なぜこのように摩耗するのだろうと思ったのです。
  
もしご存知なら教えてください。。

  Web1000_image_3_20191116034801
 
【 回 答 】

この度は、タイヤの摩耗について、質問と画像まで添えて寄せてくださり、ありがとうございます。
   
確かに、オートバイの動きに違和感やトラブルが発生しない限り、タイヤの摩耗状態や、今回の様な “ 偏摩耗 ” に注意を払う人は多くありませんし、雑誌や解説書にも、偏摩耗についての原因などについて解説した資料は目にした事はありません。
   
では、今回の質問に挙げられた “ 偏摩耗 ” について、「 簡潔編 」から案内をします。
届けて下さった図の様に、タイヤのトレッド(路面に接する部分)の端部が、まるで羽織の肩部の様に、ピンと張り出す様に残る偏摩耗は、経験上、珍しいものではありません。
   
その発生原理を説明しますので、下の図と併せてご覧ください。
    

Web1000_centrifugal_fiction_20191116034801                             
図に描かれている様に、コーナリング(旋回)中のオートバイには 「遠心力」 が働き、それに応じた「摩擦力」が タイヤと路面の間で発生します。
その「摩擦力」によって、タイヤのトレッド面はトレッド外側に向かって摩耗が発生しますが、摩耗の進み方は、トレッドの形状やタイヤ構造、整備状態、ライディング、そしてオートバイ固有の特性など、様々な原因によって今回の様な偏摩耗は発生します。
   
仮に、エア圧管理や車両整備を適切にされているのであれば、特に問題視される必要は無いと思います。
  
 

   * ** 詳細な解説・回答は GRA公式Webサイトでご覧ください***
  
『 Q&A、タイヤの摩耗について 』GRA 公式Webサイト
http://gra-npo.org/lecture/bike/Q&A_Abration/Q&A_abration.html


Web1000g_20191011195701




2019年11月13日 (水)

『 タイヤについての質問 』が 届きました


オートバイのタイヤについて、質問が届きました。
この機会に、皆さんも一緒に考えてみませんか。

私なりの回答は、24時間後を目途に公表して、質問された方へ届ける予定です。
皆さんなりに、一度考えてみてください。

 

NPO法人GRA 小林

 

* * * 以下、届いた文章です * * *

 

『 タイヤについての質問 』

困っているわけではないのですが、どうしてこうなるのか知りたくメッセージさせていただきました。多くの方のお役に立てそうなら公開してくださってもかまいません。

この画像はフロントタイヤの摩耗の仕方を示している図です。タイヤを輪切りにした断面です。

上の図が摩耗する前、仕方が摩耗が進んだものです。赤丸で示したようにショルダー部(?)がこのように摩耗します。複数のメーカーの複数のタイヤ銘柄で同じような摩耗の仕方が見られたので、なぜこのように摩耗するのだろうと思ったのです。

もしご存知なら教えてください。

20191113

 

* * * 以上 * * *




 

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