(2009年11月8日開催 GRAツアー りんくうRd 参加者寄稿感想文)
今年最後のツアーを終えて、一番感じたこと。
タイム計測も楽しかったし、音楽に合わせてのスタートも楽しかったし、
初めての参加者の方との会話も、顔見知りの方との会話も楽しかったし・・
それは「今年1年を通じてイベントに参加して、ツアーに参加して・・・本当に良かったな~」でした。
メインのタイム計測は・・・例によって失敗しちゃたので、タイムはそれなり。
それでも、自分の中には「不満足なりの充実感」でいっぱいでした。
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今回、この文章を書くに当たって前提が2つありました。
「いつも、感想文を読ませて頂いてます」というお声を、複数の参加者の方から掛けて頂いたこと。ですから、
この文章は「参加された方が感想文を書くとき、私のようにちょっと頭をひねってくれたら・・」という願い。
そしてもう一つは、「他の方が感想文を送ってしまう前に、読んで貰いたい。だから最低でも翌日には書き上げて、送らなきゃ!」・・という点です。
「参加した者としての責任」「感想文を書く者としての責任」を認識した上で、ツアー最終戦を終えての今回の感想文。本当に「感想文」です。
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ツアー開催に先立ち、朝のミーティングで代表から
「今後のGRAについて」「GRAを存続させる為に必要な事」という話がありました。
ピン!・・・と来ました。「NPO法人であるGRA」です。「営利目的ではない」わけです。
せっかくイベントを企画し、開催してくれているGRAが、その活動や、イベントを開催することによって、何を得られるか?
コレを考えなきゃ始まらないわけですね。
そしてそれを参加する全員が認識し考え、GRAに「金銭的ではないしかし有形無形の利益」を生み出さなければならない訳です。
そしてその結果として「GRAを運営してきて良かった~」と、代表をはじめ、そこに全ての人が思ってくれない限りGRAの活動は無駄になってしまいます。
なので、GRA代表はじめ、皆さんが活動してきたことについて、参加1年目の私が、自分の中で感じたことや、得たものをお伝えしたく、今回は書きました。
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昨年の12月に初参加をしてから、今回のツアーで10回目のイベント参加。
途中、見学等も含めれば、GRAの開催会場には都合12回、足を運びました。
自分の中での変化を、「楽しい順番の付け方」から感じてます。
「1番楽しいのはスポーツライディングジム。」
「2番目に楽しいのは体験ライディング。」
「3番目に楽しいのはツアーで、4番目はその他。」
「あまり感心ないので、セッティング練習会は、一番最後。」
これが、最初の頃の自分の中での「イべント重要視順位」でした。
それが、「今は、どうか?」と言うと・・・
「1番楽しいのは、ツアー!(^▽^」
「(^_^)b あ、いや、研修イベントも楽しい。
コレは参加した人だけの楽しみだな。」
「(-.-)待てよ?・・・
最近、足回りのセッティングを相談に乗って貰ってから、
持って行きたい方向が判ってきたし・・・
セッティング練習会は必須だな、こりゃ。」
「(^。^)でもスポーツライディングジムは、やっぱ楽しいよな」
「(^^ゞ楽しいと言えば・・・
体験ライディングジムも、色々出来て楽しいな~」
「(^~^)あ~でも、イベントの中でのミーティングの時間は、 もっともっと足りないから、この際ミーティングにも 参加したいな~。」・・・・と言う状態に散らかってます。
つまり参加すればするほど問題意識が高まり「やりたいこと」も増えました。いわゆる「わがまま」が増えてきたわけです。でも「コレがやりたい!」だけでは、全然叶わない。
今度は「どうすれば”わがまま”に振る舞えるか?」を考えるようになるんですね。
最近、実感として、”わがまま”ってのは、「相手や周囲の事情をかえりみず、自分勝手にすることではない。」と思うようになりました。特にGRAにおいてはそうじゃないと思い始めたんですよ。
まず「自分の思い描く方向に、物事を進めるため」には、第一に「何を目指すか?」を考えて、ハッキリとした答えを出さなきゃならない。
次は、「では、どうしたらそういう方向に自分が歩み出せる?」や「周りの人の納得や共感、そして協力を得られるか?」を考えなきゃならない。
考えるだけじゃ足りないから、今度は表現も必要。
「周りの人に言葉や行動で伝えなきゃだめ」って事になる。
そしてこれは「ガンガン走り込む」ことでは見つけられないんですよね。
昔、ラジオを聞きながら受験勉強をしていたとき、オールナイト番組が終わると「朝の聖書」という番組をやってましたが、その冒頭の言葉に・・・
「暗いと不平を言うよりも、すすんで明かりを点けましょう」・・・と言うのがありました。
ズバリ、コレですね!(^_^)b「すすんで○○」しなきゃ始まらない。
だから、私はこれからも、自分のために「どんどんすすんで○○をしよう」と思ってるわけです。
そして、私よりも後からGRAに参加された方には、「自分のわがままを実践するために、私はこうします。次回は、是非、自分でもやってみてくださいね」と伝えていこうと思うんですよ。
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今回、企画として持ち込んだのは「名刺サイズのカードについて」でした。
【事の起こりは・・・】
1週間ほど前に、阪神高速を走っているとき、左から猛スピードでベンツに抜かれ、さらにその後も行く先々でいきなり前を塞がれる・・という、嫌がらせを受け、「ぷち」っと切れちゃったあげくに、
奈落の底まで追いかけて、最後には運転手さんとご対面~という事がありました。
もちろん、私って大人ですから「あぶないですよ~」とニコニコ顔で、高速道路の走り方についてと安全運転について、お話をしたのですが・・・
その時に、「なぜ、あんな運転を?」という問いかけに対して、
「バイクは無法者だから」
「邪魔だから」
「ウルサイから」・・・「だからお灸を据えた」との答え。
自分としては、GRAのレギュレーション通りのバイクでしたし、ハンドルに付けた自慢のタイヤモニタリングシステムは、「タイヤ冷えてるから、滑るよ~」と表示してましたので、むしろいつもよりも安全な運転をしておりました。
・・・が、悲しいかな・・・
このドライバーの持っている「バイクに対する認識」「ライダーに対する認識」が、「ごく一般的」であるのも事実。
そして、今までに何度も読んできたコラムの「ライダーが元凶だ」の行。・・・本当に、身にしみますね。
ここで、「こういうのを何とかせんと~」と思ったのですが、所詮、一人で出来ることは限られている。いつもなら、ココで終わりですが、GRAに参加するようになってから、自分の中でもちょっと変化があって・・・
・・・で、「草の根運動」的で非常に申し訳ないんですが、次の様なカードを作成しました。
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<<ライダーの社会的地位向上>>と
「いつまでも楽しくバイクに乗り続ける」為に・・・
"すり抜け" "危険走行" "迷惑駐車"はやめよう!
"車間距離"を十分に取ろう!
"騒音"で迷惑をかけないようにしよう!
"指示器"を使って車線変更しよう!
"歩道を走ること"はやめよう!
"優しい視線"を他の車や歩行者、全ての人に!
"厳しい視線"を他のライダーと自分に!
「ライダーの私」から「ライダーのあなた」への伝言です。
─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─◇─
「このカードを、旅先、バイクショップ、あるいは、夜の舞洲で、 出会ったライダーに二枚渡します。」
「”一枚は貴方に。もう一枚は、貴方が誰かに”と言葉を添えて」
これが、今回の私の「企画」でした。いぶかしげにカードを眺めながらも、最後には参加メンバーの方には共感を頂いたように感じましたので、これからも続けていこうと思ってます。
最初は100枚作りました。そしてすぐにされに100枚作って、出入りしているバイクショップに置かせて頂きました。
自分としては、16回、知人を含めて配りました。
「今回のツアーまでに、何枚配布出来るだろう」
「配布出来た枚数を報告しよう」と意気込みましたが、16回32枚。
そして、今回のツアーで皆さんに1枚ずつ紹介がてらお渡しし、そして「あと5枚下さい」と行って頂いた参加者の方にもお渡しして・・・
次回、何回配布の機会があったのか、またご報告させて頂きます。
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さて、今回のイベントの内容についてですが、
「せっかくのツアー。練習もショートコースのタイムを計りましょう!」
「その後で、後半はタイム計測と行きましょう」・・・との代表からのお言葉!
これぞまさしく私が前回企画提案した「ビフォー&アフター計測」じゃ有りませんか!!
(あれ?勘違い? (;^_^ いや、そうですよね?? ね??)
だから、前半の走りは「我流」です。(「我流」と言っても「今までにGRAで、見つけた問題点を自分な りに解析、練習、改良 ・・・その上での、「今日の私の我流」です。)
練習走行では、「90度ターンの長方形」を設定してもらいましたが・・
これぞまさしく、前回「傾けたままで安定している車両があれば、今度はコースの攻め方=開けどころ、閉じどころを考えて走る事が出来る」を実践出来る設定ではありませんか!!(あれ?また勘違い? (;^_^A そうですよ!ね??)
実際に長方形での走行では「一週するのに、開ける閉じるは2回だけ」を実感する事が出来ました。
実は、今回の走行に際して「車体を傾けたまま、アクセルワークの事だけを考える」と言うことが出来たのは、実は前回の体験イベントでの成果が大きかったんです。
前回、Oさんの車両に乗せて貰い、自分とのバイクの差を認識し、自分のバイクのセッティングを「どういう方向に持って行くか?」をハッキリさせた結果・・・
イベントの後に、リアのサスペンション長を約6mm下げ、フロントの高さを出して急激なハンドルの切れ込みを抑えると同時に、アイドリング数と、フロントフォークのテンション値を工夫。アクセルオフでのフロントフォークの沈み込みを利用した向き替えを、色々と練りました。
だから「景色が斜めになっている状態」や「ステップのセンサーが擦っている状態」でも、「倒れる、倒れない」「滑る、滑らない」ではなく「どこでアクセルを閉じる?!開ける?!」「ココで閉じたら?早すぎ? 次はもうチョイ奥で?」・・・・・と言ったことを考えて長方形を走ることが出来ました。
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そして、タイム計測では、長方形での走りを頭に思い浮かべ、「大回りの長方形」「すこし小さめの長方形」の設定があるコースを「頭を使って走る」ことが出来ました。
これって、自分の中ではとんでもない進化です。だから、慎重に走った1回目よりも2回目の方が自信があったのですが・・・
「本当に速い人は2回目が速い。」「気持ちがね!コントロール出来てないと、2回目は駄目」という、代表のアドバイスを地で行ってしましました。(笑)
でも、1回目、2回目ともに、自分としては「積み重ねてきたなにかが、凄く実感出来た」気がしました。これが冒頭に書いた「不満足なりの充実感」の意味です。
もちろん今後の課題としては、「もう少しリアを使いたい」事も有りますし、「大排気量バイクのトルクと出足を活かした走り」も身につけたい・・
・・・等々、今後検討改良実行すべき点もまだまだ有りますが、ハッキリ言って、今回は自分の中では「楽しむ余裕が増えた」のは間違いのないところです。
前々回の「研修イベント」、前回の「体験イベント」においてもたらされた、「車両に対する、他の参加者からのエッセンス」によって、飛躍的に「自分にとって優しいバイク」になりました。両方に出ていなかったら、多分手に入らなかった「宝物」です。
携わって戴いた参加者の方には、本当に感謝しています。
おかげで「次はきっと、もっとこうなるんじゃないか?」と欲も出ますね。(^^)
問題を沢山抱えて、これからも皆さんの走る時間を「お邪魔」することになるかもしれません。
「お前、またかよ~?」って思っても、そこは・・・男なら、「ぐっと我慢」してくださいね。
もちろん、そこは女でも「ぐぐっと我慢」して頂きたいですし・・
ましてや年長のリーダーなら、なおさら「ぐぐぐっと我慢」を熱望します。
そのうち私が皆さんのそれぞれの役割を伝授してもらい引き受けるようになって、今度は私が「ぐっと我慢」する立場になっていれば
・・・きっと「Goodライダー」も、少しは増えていることでしょう。
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ここからは、何の参考にもならないであろう、漠然とした駄文を少し。
「速く走る」と言うことについても、考えさせられました。
今日のOさん、Nさん、そして代表の「走り」には、ちょっと鳥肌が立ちました。
なんつーか・・・
GRAの存在目的や、目指すべき道、考え方・・そういったものは、十分に理解しているんですが・・
なんつーか・・・凄い。
上手く表現出来ませんが、多分・・・
最初から「速さ」の方向に向かって行った結果のタイムでは無いと思う。
「心」「技」「体」「バイク」のバランス、
蓄積されたノウハウ・・それぞれの部分を昇華させたときに、その尺度、結果としての
「タイム」は、やっぱ凄い。
なんつーか・・・凄いと思います。
なんか、ちょっと感激というか感動しました。
途中、Oさんがスリップしたとき、実は瞬間、「だいじょぶ!?」「バイクを起こしにいかなきゃ!」、って思い、腰を上げ掛けて、次の瞬間、代表の「走れ!」のコールで、固まっちゃいました。
「え!?そーゆーもの!!?」「そういう次元??」ってな感じです。
それも・・・なんつーか感動しました。Oさんが再スタートし、ゴールしたときも、鳥肌が立ちました。
なんなんだろう、あの感触は・今もって、不思議な体験でした。
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さて、最後になりますが・・・
「GRAへの参加は、本当に楽しい」と何度も書いてきました。そう思われた方も多いと思います。
その楽しさが「代表、そして有志ですすんで活動している、他の参加者の方々の思い」の上に「甘えることによってもたらされる」のではいけない・・・と実感しています。
もちろんリーダーシップを取るほどの知識も技術も持ち合わせてはいません。
だからこそ、今まで以上に、より一層「自分に何が出来るか?」・・・を考えていかなければ、そして表現し、提案し、具現化し実行するつもりです。
GRAの今後の活動の行方・・・永続的に続けて行く為に必要な事。
それは・・代表が「俺、GRAやってきて良かったよ~(T.T)」と男泣き出来る、
それほどの「代表や他の参加者の充実感」をおいて他には無いはず。
それを作り出すのは・・・私を含め、この文章を読んで頂いた皆さんの仕事です。
頑張りましょうね!(^_^)b
今のご時世、こんな楽しい事、あんまり無いっすから~。
(赤影 さん より)
赤影 さんへ ―
ブログにアップするのが遅くなり申し訳ありません、
今後、早くブログにアップ出来るように頑張ります。
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