ことあるごとに話し合い・・・
( 2009年10月11日開催 研修イベント 参加者寄稿感想文 )
10月11日の研修イベントに参加された皆さん、お疲れ様でした。
いつにもまして、自分なりに走りについての発見や、GRA運営に関する新たな
考え方を見つける事が出来、充実した一日を過ごさせて頂きました。
どうもありがとう御座いました。
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走る事に関しては、十分に「わがまま」に時間を使わせて頂きました。
同じ車種にお乗りの参加者の方が、セッティングにあれやこれやと悩まれていて、
それを別の参加者の方がアドバイスをし、そのやりとりをそばで見ていると、
最近リアサスペンションを交換した自分に有用な情報がポンポン出てきて、
通常イベントとは違って、セッティングしては走り、またセッティングしては
走り・・を繰り返す事が出来、どうやら良い感じに仕上がってきました。
セッティングされたコースは「目的」によって、いくつかのセクションがあり、
セッティングをしてはコースを走り、コースが上手く走れなければ、別の
セクションで練習し、そして再度コースを走り・・・という流れで時間を使えました。
特に自分にとって、とても貴重だったのは、参加者の方に自分のバイクに乗って頂き、
「なにが、どうおかしいのか?」を言葉で伝えて貰ったことです。
自分で自分のバイクに乗っている限り「昨日よりは、ココが変わった」という程度に
セッティングは変えられます。
しかし今回のように第三者から、もっと客観的に、例えば「ハンドルが急激に
切れ込んでいく」という言葉を貰えば「前が下がりすぎているのか?」と考え、
思い切ってフロントを持ち上げてみたりすることが出来ました。
この研修始まる前と終わった後では、フロントのイニシャルで約2.5mm違い、
また、リアに至っては、イニシャルで約4mm、コンプレッションで4ノッチ、
テンションで6ノッチも違っていました。
さらに、これだけ調整したあとで、純正サスペンションを使っている同車種の
参加者の方のサスと、長さを比較してみると殆ど同じ。
これもこのイベントだから出来た比較でしたが、結果的に「変えたリアサスは、
バネレートが非常に高く、まだ初期段階のヘタリすらなく、馴染んでいない」
「極端にフロントだけが沈み、リアが動いていない」などがハッキリと判りました。
これらの事が判ってから、自宅に帰る途中の高速道路や一般道で、
サスの動きに注意して走っていると「もうすこし・・こうしたほうが良いな」と感じ、
自宅に帰ってからさらにフロントのテンション、リアのテンションを調整し、
非常に良い感じになりました。
自分にとっては、足回りを一新した後で、初めてじっくりセッティングをする事が
出来た、貴重なイベントだったと思います。
リアサスを変更してから今日までで、今が一番良い感じになってきました。
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この研修イベントは、「GRAが開催するイベントを更に充実させて GRAの
活動目的に向かって更に一段とレベルアップさせる」というのが目的ですが、
参加人数が5人という事もあり、走る時間も十分ありましたが、それ以上に、
ことあるごとに話し合いをする時間が多く取れました。
特に、GRAの中での、各参加者の「役割」について話し合う時間は貴重でした。
「こうしては?」
「それについてはこういった問題がある」
「ああ、なるほど・・」
「では、こうしたらどうだろう?」
「そこをこうしてくれると、自分はもっと活躍出来る」
「それじゃ、その役割は私がやって・・・」
「よし、それじゃ次回、実際にやってみましょう」といった具合に話が進み、
結果として、私自身が自分のポジションで、何が出来て、さらに何をすべきか?
・・・といった事が、具体的に理解出来たように思います。
また、走行途中で転倒される参加者があり、バイクが壊れ、技術を持っている方を
中心に修理が進みましたが、その途中で別の方から、「今の転倒では、多分・・
あの部分もイッてると思うけど・・」と、言われなければ目がいかない部分の
故障指摘があり、実際に開けてみると、やはりソコが壊れていた・・・等、
それぞれの知識や経験を持ち寄った結果、仮修理と、後々を考えての部品調達を
行うなどがなされていました。これも、GRAのイベントだからこそだと思います。
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日程の最終段階では、コース設定して頂いた参加者の方から解説を頂きましたが、
残念なのは、その解説をもっと早い時間に聞けなかった事です。
これは、自分の「今日のミス」です。
GRAのイベントの中で「わがままを発揮する」ということの一番必要な事が、
「このコースを走行するためのポイント」を自ら聞く事でした。
解説を聞いた後、すぐにコースを走りたかったのですが、その時にはすでに
「片付けの時間」しか残されていませんでした。
次回は、もっと早い段階でこれを実践し、また、初参加の方が「同じミス」を
することが無いように、能動的に自分の役割を果たしていこうと思います。
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日程も消化し、開催場所を提供して頂いた管理事務所に挨拶を済ませ、いつもなら
そのあとすぐに解散ですが、今回はさらにそこから、自然発生的にミーティング
となり「次回のイベントでは、ココをこうしてみよう」という話に花が咲きました。
今のところ、日程の調整が未だ出来ていないため、参加表明は出来ませんが、
都合が付く限り、是非、次回のイベントには参加します。
きっと、今までよりももっと、有意義な運営を行えると思います。
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気がかりだったのは、代表が不参加となってしまった事。
体調が優れないという事しか判りませんでしたが・・・早く元気になって下さい。
もっとも、代表は不在でしたが、GRAの活動は「現状維持」ではなく、少なくとも
私自身は「次回は、もっと有意義に運営出来る」と思える研修イベントだったと
思っています。安心して・・・お体をご自愛下さい。
最後に、今回参加されたメンバーの方へ。
考え方やキャリア、立場などが違えば、それぞれに思いがあり、それぞれに葛藤が
あって、そしてそれをどう融合させ昇華させるかを考える事が出来て、とても楽しく
有意義なイベントでした。どうも有難う御座いました。
私は私のレベルで、出来る限りの活躍をします。そして皆さんが、皆さんの立場、
技量、考え方で活躍出来るよう、精一杯のお節介をさせて頂こうと思います。
次回のイベントで、また皆さんにお会い出来るのを本当に楽しみにしています。
お疲れ様でした。そして有難う御座いました。
by赤影
( 赤影 さんより )
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いつも、いつも 詳細で心の吐息を感じる「感想文」を送付してくださり、大変に助かっております。
特に、今回の感想文は『研修イベント』という事もあってか、いつも以上にシリアスな表現(失礼!)が溢れていて、ご自身も色々と感じ考えるところがあったのではと思います。
とかく、イベントへの参加目的が「速くなりたい」とか「上手くなりたい」だけの人は決して少なくありません。
自分自身の事だけに興味を持ち、他の方々の事は当然の事、そのイベントの開催目的に対する関心や理解さえも無視している人は大変に多くいるものですが ・・
そういう意識や行動自体が イベントの質を落とし、開催団体の意欲を減衰させ、“場”を消滅させる原因になっている事は全く理解の外のようです。
どうぞ、一緒にその辺りの問題に対しても、“わがまま”をいつまでも発揮させる“場”を守り残していくために、より多くの人と一緒に考えていけるようにしましょう。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。
投稿: 事務局 小林 | 2009年10月23日 (金) 22時49分