カテゴリー「GRAツアー」の記事

GRAツアーの開催リポートです

2009年11月27日 (金)

人 こそすべて

( 2009年 11月 8日開催   『 GRAツアー  りんくうRd 』 ・  イベントリポート )

全国各地を巡って開催するシリーズ戦 ・ 『 GRAツアー 2009 』 の最終戦でしたたが、とても充実感が一杯の一日となりました。

なぜ、充実感が一杯だったのだろう?
 
7_cimg1571今回の最終戦の成績でクラス別の年間チャンピオンが決定するが、そのチャンピオン候補になっている者達の熱気が満ち溢れていた為だったのか? いや違う!
きっと、この一年の間にGRAの活動目標の理解を高めると同時に、オートバイに乗る楽しさや奥深さを知り始めた人達の熱気が充実へと繋がったのだと思う。

朝のミーティングを始めた時から高い集中力に包まれていて、基本サークル(円)にターンインとターンアウトを組み合わせての基礎練習の時も、タイムトライアルのコース設営やスタッフの分担作業の時も、参加した全員が一つの事に集中している一体感に溢れたとても気持ちの良い一日でした。

やはり! イベントの充実度は 参加する人によって大きく左右される事を改めて感じさせてくれた一日でした。

 
          **** 以下  今後の課題として ***
   

【 さらに前進する為に 】

上記に述べた様に、当日の 充実感=興奮 は同日夜に当日使用した機材を運搬車両から降ろして整理している時に最大ピークで感じました。

しかし、( 会を運営する者としての性ですが ・ ・ ) 日が経つにつれて当日の反省や今後の対策的な考えが次から次へと出てきていますので、ここに幾つかを列挙します。

最大の反省は “ 心 ” の育成する意識がイベント中で表に出ていなかった事です。
GRA では “ 心 ” を育成するために 参加者に課している努力義務 4ヶ条があります。

Cimg14321   “ わがまま ” (要望) を主張する !
2    人の名前と顔を覚える !

3.   見て見ぬフリをしない !
4.   “ 謝 ” の気持ちを伝える !


以上の 4ヶ条ですが、
先ずはその中で 「 見て見ぬフリをしない! 」 が 殆ど出来ていなかった事に気付いたのです。

「 見て見ぬフリをしない! 」 とは、他の人の言動をしっかりと見て、より良くしていくために必要に応じて、注意や意見、指摘 を その場その場で直接伝えていく事です。
 
しかし実際には、一旦 オートバイに乗ってしまうと周りが見えなくなり、降りても 参加回数の多い者や実績を残している者からは一歩下がった位置(意識の中で)に立ってしまい、結局は お互いに注意や意見を交わす事も無くただ黙々とこなすだけに終わっていた事が大いなる反省として残っています。

   
次は、「 “謝”の気持ちを伝える! 」 が欠けていた事が大きな反省として残っています。

「 “謝” の気持ちを伝える! 」 とは、恩を受けた人や迷惑を掛けてしまった人に対して、感謝や謝意の気持ち直接伝える行為です。

Cimg1448 オートバイに乗る事 は一人で出来る事であり、また 他の人に一切迷惑を掛ける事は無いかの様に思い勝ちですが、実はそうではありません。

特に、こういうイベントで充実した楽しさを味わう事は他の人による準備や企画など様々な行為があってこそ成り立つものであり、会場内でオートバイを走らせ一緒にイベントを協力し合って運営する場合には時として迷惑を掛けてしまっている場合は少なくないものです。

それらの恩恵や迷惑の大きさを、参加した一人一人がはっきりと自覚して、それを直接相手の人に伝える行為はとても大切なので、それを 努力義務の一つとして掲げていたのですが、最後の 「挨拶タイム」 の短い時間で出し切れるとはとても思えないのです。

 
以上、最近のGRAイベントに参加した経験の無い方には理解が難しい内容もあったと思いますが、『 いつまでも  楽しく  安全なオートバイライフ環境を創る(人の育成) 』 という目標へと進んでいくためには欠かす事ができない事なのです。

今後の、GRA活動 や イベント活動において、以上の反省をどの様に活かして改善させていけるかが今回得た大きな課題です。

   
    『 リザルト & コース図 』  へ

〔 感想文 〕

  ○  感想文  1        「 貴重な初参加経験 」
  ○  感想文  2        「 良き一年の 『成果』は・・・  」
  ○  感想文  3        「 参加できたこと “謝謝” です 」
  ○  感想文  4        「 不満足なりの充実感 」
  ○  感想文  5        「 素晴らしい一日 」
  ○  感想文  6        「 会えて、 走れた 」
  ○  感想文  7        「 来年は 」
  ○  感想文  8        「 最後のツアー 」

   
   

2009年11月 3日 (火)

『静岡Rd』 が残してくれた “教訓”

( 2009年 10月 18日開催   『 GRAツアー 静岡Rd 』 イベント  ・  イベントリポート )

10/18に、全国各地を転戦する シリーズ戦  『 GRAツアー 』 の第5戦、静岡Rd(ラウンド)を開催しました。

今年に入ってからの静岡でのイベント開催は 今回で3回目でした。
2月に開催した 『 静岡ミーティング 』 での意見(わがまま)交換 で決まったスケジュールで、4月は 『 “体験”ライディング練習会 』、7月に 『 スポーツライディング ジム 』、そして 今回の 『 GRAツアー 』 だった。

Cimg1399 そんな風に 年初から計画を立てて進めた効果が出たのか? または 静岡の地で “わがまま” パワーを発揮し続けてくれている方の努力が報われたのか? 今回の参加人数はそれ以前と較べて一気に増えました。

 
総勢参加申込み者数は 18名で、その大半を初めてGRAの開催イベントに参加される方々が占めましたが、これが 今回の 『 静岡Rd 』 の大きな特徴となり、今後のイベント活動開催の “課題” や “教訓” を残してくれました。

     *     *    *    *    *    *

既に、GRAの Webサイトやこのブログを何度か読んでくれている人は理解されている通り、GRA の活動の目標は 単に ライディング技術を上達させる事ではなく、【 いつまでも 楽しく 安全な オートバイライフ環境 を育成できる人を育てる 】 という事が目標で、短く言えば 【 人づくり 】 を追い求めています。

Dscn0292 ただ、この目標は 「講義&講釈」では達成できるものでありません。
参加した一人一人が “わがまま” を発揮し合う中で、お互いに刺激し合い、意見や指摘を出し合う環境の中で達成できるものです。
 
 

とは言っても、この方法でイベント開催を成功へと導くには、参加者の中に目標を理解しつつ指摘し合う事にある程度慣れた方が 少なくとも 3割以上占める必要があった様です。
 
今回の場合は、その働きを期待できる方が 18名中 4名程度と少なく、事前にそのハンデを克服する為に幾つかの運営手法を準備して当日を迎えたのですが、GRA が目標としている事を達成するに不十分でした。

この事は “教訓”として、 今後のイベント開催の際に活かしていきますし、今回の 『 静岡Rd 』 は 良い “教訓” を残してくれたイベントとなりました。

    *     *    *    *    *    *

Cimg1408 なお、イベントに参加してくれた方々は、ほぼ全員がマナーも良く、率先して測定業務や機材の設置・撤収などの作業に参加してくれるなど、とても良い印象の方々ばかりでした。
 

事前の 参加申込みMess を 見れば、「 上手くなりたい! 」 という意気込みだけの人や、 「 静岡Rd は ジムカーナ 」 などと誤解している人も少なくなく、朝のミーティングでは時間を掛けて 開催目的 を説明し理解を求めました。
 

Dscn0307 そして、基礎的な走行カリキュラム 「 180度 ターンイン & ターンアウト 」 を 基本サークルをコースに設置して行ない、オートバイ本来の自然な動きの理解と実践を行ないました。
 

Dscn0339 続いて、ミニコースでのタイムトライアル を 行ない、昼休憩時には 「 Fフォークの整列メンテナンス 」 や 「 交換試乗会 」 などで 整備知識や経験値を高めた後、午後からはいよいよ タイムトライアル 本番!

いつもの様に 当日に参加者の “わがまま”(要望) を聞いてから設計と作成を行なったコースは、全体にハイスピード設定でありながら全員が完走できる設定でした。

Cimg1384 こうして、いつもより多くの素敵な方々と一緒にイベントを運営して終了できて、“教訓”とは別に良い想い出も残せた一日でした。

 

  *     *    *    *    *    *

【 悲しい話ですが  ・ ・ ・  】

イベントとは全く関係無いのですが、高速道路上でのライダーのマナーの悪化に心を痛めた日にもなりましたので、ここで一筆入れます。

静岡でのイベント開催は 10年近くほぼ毎年の様に行なっています。
当然、移動の際には常に高速道路(東名高速)を利用していますが、今回の帰路で目にしたライダーのマナーの悪さは最悪でした。

それは、ほぼ制限速度で走行している自動車の間をすり抜ける行為で、走行車線と追い越し車線の間を縫う様に、自動車の速度よりも 20~40km/h以上高い速度で車両間隔 1m以内で抜いていく行為です。

特に、ETC車の土日特別割引が浸透し、週末の渋滞が長く恒常的に発生するようになった為でしょうか、7月の帰路よりも、今回の帰路でそういう光景を目にする回数が一気に増えた様に思えました。

掛川 IC ~  名古屋 IC 間だけで延べ10台以上の オートバイ が 車両間をすり抜けていきました。 その殆どが リッタークラスの車両で、中には タンデムで行なうライダーさえいる程です。

これは 悲しい行為というよりも、 大変に迷惑な行為です。
「 事故するヤツには事故をさせとけ! 」 というような声も聞く事もありますが、ライダーが自動車との接触で事故を起こしたとしても、接触を受けたドライバーにも事故当事者としての責任を負う事になるのは常識です。

そんなライダーをドライバーが見れば、「 オートバイはあぶない! 迷惑だ! 」 という 印象や評価を持つ事も当然の事です。
そういう 印象や評価こそが社会がオートバイに対しての認識となり、他の方へ迷惑を掛けずオートバイとの生活を楽しんでいる方への誤解へとつながり、いつまでも楽しみ続ける事への大きな障害になっているのです。

このように、ハタ迷惑なライダーが、 他のライダー全員に様々な迷惑を掛けている現状があるのですが、私達は何をすべきでしょうか?

ただ単に、一人一人が可能な範囲でルールを守る事を実践するだけで充分なのでしょうか?
GRAは、この問い掛けを常に胸の中に抱きつつ、【 いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフ環境を育成する人 を育てる 】 を目標に活動を続けていきます。

どうぞ、関心のある方は 一緒に 楽しいオートバイライフを満喫していきましょう。

 

  『 リザルト & コース図 』 へ

【 感想文 】

  ○   感想文 1     「 作り上げていくことの喜び 」
  ○   感想文 2     「 満腹! 」
  ○   感想文 3     「 人々とつながりあう ・・・ 」
  ○   感想文 4     「 バーを外しただけで ・・・ 」
  ○   感想文 5     「 円の中心が ・・・ 」
  ○   感想文 6     「 何か熱いものを ・・・ 」
  ○   感想文 7     「 楽しさが一番勉強に 」
  ○   感想文 8     「 さらに仲良く! を目標に 」
 

 
 

2009年10月15日 (木)

ツアーは人との出会いが一番!

( 2009年 9月 27日開催  GRAツアー  「ひょうたん島Rd」  ・  イベントリポート )

やっぱり!   人との出会いが一番 イイ ですね ♪

『 GRAツアー 』 は、全国各地を毎年の様に巡って開催しているのですが、毎年同じ会場で再会し続けている人も居れば、全く初めての方との出会いもあり、いつもエキサイティング・ワクワクする楽しさを感じています。

Cimg1232_a今回の 『ひょうたん島Rd』 (兵庫県の淡路島で開催♪) でもそうでした。

そもそも、この 『 ひょうたん島Rd 』 は、淡路島在住の方の “わがまま”  「 やっ て欲しい!の一言 」で実現したイベントです。

とは言っても、“わがまま” のレベルが高かったから(?)当然のように実現したのですが・・・。
自らすすんで島内各所の開催が可能な場所を6件以上リストアップし、それぞれの場所を管理している会社などへ直接交渉へ行き、開催趣旨の説明して資料を渡して、ようやく会場を確保したほどですから、開催しない訳がありません!

当然、参加申込みした方はその方の心意気と努力を感じている方ばかりだから、意気に感じる方が集まり、波長の合う一体感に満ちた一日になりました。

Cimg1249 途中、予想以上のギャラリーにも恵まれ、時には会場の管理方法について一考を要するような課題も残しましたが、ドキドキ、手作り感満載のイベントでした。

そんな雰囲気は 参加した方からの感想文からも感じ取れると思いますので、ぜひ、参加した方からの感想文もご覧ください。

Cimg1254 また、コメント返信もしていますので、参考までに一読してもらえると幸いです。



  『 リザルト & コース図 』 へ

【 感想文 】

   ○  感想文 1     「 “わがまま”イベント大成功! 」
   ○  感想文 2     「 エンジョイ バイク ライフ 」
   ○  感想文 3     「 何をやっても楽しいのは ・・ 」
   ○  感想文 4     「 9/27  天候  晴れ 」
   ○  感想文 5     「 イベントを作るんだ ・・ 」
   ○  感想文 6     「 はじめての遠征! 」

   ○  感想文 7     「 完走 ( 感想 ) 文 」

2009年8月29日 (土)

熟成が進む♪ “わがまま”イベント

( 2009年 8月16日開催 GRAツアー 長野Rd   ・  イベントリポート )

GRAツアー2009の第3戦『長野Rd』が、恒例の 8月16日に開催された。
開催会場はいつもお馴染みの“アルピコ自動車学校・中央校”だ。

Dscn9860 一般的に、GRA開催イベントへの参加者数はそう多くない。 いや、実際には少ない!と言って良いほどだ。
しかし、少ないからこそ充実した参加した一人一人にとっては充分に練習できるし、質問や講習が受けられて充実イベントになるのだ。
今年の予約者数は 9名だったけど、その殆どが充実イベントを愛する者達だったので、それは様々な面で充実した一日となった。

Dscn9839 朝一番のミーティングでは、恒例となった“わがまま”(要望)発表を全員が行なったが、「ノーブレーキ小旋回」や「フロントフォークに合わせたセッティングを!」とか、「他の人の車両を試乗したい!」とか「クロソイドラインを使ってのアクセルの2度開け」などの高度(?)な内容もあったが、一番嬉しかったのは 2度目の参加なのに“わがまま”を箇条書きして用意してくれた方が居た事だ。

こうして真夏の『長野Rd』は“わがまま”発表で始まり、“挨拶タイム”でお互いに自己紹介をし合ってから、いよいよ全員でのウォームアップ&練習走行へと進んでいったのだった。

Dscn9849 午前中は参加した全員が各自の“わがまま”に合わせて練習したりセッティングをしたりして過ごしたが、その中で特に目を惹いたのは“赤いイタリア車”のセッティング作業だった。
約1年前に購入したオーナーは、「この車両はこんなコースでの走りはこんなモノ」と最初から諦め気味だった。確かにハンドルの切れ角は少なくて2気筒の大排気量独特のエンジンパルスで小旋回は難しそうだ。しかし! GRAのイベントでは諦めてはいけない。
Cimg0960 前後の車高バランスの再設定に始まり、前後のダンパーの(簡易)バランス設定、そしてフロントフォークのイニシャル荷重設定を繰り返すと・・・、ナント! 全体のバランスをとっただけで車体全体が軽く感じられるだけでなく、小さな旋回が必要なセクションでさえも苦も無く走れるようになり、当然の様に中高速のセクションは水を得た魚のようになったのでした。
もしかすると、彼が一番“わがまま”(要望)で得たモノが大きかったかも知れない!

Dscn9859 そうして各自の“わがまま”追及で午前中は終わり、午後一番には「サークル理論」を踏まえてのアクセルOFFとONのポイントの研究や実践的なライン取りの練習を小一時間行ない、いよいよお楽しみのタイムトライアルとなった。

いつものように、タイムトライアルコースの設計は参加者の要望を聞いた上で、全員が確実に完走できて楽しめる設定を行なうのだが、何しろ今回は赤いイタリア車が居るからどちらかと言えば中高速設定のコースとなった。

Dscn9917_2一台ずつスタートし、ほぼ全員が昨年以上に腕を上げていてスムーズな走りを見せて、いよいよゴール間近になればコースに励ましの声援が響く。
「もう少し がんばれ!」 「あけろ~(?)」などの声援に励まされるようにゴールした後に響く祝福の拍手ほど嬉しいものはない。心通じ合わせ、お互いに励まし合える人が見守る中で精一杯走れる事ほど嬉しい事はないからだ。
 
 

Dscn9911この『長野Rd』の様に、GRAでは『GRAツアー』としては全国各地でのイベント開催に取り組んでいるので、また機会があれば参加して欲しいし、可能であれば「こっちの地域で開催して欲しい!」という要望も寄せて欲しい。
オートバイと真剣に一緒に楽しむイベントでお会いしましょう!



『 リザルト  &  コース図 』 へ
 
○  感想文 1    「 Rd の特徴って ・ ・ ・ 」
○  感想文 2    「 長野は~♪ ええとこだっせぇ~♪ 」
○  感想文 3    「 活気と同時に温かい雰囲気が ・ ・ ・ 」
 

2009年8月 1日 (土)

サークル理論 と フロント旋回 ?

( 2009年 7月26日開催 GRAツアー 大阪Rd   ・  イベントリポート )

梅雨明け宣言が未だ出ず、直前には 九州北部と中国地方に大雨による大きな被害の報道があり、週間天気予報では イベント当日は雨マーク。

Cimg0807 半分諦めながら ・・・ イベント前夜に確認した天気予報の言う事には、「 降水確率は 午前:50%、 午後:60% 」 と絶望(?)に近い宣告だった。
しかし、イベント当日朝、雨具をしっかりと用意して会場へと赴いたが、誰かの日頃の行ないが良かったのか? 雨男が来なかったからなのか? 終日 ほぼ雨は降らず時折強い日差しが差し込む様な天候に恵まれた。

そうなると現金なもので、(ライダーなら共感できるでしょう♪) 何故だか得をしたように感じ、楽しい気分が溢れ、そんな気持ちのまま最後まで過ごせた特別の日となった。

Cimg0816 

 
 
 
 
GRAツアーといっても、いつもの様に事前にスケジュールやカリキュラムは決めないで、当日参加した人が出す “わがまま” (要望) で何をするのかを決めるのが GRA流ルール(“わがまま”ルール?)だ。
でも、そこは 参加する人も多少は慣れてきていて、次から次に“わがまま”が溢れ出てきて、どれもが基礎カリキュラム的なものばかり。

  ( 午前中はずっとセッティングしたい! という剛の者も一人
     居たが・・・ )

Cimg0826 それでは!と、 基礎カリキュラムの中から 「サークル理論」を選び、それの基礎練習から始めて応用パターンの練習へと進む事になった。
順調に各レベルの練習が進み時計の針がお昼前の時刻を指す頃に提案をした。

  「どうだろう? このまま昼休みに入る? 」
  「それとも、フロント荷重でのフロント主導のターン練習をしてみない?」

(当然!のように?) 参加者全員が更に新しいパターンの走行練習を選んだのだった。
Cimg0847 フロント主導のターンとは、前後タイヤにほぼ同等な荷重を掛けて行なう一般的なターンの手法とは異なり、高目の進入速度と切り返しを利用してフロントタイヤへ荷重を一気に掛け、あたかもフロントタイヤだけで旋回しているような挙動を利用してターンだ。

もちろん、全ての練習の基本はノーブレーキからだから、最初はノーブレーキで荷重移動させるコツとリズムを掴む。
慣れてきた頃に指一本分位のフロントブレーキをターン前半 1/3 ~ 1/2 区間だけ併用すると ・・・ 、更にフロントタイヤの主張がはっきりと出てきて一層小さく鋭いターンを初めて体験する方が続出 !♪

Cimg0822   ( そうかぁ~~~  殆ど知られていない技術なのかぁ~♪ )

  ( このテクニックとを身に付ければ、次の応用
     として  逆に積極的にフロントから荷重を抜いてターンさせる「慣性ターン」へつながるのだけど ・・  暫くは内緒にしておこうか?  わがままで要求があるかな ?♪)

Cimg0889
以上のように “わがまま”(要望)から始まった練習内容だったけど、参加した人にとっては大きな“ヒント”や“感動”の詰まった練習になったようだった。
詳しくは、参加した人からの「感想文」で確認して欲しい。

   *     *     *     *     *     *     *

さて、今回のイベントから新しく加わった“モノ” があった。

それは、【 わがまま大賞 】だ。
Cimg0884 朝一のミーティングで“わがまま”(要望)を主張するだけでなく、一日を通じて“わがまま”を主張して成果のある一日にしようとした人を表彰するものだ。
今回は、「 オートバイに乗ってチェックしてみて! 」 と要望を出してくれた 二人が 【わがまま大賞】をゲット! 暑い一日の最後のひと時、ノンアルコールビール(今回の賞品)をおいしそうに (皆の前で・・) 飲み干したのでした。

   *     *     *     *     *     *     *

Cimg0812 GRAのイベントは慣れた人や上手な人が中心になって進みません。

「やりたい事」や「知りたい事」を しっかりと
目標に持って、はっきりと主張して要望を出
せる人が原動力です。

Cimg0813 どうぞ、初参加になる人も気兼ね無く体験して欲しいし、 「こちらの地域で開催して欲しい!」 という人も大いに歓迎しています。

一緒に オートバイの楽しい世界を味わい、
より良いオートバイとの生活や関係を創り上げましょう。

  『 リザルト & コース図 』 へ

  通信ボ (イベントと参加者への講評) 』 へ

 
  ○  感想文 1    「 不思議と爽快な気分でした 」
  ○  感想文 2    「 えぇ  アドバイス もろた !!! 」
  ○  感想文 3    「 タイムは悪かったけど、でも ・・・ 」
  ○  感想文 4    「 人工衛星になった感じ 」
  ○  感想文 5    「 ウチの子は、偉い!! 」
  ○  感想文 6    「 これからも基本練習を ・・・ 」
  ○  感想文 7    「 キレ とは ・・・ 」
 

2009年5月17日 (日)

GRAツアー って、セッティング練習会なの?♪

( 2009年 5月5日開催・ 『 GRAツアー  びわこRd 』 のリポートです )

全国各地を転戦するのが 『GRAツアー』 です。
その前身は1995年から開催を始めたイベントで、開催地は沖縄から北海道、参加者人数は 100名を超す事も珍しくなかったのですが ・・・、
今は開催の目的はずいぶんと変化しています。

『 ライダー自身の幸せを、ライダー自身で創り出そう 』 という考えから、イベントに参加した全員が “わがまま”(要望/要求) を出し合い、全員にとって納得のできるイベントを一緒に創るという GRAのイベント開催の主旨を目一杯に展開しているのです。

Img_0091 そのため、参加人数は少なくても OK!、( 逆に少ない方が充実度が高まる!)
イベントで行なうカリキュラムやスケジュールは当日に参加者の “わがまま” で決めるし、 コース設定も当日に“わがまま” を受けてから行なう! ・・ 等、以前のGRAイベントを知っている人には想像できないだろう。
いや! 他の色々なイベントへの参加経験がある人でも同じかも知れない♪

・・・ という訳で、 当日は 【 セッティング練習 】 を行なう事になった !!

オートバイの事を深く知り、ライディング技術を高めたいと思えば思うほどに、オートバイのコンディションをより良い状態にセッティング(調律)したいと願うのは当然だ。

Img_0276_2 ギターの場合でさえ全ての弦の調律を行なってから弾くもの。
ギターの弦の数以上に調律すべき箇所が多いオートバイだからこそ!しっかりと調律(セッティング&メンテナンス)する事は基本といえる。
   

しかも、ギターとは違い、調律のとれたオートバイはどんなセクションも自然に走ってくれるから、より正しいライディング技術が身に付くし安全にもつながるのだ。

もちろん、セッティングに励まずに走行練習をするのも自由だ。
当日は初参加だった M さんもそんな一人だった。 「8の字走行の練習がしたい!」 と “わがまま”(要望)出して黙々と練習していたのだが ・・・・ 、
「 左旋回は何ともないけど、右が怖い! 」 との事。
確かに、左に較べて右旋回はぎこちない走りにはなっていて、本人はそれを矯正するために一生懸命に練習をしていた。

Img_0199 そこで、「 フロントフォークの整列出しをしてみませんか? 」 と提案をして簡易調整をした後に 「8の字走行」をしてみると ・ ・ ・ 、
「気になっていた左右の差が少なくなりました!」という感想があり、確かに右側の旋回がずっとスムーズに変わっていた。

これも “調律” 作業の一つで大切な事だと身体で理解してもらえただろう。( 作業内容は メンテナンス に相当 )

こんな風に、『 いつまでも楽しく、安全に 』 オートバイとの生活を続けていくために必要な環境を GRAでは創り続けていくし、一緒になって そんな環境を創り守っていく人の参加を大いに歓迎しています。

一緒に 大きな “わがまま”(要望/要求) をぶつけ合いながら、イベントの内容を決めていく活動に参加してみませんか?

  「 リザルト & コース図 」 へ

  ○  感想文 1
  ○  感想文 2

2008年11月29日 (土)

11月23日 GRAツアー 神戸Rd(ラウンド)

たっぷり  一日を楽しんでしまいましたよ ~~ ♪

そう!  神戸Rd当日は 雨も降らず、気温も寒くなく、会場は広くて、参加者は全員で6名!
しかも、殆どが以前から参加経験が多い人ばかりだから、全員が 「やりたい事」 を主張し合ってカリキュラムやスケジュールを当日に決めていく進め方も知っているから心強い!
初参加の人を残る全員でうまくフォローしていけば大丈夫 ♪

えっ?  参加人数が少ないと寂しいって?
確かに、多い方が賑やかだよね。
でも、多ければ多いほどに、イベントの中で自分の 「やりたい事!」 が採用される機会が減るし、練習時間も少なくなるし、上達するためのアドバイスやヒントも得難くなるし、何よりも コミュニケーションも浅くなってしまうんだ。

だから、 今回の神戸Rd(ラウンド)は ストレスも感じる事無く、全員がリラックスして充分に楽しめた筈 ♪ ( 本当は もう少し多い方がイイけどね ♪ )

Dscn9087 では、どんな一日だったかリポートしよう。
「やりたい事!」 を 出し合った結果、午前中は走行練習する事になり、最初は O君の要望で “オフセットスラローム” だった。  ピッチの狭いパターン や 広くて速度が出るパターンまでたっぷり走り込んで 満足 ♪

次は 「静岡Rd のコースの最後のセクションを解説付きで練習したい!」 と、少々ワガママな要望に応える事になったのだ。  10mピッチの4本パイロン90°ターンセクションと直線スラロームとの複合セクションを早速作り練習だ!
最初は90°ターンの連続練習を全員で連なって走り 「ハムスター走行!(?)」
そして、90°ターンの基本的な走行解説を加えて練習の後に、直線スラロームを加えた複合セクションを一人ひとりタイム測定を繰り返して、理論的にも実践でもベストの走りをたっぷりと追求していると ・・ もう! 昼食時間 ♪

午後からは楽しみのタイムトライアル ♪
全員の希望を聞き、その場で考えて作成したコースは、誰でも完走できる設定だけどタイムを出すのは難しいコース、つまり “頭” を使う事が求められるややハイスピード気味のコースだった。

た・確かに! コースはおもしろい ♪♪
でも、 参加者のレベルに甘えてしまって、覚えるのが少し難しい設定になってしまったようだ。 ベテランでもミスコースを繰り返す人が続出だぁ!
「ごめんなさい!」   2ヒート測定後の コース攻略解説 と “キモ”となったセクションを繰り返し練習して、その後の “幻の第3ヒート” で充分に堪能できた様子 ♪

Dscn9146_3  (  ※  コースは全ての方が完走できるレベルで作成しますから、ご安心を ♪  )










最後に 「社会人ライダーとしての意識」 を全員でミーティングして一日が終わった。

そして、反省としては、 殆どが良く知っている間柄だったので、 「 緊張感に欠け、お互いにルーズになった面が多かった 」 という事だ。
個々人の満足度は高かったとしても、やっぱり目標を持って開催している限りは、意識を常に高く保ち合える “つき合い” が必要ですね !!

次の機会には、今回の経験を活かすという “目標” を見つけられた一日でした。

2008年10月29日 (水)

10月26日 GRAツアー 静岡Rd (ラウンド)

天気予報に反して陽が差さず、時おり小雨が降るコンディションではあったが ・ ・
それとは対照的に、参加した全員にとって 楽しくも得るモノが多い、想い出に残る一日になった事は間違いないだろう!

Dscn8869 午前中に行なったのは、 オートバイの基本的な動きを習得する練習 ・ 『 180°ターンイン 』 。そしてその後には、実際のコースで応用する練習でオートバイと会話しつつ走らせる練習も良かったに違いない!

全員で挨拶を交わし、全員で協力しあってイベントを盛り上げられたのも良かったし、他では見られない大胆かつ緻密な攻略がタイム測定コースもきっと良かったに違いない!

そして、最後の最後に 『 長~い 6秒間のゴール 』 があった事も、深く想い出になったに違いない ♪


    *  *  *  *  *   (以下 敬称略)   *  *  *  *  *

長~い 6秒間のゴール ・ ・ それは、最終走者 小林 の第2ヒートのゴールでのハプニング!
スタート前には 地元静岡の 丸山 が 第1ヒートの結果を逆転して暫定トップに立っていて、負けられない 小林 はスタート後から丁寧かつアグレッシブにコースを攻めていく!
そして、最後の回転セクションを終えて力強くゴールイン! ゴールエリアを隅から隅まで目一杯使ってタイムを稼ぐいつもの走りだ !!

しかし! ゴール直後の愛車・トライアンフ君のご機嫌が “斜め” だ。
元気よくゴールインした反動か? 右側にバランスを崩し、深~く バンクしたまま ブルブルと震えているではないか!  必死に転倒をこらえて 真っ直ぐに立とうとして頑張っているけなげな姿が ・ ・ ・

体をぶるぶると震わせながら ゴールの周りにいる人に訴えかける トライアンフ君の声 ・・  「た・助けて~~」

でも、ゴール内の転倒は 3秒のペナルティになるから、誰も助けるに助けられない! ・・ 「 助けてしまったら 3秒ペナルティ、 だから ・ ・ 頑張って! 」

声にならない声援を受けつつ6秒間は頑張ってはみたが ・ ・ 最後にはあえなくゆっくりと転倒 ♪
その瞬間に、一斉に多くの人が 駆け付けて助けてくれた ♪♪
きっと、今回の 静岡Rd(ラウンド) の想い出として語り継がれていく ドラマ であっただろう ♪♪

2008年8月23日 (土)

8月16日 GRAツアー 長野Rd

いやぁ~~   今年の夏も暑かった(過去形?)ですねぇ~~ ♪

毎年、8月16日の開催が恒例となっている 『 長野Rd 』
ジムカーナグランプリ時代から連続して 14回目! 1995年8月から毎年の恒例イベントですね。

・・で、今年はどうだったかって??
もちろん! 楽しかったし、良い参加者にも恵まれて、充実した一日になりましたよ ♪

とは言っても、事前の参加予定人数は 7名、それも 以前から長野のイベントに参加し続けてくれている人がメインで初参加の人は居なかったので、本心を言えば 「ちょっと 寂しいな!」 だったのですが ・・・・

Pict1071_a_4でも! 門を開けてみれば嬉しい事が!
初参加で当日参加予定の人が ナント 4名も来てくれて、しかも その全員がイベントの趣旨の理解と行動に努めてくれるような人達ばかりだったから、嬉しさも十倍でしたよ。

さて、ここで 【 お互いを支えあう 】 という イベントでの運営テーマを説明しておきましょう。
これは、参加した一人一人が他の人とコミュニケーションを取り、支えや指摘が必要な時には気付いた人が行なってあげて、逆に支えや助けが必要な場合には周りの人に支えてもらいながらイベントを進めていくやり方です。

まあ、細かい経過は抜きとして! 【 お互いを支えあう 】 というテーマを全員が意識してくれたお陰もあって、今年の “長野” は 例年以上に何もかも充実した一日になったのですよ。

だから、今からもう! 来年の “長野”が楽しみで! 楽しみで! 仕方ないほどなのです。
では、皆さん、来年の8月16日 “長野” で会いましょうね ♪

GRA代表:小林の紹介

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