カテゴリー「セッティング練習会」の記事

セッティング練習会の開催リポートです

2010年8月 3日 (火)

理解深まる!充実したセッティング練習会

( 2010年 5月 30日開催   『 セッティング練習会 』 ・  イベントリポート )

静岡では初めての開催となります『 セッティング練習会 』です。

オートバイという乗り物は、ちょっとした調整を行うだけで、とても乗りやすくなります。
右と左では曲がりやすさが違うと感じたり、タイヤの空気圧は正常なのに後ろタイヤが滑りやすいと感じていたり・・・そんな悩みを解消できると思いますよ!

*  *  *  *  *  *  *  *

Dscn0848 今回の練習会の参加者は、「イベントを一日全てを仕切るのが初めて」の私と、
「GRAイベントに参加するのが初めて」のMさんの二人となりました。

Mさんには、「GRAのことや、やり方を理解してもって、実践してもらう」ことと、

「わがままをたくさんだしてもらう」ということを希望しました。

”わがまま”については、一対一ですので好きなだけ出していただけたと思われます。


Mさんの愛車はKawasakiのW650です。
車検が済んだばかりということですので、仕上がりを確認しながら始めてみました。

Dscn0835_2 
リアのサスペンションを縮めながら”チェーンの張り具合”をみていきましたが、チェーンの一番張る場所でも、少し余裕のある丁度良い張り具合でした。

フロントとリアのホイールを浮かして回してみましたが、淀みも無くクルクルと回ります。
ディスク板の歪みも無く、回転部のフリクションも少ない様子が伺えました。
なかなかレベルの高い整備が行われているようで、安心しました。

さあ、今度は調律です。

Dscn0833 まずは、フロントタイヤを浮かしたままハンドルを左右にきってみました。
右はスムーズにきれるのですが、左は違和感がありました。
よーく見てみると、ハンドルストッパーにワイヤーがひっかかるようです。
これをタイラップで他のワイヤーと一緒の位置に縛ってみました。

この状態で、パイロン4本の正方形を走ってもらいました。
結果は「左に曲がるときの違和感がなくなりました!」とのこと。
たった一本のタイラップですぐにでも体験できる調整が出来るのです!

続いて、フロントフォークの整列を行いました。
ほんの少しのズレでしたが、Mさんの納得のいくまで整列を行ってもらいました。
締め付けるネジも、片側を一気に締めていくと整列がズレてしまいます。
左右で少しずつ締めていきます。

Dscn0872 ここでも、実際に乗って体感してもらいました。
先程の変わりようはないようですが、左右の曲がる感覚が近くなったようです。

ここまで体感してもらえれば、こちらも嬉しい限りです。

この後は、リアサスペンションの調整を行ったりと、いろいろなことを行いました。

*  *  *  *  *  *  *  *

イベント開催中、お借りしている敷地内へ一般の方が入ってきてしまうということが何度もありました。
やはり、事故等の可能性もありますし、責任問題もありますので、敷地外への退出をお願いするのですが、Mさんにも一般の方に退出をお願いする場面もあり、自発的にゲートを閉めに行ってくれたりと、自分の考えで行動していただけました。

Dscn0840また、人数的に少ないものですがから、いろいろな役割をしていただきました。
帰りには、二人で管理者に挨拶に伺い、会計も確認し、解散となりました。

Mさんには、GRAのイベントがどういったものなのか、そしてGRAという団体がどいういものなのかを体感してもらえてと思います。

Dscn0842オートバイを長く楽しめる環境を作っていける仲間が増えることを願っています。
また、静岡でイベントを開けるようにコメントをお待ちしております。
   
   
   

〔 感想文 〕

  ○  感想文          「 GRAの活動への理解が深まりました 」

2009年8月21日 (金)

正しい整備知識はライダー必須アイテムの筈 ??

( 2009年 8月 9日開催  セッティング練習会  ・  イベントリポート )

オートバイの構造は比較的簡単だ!
そして、整備や調整も比較的簡単だ!!

何と比較しての話かと言えば、四輪車と較べての話だ。

オートバイの構造は外観から見て理解しやすい。
(フルカウル車も同じで、カウルの取り外しは容易で、外せば構造が剥き出しだ)
Ek031_l_2  
 
四輪車だとこうはいかない。
肝心な構造は車体の下に潜ったり、タイヤを外したりしなければ見えてこない。そして、エンジン関連になると、特に最近の車両ではボンネットを開いてもカバー類でシールドされてしまい、補機類や構造さえ見えない程だから。

 
オートバイの整備はしやすく、調整も簡単だ!
その構造が簡単に見てとれるし、基本的な構造やレイアウト、メカニズムは 40年以上大きく変化していないから覚え易い。
 

Ek090_l_2 四輪車だとこうはいかない!
サスペンションの形式だけでも多くの形式があり、駆動形式さえも様々だ。
しかも、それぞれの部品の取りつけ方法に調整可能な箇所は殆ど無いのだ。
 

 
だから、オートバイの整備や調整はやりやすく、基本的な調整知識は広まっていて、実際に整備や調整をしている人が多いのだ。

* * * * * *

しかし、その構造の分かり易さや整備のし易さが、安易で安直な調整や整備を広まらせる要因となっているように思う。

0089211_2 一般道を走っている二輪車の整備や改造などの状態をチェックするだけで、皆さんにもこの危惧に同感してもらえるだろう。 重要な保安部品を安易に交換したり、元の車両が判別できないほどに改造された車両も珍しくないからだ。
 
もちろん!実際にGRAのイベントにその様な車両は参加しないし、殆どの参加者はオートバイの本来の状態を大切にする様な人ばかりだ。
 
 
しかし、そんなオートバイに関心が高く、整備や調整に対して人一倍熱心に取り組んでいる人達であっても、実は 基本的な整備情報は意外と不足しているのが殆どだ。

 

0004721_2 熱心で真面目な人でも 正しい基本的な整備情報が得られないのは、私達を取り巻くオートバイ整備知識についての環境レベルの低さが原因であろう。
そんな環境レベルの中に居る限り、調整(セットアップ)の正しい原理や知識を得るのは更に至難な業である。

* * * * * *

私達 GRA では、より正しい整備知識を多くの方へ広め、その整備の上での各部の調整(セットアップ)の知識や経験を深めてもらうため、『 セッティング練習会 』 を開催しています。
 
実際に今回 初めて 『 セッティング練習会 』 に参加された方の車両の意外な整備不良が発見され、その場で修正した後のあまりにも大きな違いに驚いた方が 居た程です。
 

Cimg0931_2この様に、一般に知られている整備や調整の知識レベルは低い場合が多く、公道を走行する際の安全性を損なってしまっている場合も少なくありません。
その為、『 セッティング練習会 』 に限らず、他のイベントの場合でも要望(わがまま)に応じて車両の整備や調整に関する相談や指導に応じています。

 
どうぞ、より良い状態の愛車で、より安全で楽しい走りを満喫しませんか 。
 
 
   ○  感想文 1  「 考えて、感じていくと愛車との距離は ・・・ 」
   ○  感想文 2  「 フロントフォークが ・ ・ ・ 」
   ○  感想文 3  「 よく見えるようになりました 」
 
 

2009年6月11日 (木)

初参加で 「眼からウロコが ・・・!」

( 2009年5月31日開催 セッティング練習会 リポート )

“セッティング”という言葉を聞くと専門知識が必要で特殊な作業のように考えている人は多いでしょう。
まして、オートバイのセッティングなんて、購入したままの状態でもきちんと走るし、上手に走れないのは乗っているライダーの技量が無いからで、上手に乗れる特別の人だけが行なう作業と考えてしまうライダーがほとんどですが、それは間違いだと言えます。

Cimg0479 それは、セッティングを調律という言葉に置き換えてみれば分かってもらえるはず。

ギターを弾く時には、最初に必ず弦を調律(チューニング)するのが当たり前です。
ピアノを練習する場合でも、きちんと調律したピアノで練習しないと間違った音感が身に付いて“オンチ(?)”に育ってしまうのは常識です。

実は、それと同じようにオートバイの場合も調律(セッティング)は必要なのです。しかも、オートバイはギターやピアノに負けず劣らず高価なうえに、怪我や命にも関わる可能性の高い乗り物ですから、オートバイの調子を整えてライダーに合わせての調律(セッティング)作業はとても大切な事です。

そんなセッティングの知識と作業を、オートバイのモデルの新旧を問わず、ライダーが初心者や初級者であっても、分かり易く講習している日本では数少ないイベントが GRA主催の『セッティング練習会』なのです。

  *   *   *   *   *   *   *

今回の『セッティング練習会』への参加者は4名と少なく、それだけにかなり充実した一日になったようだった。

4名の内、3名は参加経験も積んでセッティングの大切さを実感している方だったので、時折、基本的な理論や不足している知識などをアドバイスで補足するだけで、後は自発的にしっかりとした調整作業が進められたようだ。

Cimg0480 中には、リアホイールを外してスウィングアームまで外してのメンテナンス作業を始める人も出てくるなど、メインテナンス(整備)の基本まで遡ってしっかりとした作業を行なう人も出てきたほどでした。
 

そして、残り一人の方は今回が初参加の方で、ある程度の基本的な整備は自身で施される程の方でしたが、セッティング(調整/調律)の基本の説明と実際に持参車両へ施した場合の大きな変化に驚き、「眼からウロコが・・・!」という感想を頂戴したほどでした。

Cimg0475 とは言っても、セッティングは奥深い世界です。初参加の方の場合には基本の説明と求めに応じて簡単な調整しか行ないません。
今回も、「リアサスペンションの最適プリロード調整」「前後の車高バランス調整」「フロントフォークの整列」などと、試乗を行なって簡単にイニシャルやダンピングなどを微調整しただけでしたが、調整後はよりバランスがとれてより安心して乗れるオートバイへと変化したようです。

  *   *   *   *   *   *   *

とかく、上手に乗れないのはライダーの責任だと考え勝ちですが、オートバイのコンディションが悪かったりライダーに合わせた調整(セッティング)がされていない場合が多く、上手に安全に乗れるためにもセッティングは大変に大切な要素です。

「オートバイに上手に乗れない!」「なかなか上達しない!」と感じている人こそ、私達が開催している『セッティング練習会』などを利用して、オートバイといつまでも楽しく付き合っていける関係を築いて欲しいものです。

Cimg0473  『 通信ボ 』 へ

  『 感想文 1 』 へ

   
    

2009年4月28日 (火)

午前中:バタバタ、 午後:充実・・(か?)

( 2009年4月26日開催  セッティング練習会 の 開催リポート )

GRA が行なっている他に例を見ないイベントが 『 セッティング練習会 』 だ。

正しくライディング技術を磨くのには 車両の状態をより正しい状態にセットアップするのが必要なので、通常行なっている走行がメインのイベントでも 車両のセットアップを行なっているが ・・・、

Cimg0335_2 その際にセットアップの大切さや 効果の実感が浸透してきたのか、今回の予約者は 9名と多く、その上に当日参加の方まで出たほどに盛況だった。

しかし、当日は生憎の空模様となってしまい、予定内容が大きく影響を受けた上に、運営責任を担う私自身が寝不足による体調不良を引きずってしまい、参加した方にとっては充分に満足できる内容であったか不安が残っている。

では、当日の様子を順に説明していこう。

     *    *   *    *    *    *   *   *

天気予報で降水確率が AM 30%  PM 20%、最高気温は低く 15℃ほど、そして 強風の恐れあり!  だったが、正に 天気予想通りだった。

集合場所では 予約した全員と当日参加の方がきちん(?)と集まっていて、そのまま会場へと移動する。
しかし、会場へ着くと予想以上に風が強く、配布する資料どころか荷物さえ飛んでいきそうなほどの勢いだ。

仕方無く、予定していた路面コンディションとロケーションの良い場所を諦め、風の影響を最も受け難い場所へ移動して、そこを中心としてイベントを進める事にする。

Cimg0314 用心の為に準備していたテントが風に飛ばされない様に固定するなど、設置関連の作業で意外に時間が掛かり、ようやくミーティングを開始して、ストレッチ&ウォームアップ走行、そして レクチャー(座学)へと進むが ・・・ 、
ここで懸念していた雨が降り出しテントが役に立つ。

そんな慌しい状況の中で午前中の時間が終わり、昼休みとなる。

Cimg0317 ただ、天候に大きく左右されたのは午前中までだったのが助かった。
午後からは、昼休みの間に追加手配したテントが増設された事もあり、テントの下で順番良く車体のコンディションを整える人や、フロントフォークの残ストロークを改めて質問を重ねながらセットアップする人、協力しあってリアサスペンションのプリロード設定を進めていく人、「 乗ってみてCimg0326 感想を! 」と言われて 他の人のオートバイのセットアップ状態について感想を出す人 ・・ 等、そこら中で 賑やかに作業を続いている様子はある種の感動(?)さえ感じるほどだ。

途中、より正しい チェーンの遊び調整の方法(極意?)を実践したり、前後のタイヤの整列どりの実演、それにリアサスペンションのフリクションの確認方法やその低減方法の実践や フロントフォークの整列など、全員を集めてのレクチャーや “わがまま”(要望&要求)に応じての 個別レクチャーも混じりつつどんどんと時間が経っていく。

オートバイを触っては(調整しては)、乗って、感じて、記録する。
そして より良い状態を求めて、触って、乗って、感じて、記録するの作業は、実際に効果が確かめられたりするから充実し、時間が幾らあっても足りなくなる程だ。

Cimg0311 ただ、天候は致し方無いが、私自身が充分な体調で無かった為に、必要なタイミングで休憩タイムを入れたり、確認タイムを入れて気持ちのリセットを促すなどの気配りが充分で無かったと感じている。
この点は、今回参加された方々に申し訳なく思っています。

どうか、この件についてはこれからも機会がある度にセットアップ指南などでフォローしていくし、【 通信ボ 】 でもより的確なアドバイスを目指しているのでご容赦願いたい。

Cimg0312 また、誠に勝手なお願いかも知れないが ・ ・ ・
次回以降、私の頭脳が充分に機能してなくて、必要と思われる処置や指示が抜けてしまっていたならば、是非 その場で必要な “指示” をお願いしたい。
それこそが、イベントの内容を充実させる事に直接つながる “わがまま” だと思うからです。

〔 あとがき 〕

今回の 『セッティング練習会』 は、“わがままパワー” 発揮(養成?)イベント作りを始めてから初めての セッティング練習会となりました。

“わがまま”イベントでは、参加の要望に合わせてカリキュラムを進める形式で、 今までのようにある程度のレクチャー内容を事前に用意して臨んだ 『セッティング練習会』 と 今回のイベントとは運営面で慣れが必要であると実感しました。

Cimg0338 ただ、今回経験したお陰で次回以降は より充実した『 セッティング練習会 』 を運営できる見込みもできましたので、 どうぞ 次回以降も より多くの “わがまま”一杯に参加を期待しています。

   ○   感想文  1
   ○   感想文  2
   ○   感想文  3
   ○   感想文  4       ○   感想文  5

2008年11月14日 (金)

11月 9日 セッティング練習会

さて、今回は 他では開催例が殆どない “セッティング”の 講習&練習 を行なうイベントだった。
“セッティング” というと、マニアな人が追い求める“モノ”と誤解が多い。
通勤や街乗り & ツーリング に使う限りは関係無いと考えている人が多い。
しかし、実際には大きな大間違いなのにね ♪

そこには、「どんなオートバイでも乗りこなすのが上手さの証明♪」 という、日本で根強く浸透してしまっている誤った考えの影響があるのだろう。
オートバイメーカーを想定している標準体格の人(身長170cm前後、体重60kg?) の人がいつも新車に乗っているなら分かるけど、 想定体格から外れていたり、コンディションが徐々に落ちてきた走行距離が 5000km以上の車両 では、体に合わせた調整をしたり、コンディションを整える整備をした方がずっと安全に走れるのは当然だ。
まして、少しでも上手く走れるようにと考えている人は、セットアップを考える価値は充分にあるから覚えておいてください ♪

さて、先日開催した 『セッティング練習会』 の様子をリポートしよう。
朝のミーティングの後、いつものように簡単なコースを何周か充分に走り、それから温まったタイヤのエア圧を全員で測ったのです。
タイヤはオートバイにとって一番大切な部品で、その性能や特性はエア圧に大きく依存しているから特に気を遣うところです。


Cimg0062 それからは、右90°コーナー、 左90°コーナー そして 簡単なオフセットスラロームを組み合わせた短いコースで何周も慣れるまで走り、充分に慣れた頃にスタートからゴールする迄にかかる時間を測定したのです。(1/1000秒まで正確に測定)

そして、ここからが一番おもしろくて大切なところ。
気になっている箇所を調整したり、殆どのバイクにはあるリアサスペンションのイニシャル調整をしたり、タイヤのエア圧を少しずつ変えてみたりして、その度に同じコースを走って測定タイムとフィーリングを比較していったのです。
もう! ここからが 参加した全員がそのおもしろさに惹き込まれ盛り上がり始まりで、殆ど一日中 続いた程です。

とはいっても、参加した人それぞれが体格、年齢、ライディングスキル、そしてオートバイも違うし、それぞれが 関心のある箇所を少しずつ変えて検証して、結果を見て考え調整をするの繰り返しをするのだけど、全員が整備や調整の大切や影響を与える度合いの大きさを改めて実感したのです。

セッティング練習会初参加の人の事を紹介しましょう。漠然と多少は整備や調整はした方が良いのだろう ・・ という想いで参加されたのですが、エア圧の 0.2kg の違いが与える影響の大きさ、リアサスペンションの正しい調整で増す乗り易さ、そして オートバイのコンディションとライダーに合わせた フロントの車高調整 1mm で 増す安全性や一体感の大きさに感心しきりでした。

参加回数が多い人の場合には、今まで少しずつ積み上げてきた 整備や調整の経験を活かして、更にもっと思い通りに正確で安全に走れるように オートバイとのコミュニケーションを深めたのでした。

新車であっても調整すればするほどに思い通りに走れて安全になるのがバイクの特徴です。
運転に自身の無い人、オートバイを上手く乗りたい人、とにかくオートバイが好きな人、そんな人にとって 大変に貴重な体験と知識、そして より良いオートバイとの付き合いが得られる一日になりました。

2008年8月12日 (火)

8月10日 セッティング練習会

GRAでは 様々な優れた特徴のある レッスンや講習会など、多くのイベントを開催しているが、その中でも 他に例が殆ど無いのが 『 セッティング練習会 』 だろう。

オートバイは 車などと違って、乗る人間は多くの情報をオートバイから感じながら操作をするもの。
それだけ オートバイから感じる多くの情報がとても大切だし、オートバイの調律が狂っていると正しい情報が伝わり難くなって、安心して正しい操作ができないもの。

でも、残念なことに、オートバイは新車状態で既に全てがきちんと調律されていない。 それに乗れば乗るほどに狂いは大きくなってしまうものだ。
そんな状態のオートバイに乗り続けてライディングに変な癖が残っている人が多いのに、殆どの講習会では正しい調律方法のアドバイスが不足していたり、あったとしても間違っている例が多いようだ。

折角、高い機能性を持つ、決して安くない機械(マシーン)を操る楽しみが味わえるのに、調律(セッティング)が狂ったままでは楽しさがスポイルされ、安全な走行もできなくなるので残念でしょうがない!

Pict1049_a_jpg さて、前置きが長くなったけど、今回の 『セッティング練習会』 には初参加の方も含めて、オートバイのメカニズムや調律(調整)方法に関心の高い人が集まって、全員がとても充実した一日を過ごすことができた。

簡単なコースを走行してタイム測定してみると一目瞭然!
調律(調整)前と調律(調整)後にははっきりとしたタイム差があるだけでなく、オートバイが活き活きと走るようになったのが全員に実感できた。

こうした作業を少しずつ積み重ねていく事こそが、オートバイの楽しさを感じるのに大切な事だし、何より安全な走行を実現するのに必要な事だ。
もっと、こうした考えや知識が広まるように続けていくので、是非 経験して欲しい!

GRA代表:小林の紹介

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