『静岡Rd』 が残してくれた “教訓”
( 2009年 10月 18日開催 『 GRAツアー 静岡Rd 』 イベント ・ イベントリポート )
10/18に、全国各地を転戦する シリーズ戦 『 GRAツアー 』 の第5戦、静岡Rd(ラウンド)を開催しました。
今年に入ってからの静岡でのイベント開催は 今回で3回目でした。
2月に開催した 『 静岡ミーティング 』 での意見(わがまま)交換 で決まったスケジュールで、4月は 『 “体験”ライディング練習会 』、7月に 『 スポーツライディング ジム 』、そして 今回の 『 GRAツアー 』 だった。
そんな風に 年初から計画を立てて進めた効果が出たのか? または 静岡の地で “わがまま” パワーを発揮し続けてくれている方の努力が報われたのか? 今回の参加人数はそれ以前と較べて一気に増えました。
総勢参加申込み者数は 18名で、その大半を初めてGRAの開催イベントに参加される方々が占めましたが、これが 今回の 『 静岡Rd 』 の大きな特徴となり、今後のイベント活動開催の “課題” や “教訓” を残してくれました。
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既に、GRAの Webサイトやこのブログを何度か読んでくれている人は理解されている通り、GRA の活動の目標は 単に ライディング技術を上達させる事ではなく、【 いつまでも 楽しく 安全な オートバイライフ環境 を育成できる人を育てる 】 という事が目標で、短く言えば 【 人づくり 】 を追い求めています。
ただ、この目標は 「講義&講釈」では達成できるものでありません。
参加した一人一人が “わがまま” を発揮し合う中で、お互いに刺激し合い、意見や指摘を出し合う環境の中で達成できるものです。
とは言っても、この方法でイベント開催を成功へと導くには、参加者の中に目標を理解しつつ指摘し合う事にある程度慣れた方が 少なくとも 3割以上占める必要があった様です。
今回の場合は、その働きを期待できる方が 18名中 4名程度と少なく、事前にそのハンデを克服する為に幾つかの運営手法を準備して当日を迎えたのですが、GRA が目標としている事を達成するに不十分でした。
この事は “教訓”として、 今後のイベント開催の際に活かしていきますし、今回の 『 静岡Rd 』 は 良い “教訓” を残してくれたイベントとなりました。
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なお、イベントに参加してくれた方々は、ほぼ全員がマナーも良く、率先して測定業務や機材の設置・撤収などの作業に参加してくれるなど、とても良い印象の方々ばかりでした。
事前の 参加申込みMess を 見れば、「 上手くなりたい! 」 という意気込みだけの人や、 「 静岡Rd は ジムカーナ 」 などと誤解している人も少なくなく、朝のミーティングでは時間を掛けて 開催目的 を説明し理解を求めました。
そして、基礎的な走行カリキュラム 「 180度 ターンイン & ターンアウト 」 を 基本サークルをコースに設置して行ない、オートバイ本来の自然な動きの理解と実践を行ないました。
続いて、ミニコースでのタイムトライアル を 行ない、昼休憩時には 「 Fフォークの整列メンテナンス 」 や 「 交換試乗会 」 などで 整備知識や経験値を高めた後、午後からはいよいよ タイムトライアル 本番!
いつもの様に 当日に参加者の “わがまま”(要望) を聞いてから設計と作成を行なったコースは、全体にハイスピード設定でありながら全員が完走できる設定でした。
こうして、いつもより多くの素敵な方々と一緒にイベントを運営して終了できて、“教訓”とは別に良い想い出も残せた一日でした。
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【 悲しい話ですが ・ ・ ・ 】
イベントとは全く関係無いのですが、高速道路上でのライダーのマナーの悪化に心を痛めた日にもなりましたので、ここで一筆入れます。
静岡でのイベント開催は 10年近くほぼ毎年の様に行なっています。
当然、移動の際には常に高速道路(東名高速)を利用していますが、今回の帰路で目にしたライダーのマナーの悪さは最悪でした。
それは、ほぼ制限速度で走行している自動車の間をすり抜ける行為で、走行車線と追い越し車線の間を縫う様に、自動車の速度よりも 20~40km/h以上高い速度で車両間隔 1m以内で抜いていく行為です。
特に、ETC車の土日特別割引が浸透し、週末の渋滞が長く恒常的に発生するようになった為でしょうか、7月の帰路よりも、今回の帰路でそういう光景を目にする回数が一気に増えた様に思えました。
掛川 IC ~ 名古屋 IC 間だけで延べ10台以上の オートバイ が 車両間をすり抜けていきました。 その殆どが リッタークラスの車両で、中には タンデムで行なうライダーさえいる程です。
これは 悲しい行為というよりも、 大変に迷惑な行為です。
「 事故するヤツには事故をさせとけ! 」 というような声も聞く事もありますが、ライダーが自動車との接触で事故を起こしたとしても、接触を受けたドライバーにも事故当事者としての責任を負う事になるのは常識です。
そんなライダーをドライバーが見れば、「 オートバイはあぶない! 迷惑だ! 」 という 印象や評価を持つ事も当然の事です。
そういう 印象や評価こそが社会がオートバイに対しての認識となり、他の方へ迷惑を掛けずオートバイとの生活を楽しんでいる方への誤解へとつながり、いつまでも楽しみ続ける事への大きな障害になっているのです。
このように、ハタ迷惑なライダーが、 他のライダー全員に様々な迷惑を掛けている現状があるのですが、私達は何をすべきでしょうか?
ただ単に、一人一人が可能な範囲でルールを守る事を実践するだけで充分なのでしょうか?
GRAは、この問い掛けを常に胸の中に抱きつつ、【 いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフ環境を育成する人 を育てる 】 を目標に活動を続けていきます。
どうぞ、関心のある方は 一緒に 楽しいオートバイライフを満喫していきましょう。
【 感想文 】
○ 感想文 1 「 作り上げていくことの喜び 」
○ 感想文 2 「 満腹! 」
○ 感想文 3 「 人々とつながりあう ・・・ 」
○ 感想文 4 「 バーを外しただけで ・・・ 」
○ 感想文 5 「 円の中心が ・・・ 」
○ 感想文 6 「 何か熱いものを ・・・ 」
○ 感想文 7 「 楽しさが一番勉強に 」
○ 感想文 8 「 さらに仲良く! を目標に 」
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