オートバイは操るもの? 乗せてもらうもの?
( 2009年 7月5日開催 “体験”ライディング 練習会 ・ イベントリポート )
オートバイの乗り方、ライディングテクニックを解説してある本なんかは結構たくさんあるので、昔(?) 免許を取得してからは機会があるたびに目を通したりしているのだが、今から思い出してみるとその多くは 【 オートバイの操り方 】 という視点に立っての解説ばかりだ。
確かに、オートバイは人間が操る乗り物かもしれない。
でも、微速から 100km/h を超える高速まで、様々な大きさの右や左のコーナーを、あたかも自ら意思を持っているかのように、自動操縦機能がついているかのように走行するように作られているのが現代のオートバイだと思う。
つまり、ライダーが常に全神経を張り詰めなくても走れるのがオートバイだし、全身を使ってのコントロールをしなくても走れるように作られているのだ。 だから、オートバイは操るのではなく、むしろ 【 乗せてもらう 】 という意識でいる方が良い関係を築けるのだ。
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例えば、今回の 『 “体験” ライディング練習会 』 で取り上げた 基礎カリキュラム ・ 「 回転 」 (サークル) もその一例だ。
パイロンなどの目標物を置き、その周りをオートバイでぐるぐると回るだけの簡単な練習だ。
回る方向は 右でも左でも良いが、条件は二つある。
1. ブレーキやクラッチは一切使わない
2.一定の半径の円を描く
本来、オートバイは一定のバンク角で一定の速度(アクセル開度)で走れば、一定の半径の円周上を走るように作られているから、ライダーが余分な操作をしなければ簡単にできるカリキュラムだ。
しかし、困った事に殆どのライダーはオートバイに乗せてもらう事を拒み(?)、オートバイを操る事に慣れている(?)ためか、上手く 一定の回転(サークル)を描けない。
嘘だと思った人はやってみて欲しい。
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7月 5日に開催した 『 “体験”ライディング練習会 』 では、回転(サークル) を可能な限り小さく安定して走るための “こつ” を、オートバイと会話をしながら掴んだ後、このオートバイの特性が実際の走行の様々な場面で応用できる事を全員で学んだのでした。
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『 リザルト & コース図 』 へ
○ 感想文 1 「 “よっしゃー” という気合とは裏腹に ・・・ 」
○ 感想文 2 「 如何に ごまかして 乗ってきたのか ・・・ 」
○ 感想文 3 「 悔しいので、次回は頑張る 」
○ 感想文 4 「 成果ありだったと ・ ・ ・ 」
○ 感想文 5 「 貴重な体験でした 」
○ 感想文 6 「 バランスというのは コンマ数ミリ ・・ 」
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