2024年6月29日 (土)

Z900RS『持込み整備』企画、リポート / Your Bike "Fine Maintenance" Report

 

オートバイの上質で正確な整備・ファイン メインテナンスを、整った設備とサポートを受けながら、オーナー自ら行なう、妖怪ガレージ “持込み整備” 企画に、カワサキ Z900RS に乗っている人が参加して、「転がり抵抗が減った」との成果がありました。
メーカーやショップでも行なっていない、オートバイを本来の設計通りに正確に修正する作業をオーナー自ら初めて行ない、整備による違いを体験して、オートバイに対する理解が一段と深まった様です。


ここに、その整備内容と検査結果、オーナーの「感想文」をまとめて 公式Webサイトに掲載しましたので、オートバイに、いつまでも、楽しく、安全に乗る事に関心のある人には、きっと参考になる事が多くあります。是非、ご覧ください。

Z900RS『持込み整備』企画(整体編)リポート 

https://gra-npo.org/publicity/report/2024/20240605_rep.html





A rider of a Kawasaki Z900RS participated in the Your Bike “Fine-Maintenance” project, where owners can perform high-quality, precise maintenance of their motorcycles themselves with the support and equipment they need. The result was that the rolling resistance was reduced.
This was the first time the owner himself performed the work of precisely correcting the motorcycle to its original design, something that even manufacturers and shops do not do, and by experiencing the difference that maintenance makes, he appears to have gained a deeper understanding of motorcycles.
 


Here, we have compiled the details of the maintenance, the inspection results, and the owner’s “impressions” and posted them on the official website.
There is sure to be a lot of useful information for anyone interested in riding motorcycles safely and happily for a long time. Please take a look.

 
Z900 “Fine-Maintenance” (Chiropractic ver.) Report

https://gra-npo.org/publicity/report/2024/20240605_rep.html

 





【持込み整備】企画 概要 / Overview of the "Fine-Maintenance" project

https://gra.hatenablog.jp/entry/2024/05/20/230622







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2024年6月20日 (木)

Z900RS『持込み整備』企画、速報 / your Bike "Fine Maintenance" 1st Report


6月5日、カワサキ Z900RS に乗っている方が、妖怪ガレージ『持込み整備』企画を利用して、ご自身でオートバイの整備をされました。希望された整備内容は「車体整備(簡易版)」で、約4時間だけの限られた整備に留まりましたが、整備後の試走の結果、その効果をはっきりと感じたとの事でした。

On June 5th, a rider of a Kawasaki Z900RS took advantage of Yokai Garage's "Fine Maintenance" program to have his motorcycle serviced by himself. He chose the "Bike Body Chiropractic" and only spent about four hours on the maintenance, but he said that he could clearly feel the effects of the maintenance when he test drove it after the maintenance.




行なった整備メニューは、時間の制約の関係で、以下の内容です。そして、その際に計測した整列(アライメント)の “ずれ” も報告します。

Due to time constraints, the service menu he performed was as follows. We will also report on any misalignment that was measured during the service.




 




今回行なった整備は、ボルトを緩めて、また締め直すという簡単な内容ですし、整列の “ずれ” の量も殆どの人にとって “僅か” に思える数値でしょう。しかし、実際には、はっきりとした違いになって表われるのです。それが、大量生産で組み立てられたままの車体と、適切な整体整備(ファイン メインテナンス)を行なった車体との違いです。

次回は、整備による違いを感じた、Z900RS のオーナーからの「感想文」を紹介しますので、是非、ご期待下さい。


 


The maintenance performed this time was simple, just loosening and re-tightening the bolts, and the amount of deviation in the alignment would seem "tiny" to most people. However, in reality, it is a clear difference. This is the difference between a mass-produced body assembled as is and a body that has been properly fine-maintained.

In the next issue, we will introduce "impressions" from Z900RS owners who felt the difference due to the service, so please look forward to it.







https://gra.hatenablog.jp/entry/2024/05/20/230622








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2024年3月15日 (金)

2024 GRAミーティング「意見」と「返答」/ GRA Meeting "Opinion” and "Reply"


GRAミーティングで、届いた「意見」や「提案」などを検討した結果を発表します。全ての「意見」一つひとつに、当日に検討した結果を詳しく掲載していますので、どうぞ、ご覧下さい。
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We have announced the results of the GRA meeting where we discussed the "opinions" and "suggestions" we received. Please take a look at the detailed results of our consideration of each and every "opinion"
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「意見」と「返答 / ”Opinion” and "Reply"」

https://gra-npo.org/policy/policy_data/2024_Opinion_&_Reply.html








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2023年2月14日 (火)

2/4 “ セミナー ” ミニリポート『 旋回について考えてみよう 』 ( 旋回の原理 )


今日は、『 オートバイ なんでも セミナー 』開催の日です。 また、進行途中にも、話の流れを報告します。
ご期待ください。


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【 Part 1 】

セミナー 途中報告 第一報です。
曲がるのが怖いとか、上手に曲がりたいけど、と提案・質問がありましたので、今日のテーマは「旋回」について色々と一緒に解析をする事に。曲がれる乗り物を幾つか挙げてみると、多くが傾ける事で曲がる事が分かったので、その原理を!
SNS を通じて参加に感謝しています!

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【 Part 2 】

セミナー途中報告 2です。
傾けて曲がれる原理として、「キャンバースラスト」と「円錐形の法則」を考えてみましたが、どちらもオートバイについて上手く説明出来ません。特に、キャンバースラストでは、インラインスケートで説明出来ません。別の原理を考えてみる事に。

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【 Part 3 】

セミナー途中報告 3です。
ここで、宙に浮いて車輪が回転しているキャスターを考えて、手で車輪に触れる場所によって車輪が上から見て旋回する事が分かりました。この力を旋回モーメントとすれば、幅のある車輪でバンクさせれば、車輪全体をバンクさせた方向へ旋回させ、これが旋回できる原理だと解析

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【 Part 4 】

セミナー 途中報告 4です。
次に、台座が固定されたキャスターを考えてみました。それでも幅のある車輪の端に触れば、同じ様に旋回モーメントが生まれて、台座を旋回させる力になる事を解析。オートバイの場合、バンクさせれば前輪と後輪共に旋回モーメントが働いて旋回している事が理解出来ました。

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[ Part 5 ]

本日のセミナー、無事に終了です。
オートバイの旋回原理とは別に、スキーやスノーボード、そしてフィギュアスケートとは旋回原理がほぼ同じだと解析できましたが、サーフボー中は? そして、オートバイで通説になっている(見かけ上のバンク角」と「真のバンク角」については宿題になりました。

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【 まとめ 】

今回は、「上手に曲がれるようになりたい!」 という声から、「旋回について考えてみよう」(旋回の原理)がテーマのセミナーになりました。

[旋回]とか「コーナリング」というテーマでの解説や動画サイトは星の数ほどあり、どれもが「スピードを落として」とか「荷重を掛けてバンクさせて」など、ライダーの操作に焦点を絞った解説が殆どです。本来、旋回するのはオートバイの仕事で、オートバイは旋回を行なうのに適した構造や仕組み(メカニズム)になっているのですから、そのオートバイの仕事を理解する事が一番大切です。ただ、オートバイの旋回メカニズムを説明して旋回操作方法を解説サイトもありますが、正しい旋回メカニズムを解説している例は決して多くないのが実情です。

 

そこで、今回のセミナーでは「旋回メカニズム」を基本から詳しく掘り下げて、都市伝説的な誤ったメカニズム論を指摘して、オートバイを深く正しく理解して、安全で効果的な旋回へ繋げる話題になりました。その為、「キャンバースラストが旋回力の源」とか「太いタイヤは旋回力が弱い」などは決して正しいとは言えず、「旋回モーメント」がオートバイでの旋回で最も重要という事が改めて認識されました。そして、スキーやスノーボード、フィギュアスケートでも同様な「旋回モーメント」が働いて旋回する事へと話題は繋がっていきました。

 

この「旋回モーメント」の存在の解説まで辿り着いたところでセミナーの時間が終了したので、「旋回モーメント」を有効で適切に利用する為の運転操作上の注意点については “宿題” となりました。「上手に曲がれるようになりたい!」という声には直接的な解説になりませんでしたが、今回のセミナーを通じて、オートバイの旋回メカニズムを正しく理解して、適切に利用する糸口になったのは間違いないでしょう。

 

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2023年1月18日 (水)

1月7日開催『オートバイ なんでも “セミナー”』リポート・まとめ版

 
いよいよ、今年最初の 「オートバイ なんでも セミナー」が始まります。 どんな話題と展開になるのか、楽しみです。


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【 Part 1 】

今日の「セミナー」のテーマは、『グリップ力』になりました。
最新は ABS や トラクションコントロール が装備され、タイヤのスリップを防いでいますが、どちらもグリップ力が不足した場合の装備です。グリップ力はタイヤだけでなく、ライダーの操作で大きく変化するもの。理解した運転が一番大切で、可能な限りグリップ力を高めて、それを保ち、ライダーによるコントロール領域を広げておく事が楽しく安全に走らせるには欠かせません。

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グリップ力を高める手段の一つとして、タイヤの「空気圧」を下げて設置面積を・・・など言われていますが、タイヤ設計者の意図を考慮せず、路面温度や車重、ライダーのスキルの違い言及せず、無責任な定説だと思います。
・・・と言う所まで、

 

 

【 Part 2 】

「セミナー」の途中経過です。
グリップ力を摩擦力とすれば、物理法則の通り、摩擦係数と設置面への荷重の積で、基本的には設置面積ではなく、荷重を大きくして保つ事が一番大切だと解析と理解は進みました。(一部、半信半疑ですが・・)

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次は、荷重はライダーの操作と車両のセッティング次第の話題へ進みますが、果たして、理解がついて来れるか、時間が足りるか心配です。

 

 

【 Part 3 】

セミナー、残り時間もわずか、
グリップ力を高めるには荷重を大きくするしか無い事は解析が終わり、走らせ方で、前後の分布荷重は変化する事と、前後の合計荷重は大きくする事の解析が進んだ所です。

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さて、どんな走らせ方、走行ラインが、最も荷重を大きく保てるのか?、いよいよ佳境へ続きます。

 

 

【 Part 4 】

本日のセミナー、最後の解析です。
グリップ力を高め、コントロール領域を広げ、安全で楽しい走り方をするには、加速と減速で荷重を増やし、それを効率よく利用する走らせ方、つまり、定常円的走り方ではなく、『 コインの法則 』に従ったクロソイド的ラインの実践が大切。旋回中にFフォークが上下動している走らせ方では、グリップ力を無駄にしている証だという事まで進みましたが、理解と実践には時間が必要かも知れません。


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【 まとめ 】

オートバイライダーにとって、安全に楽しく走り、転倒などの事故を防ぐには、いつもタイヤが路面をグリップしている感覚が頼りです。それが、多少、グリップを失っても転倒しない四輪車と一番大きく違うところです。その違いは安全装備にも言えます。最近では、オートバイの新型車の多くは、四輪車でも採用されているABS(アンチロックブレーキシステム)やトラクションコントロールが採用されていますが、それらの作動はグリップ力の大きさによって介入タイミングが変わります。真の意味のオートバイのコントロール領域を増やすには、グリップ力を大きく保つ事が大切ですし、それはライダーの運転操作で大きく変わる事を自覚する必要があります。

そのグリップ力を大きくする運転操作はさほど難しくありません。タイヤと路面との接地面に働く “荷重” を大きく保つ意識と操作を行なう事です。例えば、直線路からコーナーへと旋回動作に入る際、フロントタイヤのグリップ力を大きくするには、アクセルをオフ(閉じる)にした直後に旋回動作に入る習慣を身に付けたり、フロントブレーキを軽くかけてバンクを始めるなど操作をすれば、全く行わない場合よりも、フロントタイヤのグリップ力は大きくなり、安心して旋回が行なえます。
間違っても、フロントブレーキを離した直後に旋回動作を始めるのは避けるべきです。その理由は、ブレーキでフロントタイヤに掛かっていた “荷重” が抜けるタイミングになるからです。つまり、フロントフォークが一度沈み込んでから伸び始めているタイミングは、 “荷重” が抜け始めている状態だから、グリップ力も抜け始めているからです。
  
そして、意外と意識されないのが、一定の速度で一定の大きさ半径を描く様に走っている時、前後輪ともに “荷重” はさほど大きく掛かっていない事、つまりタイヤのグリップ力もさほど大きく保てていない事です。タイヤに掛かる “荷重” の大きさは、ライダーによる加速や減速の操作によって大きく増えるものです。タイヤのグリップ力を大きく保ち、安全で楽しい走る為には、特にコーナリング時には、加速も減速も行なっていない定速定常走行の状態は少なくして、減速と加速のメリハリある運転操作を意識する事が大切です。

 

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2022年12月31日 (土)

20221211 クリニック コース図リポート

  
今回の “クリニック” では、受診者の希望により、正方形の『四角4本パイロン』セクションを周回するクリニックから始まりました。
  
とても簡単な走行セクションですが、オートバイの大切な基本的操作技術の確認や習得に適したコースです。特に、ブレーキを使わずに、旋回を繰り返す事から、“荷重と旋回” の関係を学ぶのに最適な走行セクションです。そして、そこで確認した事を実践する能力を身に付ける為、タイムトライアルを兼ねた練習コースも、この “荷重と旋回” の技術が必要になる様に、その場で、当日設計しました。

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当日の “クリニック” 開催リポートは、“荷重と旋回” の解説も加えて、現在作成を進めています。きっと、その解説や図解は参考になると思いますので、どうぞ、ご期待ください。


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2022年12月17日 (土)

オートバイ本来の能力を適切に活かすために、『 “車体バランス” を考えてみよう』

  
イベント『セミナー』に参加した、ヤマハ MT-25 に乗る人から、「タイヤサイズの変更を考えているけど」という質問に応えて、“車体バランス” を基本にして、前後の車高バランスなどを一緒に考えてみた リポートです。

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https://gra-npo.org/publicity/report/2022/20221105_rep.html


ヤマハ MT-25 に乗る人の質問に応えて、ヤマハのテストコースの紹介やタイヤサイズ変更の影響、前後の車高バランスの調整の必要性まで、MT-03 との比較も加えながら、どんな車両でも適応できる考え方を詳しく解説を進めています。
  
市販されている車両は、テスト専門チームが専用施設で試作車のテスト走行を行ない、改善の為の設計変更を行ない、試作課で組み立て直し、改めて走行テストを繰り返して、“車体バランス” をまとめ上げた仕様で販売されています。
  
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しかし、生産ラインでの製造品質は試作課での品質とは異なり、購入するライダーの体重や走行条件もテストチームが想定している体重や走行条件とは異なる為、テスト走行で熟成された “車体バランス” がそのまま再現される状態にはなっていません。
  
走行テストチームが “合格” を出した最善の “車体バランス” を再現する為には、試作課で行なわれている丁寧な組み立て直しと、想定された体重や走行条件との違いを考慮した調整が必要になります。

【 詳しくは、GRA公式Webサイトをご覧ください 】
https://gra-npo.org/publicity/report/2022/20221105_rep.html


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2022年11月21日 (月)

「フロントスプリングの選択と確認」、“クリニック” 開催リポートを掲載しました


オートバイがシューズだとすれば、タイヤはソールで、サスペンションのスプリングはシューズサイズです。しかし、殆どが大きな人に合せたサイズなので、決して良い状態ではありません。思い通りに、安全に、楽しく走る為に、スプリング(レート)を合せる必要があります。

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多くの人は、スプリングの選択が必要と伝えても、プリロードやダンパーで調整できると誤解しています。車両メーカーの都合に合わせ、評論家が言う事を鵜呑みにしているだけです。しかし、シューズに例えると、プリロードは靴紐の締める強さで、ダンパーは中敷の変更に過ぎず、補助的な存在に過ぎません。

ここに、先日開催した “クリニック” のリポート「フロントスプリングの選択と確認」を紹介します。購入した車輛が高速走行用に設計されているので乗り難くて、今回、スプリングの変更で大きく改善した人の記録です。リポートでは、何故、ライダーの体重や使用用途に合わせてスプリングを選択する必要があるのか、物理的な基本原理から詳しく解説していますので、きっと、多くの人の参考になると思います。

 

『 フロントスプリングの選択と確認 』
https://gra-npo.org/publicity/report/2022/20221029_rep.html

 

殆どのオートバイは、スプリングに限らず、ライダーの体重や体格、用途に合っているとは言えません。“クリニック” では、オートバイとライダーとの距離を縮める為のサポートを行なっています。いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフの為に、“クリニック” とリポートを参考にしてください。



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https://gra-npo.org/schedule/clinic/clinic_top.htm




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2022年11月 4日 (金)

“セミナー” リポート・『 フロントブレーキ、「旋回時」こそ大切 』掲載しました

   
10月1日に開催した『 オートバイの なんでも “セミナー” 』の開催リポートから、【 フロントブレーキ、「旋回時」こそ大切 】というコラムを作成しましたので、是非、ご覧下さい。


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https://gra-npo.org/schedule/M%20&%20S_seminar/seminar_top.html


セミナーに参加した人から、「旋回中にフロントブレーキが使えない」という “声” があり、それから【旋回中のフロントブレーキの使い方】について解析を進めていきました。
   
フロントブレーキは、オートバイにとって減速させる最大の装備ですが、困った事に、殆どの 教習所や講習会では「旋回中はフロントブレーキではなくリアブレーキを使うように」と指導します。つまり、直進走行時のブレーキではフロントブレーキを使う事を教えながら、少しでもバンクさせている時は、教習中の事故を恐れて、「リアブレーキを使いなさい」としているのです。
  
本来ならば、公道走行中の事故を避ける為に、例えコーナリング中でもフロントブレーキが使える技術を教えるべき所の筈が、無責任な本末転倒の行為が当たり前になり、フロントブレーキを適切に使えないライダーを数多く生んでいる状況は改めたいものです。。

< 閑話休題 >

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この “セミナー” リポートでは、当日、解析を進めたホワイトボードの画像を紹介しつつ、フロントブレーキの大切さや、旋回時のフロントブレーキによるメリット、そして注意点まで、順を追って解説していますので、旋回時のフロントブレーキ操作に充分な自信を持てない人にとって参考になると思います。

 

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2022年9月 7日 (水)

9月3日開催、『オートバイ なんでも “セミナー” 』リポート

   
2022年 9月3日(土)開催した、『 オートバイ、なんでも “セミナー” 』の報告をします。今回は、ちょっとした話の流れから、本当は多くの人が悩んでいる「安定限界トレール量」についての話で進みました。

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https://gra-npo.org/schedule/M%20&%20S_seminar/seminar_top.html



『 安定限界トレール量って、何? 』


この言葉は、教習所でも教えられていないし、雑誌や二輪Webメディアでも使われていない言葉なので、殆どのライダーは知らない言葉だけど、多くがこれに関して恐い怖い体験をした事のある筈です。
例えば、ゆっくり走っている時に、フロントブレーキをかけ過ぎて安定を失い転倒しそうになった体験は1~2回はあるでしょう。 それ以外にも、一般道を走行している時に思わぬ路面の大きな凸凹を通過した時や、高速道路などの橋脚部のジョイント部をコーナリングしながら追加した時など、前輪のコントロールを瞬間的に失っているような体験をした事のある人もいるでしょう。
そんな現象の多くは、前輪に備わっている「トレール(量)」という大切な要素が、瞬間的に “安定限界トレール量” 以下になった場合に起きているのです。
  
以上、ここまで読んで下さり、「安定限界トレール量」などと言うモノがオートバイにある事を知ってもらえたならば、このリポートを書いた目的は充分に達した思います。
次からは、もう少し詳しい「安定限界トレール量」の簡単な解説と、 “セミナー” 当日には解決できなくて「宿題」となった事を報告します。

 

 

『 常に変化するトレール量 』


販売されているオートバイの殆どは、つまり皆さんの乗っているオートバイの殆どは、「テレスコピック形式」と呼ばれるフロントサスペンションを備えています。
この形式は、比較的製造が容易で廉価な形式である事の他に、剛性が高過ぎず、人間の感性に合った操縦安定性を備えている事が広く支持されている理由です。

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例えば、上図で示した様に、走行状況に応じてフロントサスペンションが作動して、常に「トレール量」が変化している事も広く支持されている特性です。
しかし、この特性がどんな走行状況でもライダーの感性に合い、常に安全性を保つ仕組みかと問われれば、そうではないと言わざるを得ません。

 

 

『 問題はコーナリング時 』

 

「トレール量」の役割は、フロントタイヤの安定性を保つ事です。つまり、車体が向いている方向へフロントタイヤの向きを保つ働きがあるのです。
ただ、これは真っ直ぐに走る場合には助かるのですが、コーナリングの場面の様に、車体が向いている方向ではなく、バンクしている側へと向きを変える時には邪魔になる存在になります。
そこで、コーナリング時には向きが変わり易い様に、状況に応じて「トレール量」が小さくなる「テレスコピック形式」のサスペンションが合っているのです。


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しかし、必要以上に「トレール量」が小さくなり過ぎる状況に陥る場合もあり、それが例で挙げた怖い体験の場合の様に、どんな場合でも安全性を保つ為に、トレール量が「安定限界トレール量」以下にならない様な整備や調整が重要になるのです。

 

 

『 大切な “安定限界トレール量” の認識 』

 

と、ここまでの報告を読んで、思考能力が鋭い人であれば理解できたでしょう。 多くのオートバイは「安定限界トレール量」以下になってしまう可能性がある事を。
詳しくは、別途にコラム記事で解説を行ないますが、最後に、セミナー当日に充分に解明できなかった“宿題” 「どの様な原理によって、トレール量の不足がフロントタイヤの不安定さを招くか」について、以下の解説図を作成しましたのでご覧下さい。
  

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「安定限界トレール量」問題については、車輛側に備わった特性が原因で転倒したとしても、ライダーだけの責任として誤って扱われる現状に警鐘を鳴らす為にも、機会を改めて解説記事を掲載します。
どうぞ、関心のある方はお待ちください。 そして、関心はあるけど待てない方は、どうぞ、解説図からこの問題を読み解いてください。
  

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