カテゴリー「妖怪ガレージ・整備日記」の記事

2019年7月 6日 (土)

トラと英国娘、父の形見

    
        トラは、僕の愛車 トラ君の事。
        そんなトラとの付き合いと、
        今は亡き父との繋がりを、徒然なるままに。

 

 

『 うちのトラは、1/4・英国娘 』

トラ君は英国車、一般名は トライアンフ ストリートトリプル だ。
   

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トライアンフ社は、1960年代から1970年代にかけて、世界を席巻した有名な
メーカーだったけど、1970年代以降、日本車に世界的なシェアを奪われて、
1980年代に一旦工場閉鎖の憂き目に遭っている。
1990年代に復活してからは、安定した品質と世界的シェアを誇る日本製の部品を
多く採用する事になった。
         
その為、ドイツやイタリア、アメリカのメーカー製品とは異なり、
車体各部の作りは “ 日本品質 ” になっている。
BMWやドゥカティ、ハーレーが、独特の “ 匂い ” を感じさせる、“ 純血種 ”
だとすれば、トライアンフは “ 殆ど日本の英国娘 ” 1/4(クォーター)だ。
       
その為か、 彼女、1970年代・英国からの“形見”を引き継いでいた。
 

 
 
『 車検と彼女の “形見” 』
  
1/4・英国娘 だからと言って文句がある訳ではない。
英国製らしく、触るのが好きなエンジニアが設計した痕跡が車体各部にある。
そんな、日本製には無いチャームポイントがあるから、惚れて一緒になったのだ。
   
たけど、時々、困らせてくれる事がある。
今回、困らせてくれたのは、ボルト・ナットの規格だ。
     
1990年代に復活した際、採用した補機類も日本製(ブランド)が多く、
自然とボルト・ナット類も【 ミリ規格 】を採用していた筈だった。
しかし、車検の際に、光軸調整をしようとしたら、たった一カ所だけ、
1970年代、英国では主流だった【 インチ規格 】のナットが使ってあった。
      
通常使用している【 ミリ規格 】の 14 ミリ ソケットでは小さ過ぎて、
17ミリ ソケットでは大き過ぎる。
そこで、プロ用ホームセンターへ工具を買いに行く事に。
ナットの 二面幅は 9/16 インチ か? 5/8 インチか?
けれども、 ホームセンターには 【インチ規格】のソケットは無かった。
   
9/16 インチなら 約 14.3 ミリで、 5/8 インチなら 約 15.9 ミリ で、
商品棚には 15 ミリ と 16 ミリ のソケットがあった。
普段なら間違っても買わないが、今回は暫定処置、
取り敢えず 15 ミリ のソケット だけを購入した。
  

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『 父の形見と英国娘 』

購入した ソケットを 懸案のナットに合わせてみると、
ほんの少し大きいけど、使える。
二面幅が 1/2 インチ の相手に、13 ミリ の工具を使う感触とよく似ている。
    
と、ここになって、ツールキャビネットに納めてある「父の形見」を思い出した。
40年程前、父が現役で使っていた、差し込み角 1/2 インチの ツールセットだ。
父から譲り受けて、僕は常に車のトランクに入れていた工具セットだけど、
9/16 インチ や 5/8 インチ のソケットも入っているのだ。
  

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日本は、1910年代以降、フランスやイギリス、ドイツなど工業先進国の
自動車技術の導入を図り、KD(ノックダウン)製造や複製製造を進めた。
その影響は、戦後の日本には数多く残っていて、
当時、導入した【 インチ規格 】の車両も数多く残っていた筈だ。
   
戦後、戦地から復員した父は、軍隊時代の経験を活かして、
自動車整備を仕事とする会社を立ち上げたけど、
きっと、当たり前の様に、そんなツールセットが必要だったのだろう。
    
そう言えば、そんな父にも イギリス と縁があった。
出征先のビルマ(現在の ミャンマー)で、
戦闘機:スピットファイヤー から、熱い機銃掃射を受けた事があったとの事。
あの英国娘も、きっと【 インチ規格 】なんだろうね。

   

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ここで、スピットファイヤーと書いて思い出した。

復活する以前の トライアンフ社、自動車の製造販売もしていて、
スピットファイヤー」という 2座オープン・スポーツカーも作っていた。
きっと、それも【 インチ規格 】の 純・英国娘 だったろうね。

 




2019年6月18日 (火)

光軸調整、どうしよう?

    
光軸調整はそんなに難しくない。
   
車両の前、ライトの高さに合わせて水平のラインを引いた白いボードを立て、ライト照射しながら前後に移動すれば、左右の光軸の向きが分かるのだ。
   
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困った。左右のライトの上下の向きがチョイ違う。
トラ君のライト、左右方向の調整は、左右のライト別々に出来るけど、上下方向は左右同時に調整になる構造だ。
   
残る必殺技は、力技。
発動させるべきか否か、ソクラテス。

 






 

 

 

継続車検、無事に完了!

    
検査担当官、今回は横柄でぶっきらぼうな人ではなく、細かく分かりやすく対応してくれる人だったので、大きな心配無く、光軸再検査2回のオプション付きでクリアした。
    
日頃から、光軸管理していない事を反省。もっとしっかりやります。
  
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ここで、ハプニング!
新規の継続検査証とシールの発行窓口に行くと、
   
  「 納税証明書ありませんけど ・・・」
   
おかしい。
事前確認窓口では全部揃っていた筈だから、検査ラインに戻り、 「落ちていませんか。」 と検査担当官に尋ねても、 「無い」との事。
   
仕方ないので、広い構内を移動経路に沿って、歩いて探していると、女の人が、僕の方に向かって、小走りしながら
 
  「 小林さ〜ん!」
  
久し振りの体験、少し、嬉しくなった。
訊けば、検査ラインの片隅に落ちていたと、担当官の方が届けてくれたようだ。
きっと、渡したファイルケースから、書類の出し入れの際、落ちてしまったのだろう。
お陰で、再発行に行かず、2年間乗れる。
   
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そして、前回のトラウマも完全解消。
女性の人に 「 再来年もよろしく!」と伝えた。
今度の車検が楽しみになった

  
  
 
 

 

 

明日が、車検持ち込み

四輪の時と違って、オートバイの車検前、殆ど何もする事が無く、
後は明日、持ち込むだけだ。
  

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いや! 忘れていた。
本意ではないけど、前照灯を白色に戻しておこうか。
道路運送車両法、保安基準では、前照灯、淡黄色も可能な色になっているけど、
41年前、陸運局の 勉強する事を知らない担当官によるトラウマが残っている。

 

無事に、通ります様に。
喧嘩になりませんように ・・・ 。



2019年5月 6日 (月)

トラ君の “ ボルト チューン ” ♪

『 目覚めのコムラ返り 』
 
毎日の仕事(NPO)をする時間帯は 自然と一番効率の良い深夜と昼間午後がメインになっている。
だから、先日(5/4) の様に開催イベントがあると、生活のリズムが崩れるからだろうか、イベント終了後はとても疲れる事があったりする。
   
そのため、その日は早目(0時過ぎ)には寝たけど、何故か 朝4時過ぎに 左脚ふくらはぎがコムラ返り、痛さで目覚めて我慢と宥めすかしをしていると、今度は右脚もなってしまった。

 
「まずい、このままではトイレさえ行けない」

などと悶え続け、治ったらすっかり目が覚めてしまったので、仕方なく 仕事、サイトデザインの変更を一つ片付けた。

 
そんな朝を迎えた後だったから、多少仮眠を挟んだ午後、全然元気は出なかったけど、食料の買い出しもあるので外出して、帰り道にガレージへも行った。
 
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『 ボルトチューン ! 』
  
最初、ガレージで コーヒー飲んでも目覚めなかったから、VTR250で行なって好結果を確認していた“ボルト交換”、残るトラ君(トライアンフ)に懸案の ボルト交換には全然気乗りはしなかった。そんな元気は無かったし、元気が無い時には作業ミスはもちろん、その試走確認(インプレッション取り)は正確に出来ないからだ。
    
けれども、「 今日は何もせず、ちょっとブラっとしようか 」と、トラ君を 街乗りに誘い出し、いつもの道をぶらっと走ってみれば、出る出る!、急にあふれ出た元気で眼がメラメラしてくるのが自分でも分かる。
 
そうなると止まらない。

 「今、走ったばかりの感触が薄れない内に、ボルト交換して、比較確認しよう!」
 「まだ陽はまだ高い、日差しが変わると印象が変わるけど、今なら間に合いそうだ」
  

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ガレージ出る時とは打って変わり、まるで元気な子犬の様に、ガレージに戻り、上ヨーク、下ヨーク のフロントフォーク固定ボルト、そしてアクスルシャフト固定ボルトを一気に交換に。

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全てのボルト穴はタップで綺麗に修正して、上ヨーク用にはボルト穴の深さを確認して 、今までよりも 5 mm 長いボルト・M8×35 を作成し、交換順序も重要なボルトの順、隣り合ったペアボルトは均等に、全ての交換作業も完了。
  

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工具の片づけもソコソコに、また、街乗りに誘い出すと、ガレージから降ろす段差から 期待感・大の感触、続いて小さな路地を曲がる 低速 90度ターンをすれば確信に、 広い道に出て 車の流れに乗れば 笑ってしまった。
  
フロントが、路面の小さな小さな凸凹も優しく滑らかにこなしている様子が手の中に入ってくる、 まるで、よく出来たコンソメ味の暖かいスープを飲んでいる気分だ。

  「トラ君、悪いけど、今となっては 君は体臭を感じさせる欧州人の様だったね」
  
車の流れに乗って走る街中、いつも比較用に走る道。大きな信号のある交差点から小さな路地の道、ガレージから 約2㎞ の行程、トラ君、今までは小さな路地を曲がる時にも 小さな引っかかり感を残していた事が今になって体感出来た。
 
っきまでは、VTRには感じない小さな恐怖感を感じさせていたトラ君。
購入以来、悩まされ続け、ずっと改良作業を続けて、随分と小さくなっていた恐怖感だけど、明らかに違った。
   
こんなのだったら、もっと早く、ボルトチューン しておけば良かった。 何しろ、スラストベアリング入れの効果より大きな影響を与えている、又は 相乗効果が強く出ているのかも知れない。

うーん、オートバイって、奥が深いね。
元気を与えてくれるし、課題(悩み)も与えてくれるし、飽きないパートナーだね。

 
 
 

『 ボルト考 』
   
VTR250 でのボルト交換のリポートでも書いたけど、ボルトは大切な“機能部品”だ。
今までも、ネジ山のクリーニングや座面の確認、締め付けトルクの管理や変更を行なってきた。
特に 操縦性に大きな影響与え、整備頻度が高く、純正ボルトでは消耗が激しいと経験している フロントフォーク固定用のボルトは、定期交換や材質変更も行ない、それなりに成果も挙げてきたと思っていた。

けれども、もっと奥が深かったようだ。
ボルトの材質や品質、強度によって、随分と大きな影響・効果が出ている事を実感した。
  
VTRの場合には、下ヨークの固定用ボルト(M10)のメーカー指定締め付けトルクは 39Nm (4.0 Kgf・m)はボルトへの負担が大きく、定期的な交換を行なった後に ステンレス製へと交換して数年を過ごし、そのぎこちない操縦性に変わっていくのに嫌気が差し、鉄製(SCM435 / 強度区分 10 . 9 / クロメート処理 )へと交換して納得していた。
  
ただ、トラ君の場合、前後サスペンションの設計自体に問題あり。 まるで、「どろろ」の様に、苦心して対処しても、次から次へと課題を与え続けてくれている難題ばかり。
リア サスペンションは一定の収まりを見せ、フロントも上下ヨーク交換を含む大幅な改修も施して、「 まあ、こんなもんでしょう 」と 納得させようとしていた頃だった。
   
それが、ボルトの講習で勉強をして、自宅に戻ってから少し学習を重ね、その知識で新しくボルトを購入して、試しに交換しただけで、こんなにも大きな効果が出るとは想像すらしていなかった。( ありがとうございました! 池田金属工業 さん )

特に、VTRでの交換で得た効果程度だろうと思っていた トラ君の場合、もっと大きな効果が出せた。
その原因・理由を考えてみた。

一つは、整備頻度や乗車頻度が トラ君の方が高く、その分だけシビアに効果が表れやすい。
二つ目は、設計上、トラ君の操縦性のキャパが小さく、その分だけシビアに表れた。

どちらの原因もあるだろが、下ヨークのフロントフォーク固定用ボルトの変更が大きかったと思う。
VTRで確認できた 上ヨークのボルトをステンレス製から SCM435・鉄製への交換による効果とは別に、トラ君の 下ヨークのボルトを SCM435・鉄製に変更した効果が大きかったのだろう。
   
交換前までは、メーカー純正のボルトだけど、材質や強度区分が分からないボルトだったのだ。
目視する限りは目立った破損は無く、締め付けの際の感触にも違和感を感じず、疑った事も無かったけど、この機会に合わせて交換した結果、大きな効果に繋がった可能性は否定できない。
 
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まあ、そのボルトの件以外、上ヨーク用ボルトのサイズ変更、アクスルシャフト固定用ボルトで使用していたワッシャー(座金)の廃止など、小さな変更は多くある。
  
今回の変更による一番大きな経験は、【 ボルトの締め付けトルクの管理よりも、軸力の管理が大切 】 という事だ。
ボルトの一番の働きは“軸力”を発生して他部品を固定する事だから、その“軸力”が適切な大きさで与えられ続けられる事を考えて、清掃・整備や交換作業を行なう必要があるという事だ。

 

今回のボルト交換では、材質変更による“軸力”の特性変更が生まれて操縦性に影響を与え、クロームメッキ処理により安定した“軸力”管理が容易になったのだろう。
残すは「強度区分」による操縦性への影響度合いの確認が必要だろう。
交換前のステンレス製ボルトの「強度区分」は 「A2-70」、引張強さ = 700 N/m㎡ で、交換した 鉄製(SCM435)ボルトの「強度区分」は「12 . 9」、引張強さ = 1200 N/m㎡ だった。

今後は強度区分を下げて、「10 . 9」をクロームメッキ処理ボルトで試す必要もありそうだ。

  
 
 
 


2019年5月 1日 (水)

早速に ボルト交換! その効果は?

先日購入した、高強度、クロームメッキ仕上げの 六角穴付ボルト (キャップボルト) を使うべく、VTR の 上ヨーク(トップブラケット)の フロントフォーク固定ボルトを交換した。
   
今までは、整備を繰り返すと簡単に伸びていく標準のボルト(鉄製)に替えて、剛性が高くて錆に強い ステンレス製の六角穴付ボルト(強度区分 A2-70)を使っていて、剛性を感じる操舵感は気にっていた。 けれど、整備の度に ボルトの肌の“引っかかり感”が増えて気になっていた懸案のボルトだった。
  
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早速に、新しい ステンレス製ワッシャー(座金)と組み合わせて、上ヨークに指で締め込んでみれば、着座するまで全く淀み無く軽く入っていき、上ヨークのアルミ母材との肌の相性の良さは感じられた。 続いて、トルクレンチを使って、取り敢えず メーカー指定のトルク値 22 Nm で締め込んでみれば、最後に至るまで うどんの様に滑らかに締め込んでいく事ができた。
  
今までは、出そうで出ない“くしゃみ”の様な、最後に曖昧さがあったのと較べると、もう 正解! ボルトを交換して納得だ。
 

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      *     *     *     *     *
 

[ 試乗・確認 ]
  
車両のVTRは、4月7日に行った“桜見ツーリング”で感じた「フォーク油面の高さ」と「フロント イニシャルの違和感」があったので、2日前に、フロントロークオイルを 5㏄ 抜いて、イニシャル荷重は 約 0.3 Kgf 下げて 8.7 Kgf に変更して、既に フォークの作動性と旋回に入る動きに違和感を感じなくなっていた。

で、今回のボルト交換は何をもたらしたのだろう?
  
ガレージを出て、一般道を走り出して直ぐに気付いたのは クリア感 だった。普通の道路であっても、常にフロントフォークは上下に動き続けているが、その動きが更に澄んだ味になっている事に気付いた。料理で言えば、“アク” を取ったスープと取っていないスープの違いの様な感じだ。
 
ターン(旋回)に入る動きでもその透明感は変わらず、沈み込んで伸び上がる時にも 変な雑味を感じなくなった。圧倒的に目が覚める様な変化ではないけど、路面と会話しながら走る時には、正確に遅れず正しく動きを教えてくれるのはとても気持ち良いものだ。
   
あまりにも気持ち良かったものだから、「 さあ、ガレージに戻って、トラ君のも交換してやろう! 」と喜びついでに思ったけれど、今日は止めにした。
交換しても、雨が来るのが分かっていたので、確認試乗が出来ず、食材買い出しもしなくちゃいけない。
それに、変更すると大抵、“ プラシーボ効果 ”で良い印象を受けるのが普通だからだ。
  
それにしても、VTR250 は 鉄製のフレーム と 鉄製の 下ヨーク(ボトムブラケット)、そして今回は 上ヨークのピンチボルトも鉄製に変更して、「やっぱり、鉄の粘りは好き!」だ。
VTR250 の 下ヨークの ピンチボルト、以前は ステンレス製に変更していた時期もあったけど、感触が良くなかったので、強度区分 10 . 9 、クロメート仕上げの 六角穴付ボルトに交換済み。
  
しかし、トラ君は アルミ製 フレームは良いとして、下ヨーク も 上ヨーク もアルミ製だ。トラ君の淡泊で“そっけない”表情の原因は アルミのせいかも知れない。
購入した フロントフォーク周り用の ボルトを交換して生まれ変わってくれれば良いけど ・・・。 まだまだ、続く覚悟も必要だろうね。

 

 

 

 

 

 






2019年4月27日 (土)

ボルト、 購入しました !

先日、ネジの講義で勉強した知識を活かすため、オートバイ用のネジ(ボルト)を購入手配して、先ほど無事に届きました。
  
届いたボルトは、六角穴付ボルト(キャップボルト)、材質は クロムモリブデン鋼(SCM435)で、表面処理が クロームメッキ、強度区分は 高強度(12 . 9)という仕様です。
  

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『 ボルトの常識 』

  
ボルトといえば、一般的な知識では「 部品が固定できてれば OK! 」というレベルだと思いますが、僕は性能を備えた【 機能部品 】だと信じています。
確かにボルトは、他の部品と部品を結び付けて固定する器具の一つですが、単に固定できていれば良いとは言えないのです。
  
それは、人と人とを結ぶモノ、例えば 電話やメールとか、お中元や配達業者、または婚約指輪や紹介斡旋業者などの品質が低い場合を考えると理解できるでしょう。品質が悪いと、人と人との人間関係が悪くなり、ギクシャクした関係になって、一緒に同じ目的の為に気持ち良く行動するのが難しくなるもの。
 
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その事は オートバイの部品と部品を結びつけている「ボルト」の場合も同じ。
ボルト以外の部品には一切手をつけず、ボルトの整備の仕方やボルトの品質が変わるだけで、ボルト以外の部品たちの動きや性能が変化してしまうのです。
特に、フロントフォーク周りのボルトは 操縦性に大きな影響を与える部品で、そのコンディションや整備内容一つで気持ち良く乗れたり、不安で楽しめない乗り味にもなるのです。

  
僕の場合は、乗り味や操縦性を重要視しているので、フロントフォーク周りの分解・整備の頻度は高く、整備の度に細心の注意を払ったり、ボルトの定期交換をするなど、一番大切にしているボルトなので、講義で得た知識を活かして、新しい仕様のボルトを手配したのです。
  
   
  
『 ボルト は ゴム 』
  
こんな事を言っても信じてもらえないでしょうが、ボルトはゴムひもと同じなのです。
例えば、荷物を固定するゴムバンドや輪ゴム、髪を留めるヘアゴム、洋服やソックス、下着に入っているゴムと同じ様に、「ボルト」も伸びて 物を固定しているのです。
   
伸びたゴムが元に戻ろうとする力で固定するのと同じで、締め付けで伸びたゴムが元に戻ろうとする力で部品を固定しているのです。ボルトの場合は、その力(張力)の事を「軸力」といって、この「軸力」を適切な大きさに整える為に 締め付けトルク を適切に管理する必要があるのです。
  

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しかし、ゴムが何度も繰り返し使えば、“伸び”で元に戻らなくなるのと同じ様に、ボルトも締め付けても適切な「軸力」を出せない事は珍しい事ではありません。ゴムがその品質や使用頻度、加えた力の大きさによって“伸び”の出る時期が違うように、ボルトも品質や使用頻度、そして加えた力の大きさなどによって適正な仕事ができなくなるのです。
 

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一見、普通のボルトで、見た目が変わらなくても、時には本来の機能を発揮できず オートバイの操縦性能や乗り味を大きく変えてしまう事がある部品だからこそ、「ボルト」は大切な 【 機能部品 】 なのです。

  
   
  

『 どう変わるか? 』
    
今回購入したボルトは、VTR250 と トラ君 の2台のオートバイの、フロントフォークを固定しているボルト。 上ヨーク(トップブリッジ)と下ヨーク(通称:三つ又)、そして アクスル固定ヒンジ用のボルトで、全て 直径 8mm の M8 規格 、長さが 30mm、40mm、そして 45mm で、予備を入れて合計 26本が届いたばかり。
  
ゴムと同じ様に、交換してボルトを新しくすれば、オートバイの動きは変わる。しかも、以前とは違って、今回のボルトは新しい知識で選択したボルトだから期待している。
   
先ず、材質は SCM435 規格の クロムモリブデン鋼。 今まで、一部のボルトは ステンレス製に交換して使用していたけど、部品側の金属材質との相性を考えて、全てのボルトを “肌の合う”鉄に替えて、靱性の高い粘りのある操縦性を期待。
   
ボルトの“伸び”、つまり「軸力」の低下を防ぐ為に、強度区分「12 . 9」という強度の高いボルトを採用した。 強度とは、硬さと誤解されやすいけど、繰り返し使用しても劣化が小さいという強さの事。この強度のボルトを使用すれば、ボルトの性能の低下が抑えられ、オートバイの性能低下・変化も抑えられる筈だ。
 
また、ボルトの表面処理は、硬度と平滑度の高い クロームメッキだから、相手部品のボルト穴の肌を傷め難く、経年劣化が少なく、繰り返し分解・整備でも安心できる。
    

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以上、いい事づくめだと期待しているけど、交換・装着はこれから。
また報告する機会があれば、是非、ご期待あれ!

 






2019年3月17日 (日)

レバーの大切さ、再認識した夜

      
昨晩は レバーの位置の大切さを再確認させられた。
   
先週末に一度組み上げたフロントフォークのチェックへ行くと、初期のレスポンスの遅れ、そして ブレーキでターンに入る時には ターンの鈍さを感じていた。
      
先週末・夜、気温は 8~10℃ 程度か。
冬に慣れてしまったのか、身体は冷気を感じていなかったし、感覚的にはオートバイの状態は正確に感じやすい状況だった。
    
初期レスポンスの遅さは フロントの車高を 2mm程度のアップで、ターンイン時のレスポンスの鈍さは フォークオイルを 5cc 程 抜く事で対処でもしよう。
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それにしても、今回の 高レートのスプリング( WP ZZ-R 1100用 )は 2017年に一度組んだ時よりも 随分とマイルドで扱いやすい感じだ。
   
ハードな事には変わりはないけど、角が丸くなっているから、普通に市街地を真っ直ぐ走っていても、ハーダーサスを付けた車の様、小気味の良い感じだ。
きっと、角が取れたのは、前回は入れて無かった スラストベアリングの効果だろう。
   
 
車高を2㎜ 上げて、オイルを 5cc 抜いて走りだす。
ガレージを離れた瞬間から フロントのレスポンスが随分と明るくクリアになっている。2㎜ アップだけの差ではない。
きっと、ストロークが増えた事、特に 1G' からの リバウンド側の ストロークが 増えている事が大きく影響しているのだろう。
バランスの妙だ。
   
市街地を走っても、少しターンをしても 随分と良い。
先週とは違う車両・少し アウトローダークな子から少し生意気な良い子に変わった。若干、フロント車高は 1~2㎜ 低いが 好みの範疇。
ターンインでのフロントの入り込みも 先週よりも 素直に入ってくる。
先週感じた、アクセルを開けてバンクを切り返した瞬間、フロントの反応の遅れも 解消している様に思える。
   
かし、何かおかしい。
 
 
市街地を走った時から感じていた。
チェンジタイミングとクラッチワークが きちんとリンクしない。早目はやめでのチェンジも いつもより マッチしない。
信号スタート時には エンストもしてしまった。
何か おかしい。
   
そんな不安な思いで ガレージに戻る最中、原因が分かった(気がした)
レバーの角度が いつもと 2度程度 違うのだ。
フロントフォークの調整をすると、必要に応じてハンドルバーを取り外す。
すると ハンドルバーの角度が微妙に変わる場合がある。
今回は、ミラーが 少し後方上側を写しているので、レバーが 前下がりになっている。
      
ガレージに戻り、再度 調整し直して、合いマークを 改めて打ちながら、大切な事を思い出した。「 レバー や ペダル の角度って、気持ち良く走るのに 大切だよな 」
   
そこで、改めて初心に還って考え直した。
「 そうだ、講座を開くなら、クリニックイベントを開くなら、 “ レバー セッティング ” を伝えなくては 」

フロントの車高などは  多くの人にとって直接感じる機会は少ない。
でも、レバーやペダルの角度って、買った時から 同じで走る人は多い筈と。
それって、自動車のシートの位置やリクライニングを 買った時のまま 走る人と同じだ。きっと、乗りづらい事も分からず、決して安全ではないのに、それで良いと思って乗っている。
   
だったら、レバーセッティング の話、きちんと伝えていかなくてはいけないね。
 
 
 
    
    

    

2019年1月29日 (火)

トラ君、 足がつく。

      
前足(前輪) を外したままだったトラ君、冷えて可哀想だったので、3週間超ぶりに、取り付ける。
これで、いつでも自由に、トラ君、外に出掛けられるようになった。
    Img1_web1000       
スプリングは WP  ZZ-R 1100 用、 イニシャルは低めに 最初は低めに抑えて 9.0 kgf 、スラストベアリング組み込み、これで 最初は 1G’ 時車高を 100 mm にセットして、次に 残ストロークが 45mm 程度になるように オイル量の調整をする。
 

初期スプリングレートが 0.66 kgf/mm から 0.84 kgf/mm へと 2割以高くなるけど、交換前の WP バンディット400 用は 1G’ 時以降は 直ぐに 0.91 kgf/mm になっていたので、1 G’ 時、つまり 通常乗車時には 殆ど変わらないか 若干低いレートのストローク範囲もある計算だ。
   

まだまだ寒いから、走ってもきちんとしたデータは取りにくいけど、喜びが待っているか? 苦しみが待っているか? 楽しみだ。

 

< あとがき >
   
・・ そのスプリングを選んだ基準やその根拠、そして プリロードなどの設定を行なった際のデータ等の詳細は、「 フロントスプリング の交換 と セッティング 」 で、後日紹介します。
    
      
 

    

2019年1月28日 (月)

ミーティングまで2週間、トラはまだ走れない

      
年に一度のミーティングが近づくにつれ、何故か? ガレージが遠くなった。
   
ょっと悔しい。
本当は、以前通りに、触って、乗って、撮って、書いていたいけど、
小さな法人でも運営責任はあるし、大切にしている唯一無二の存在であれば尚更だ。
   
・・・と、言い訳をさせて下さい。
   
Img_89_web1000  
    
    

    

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