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購入後 30年近くの ジャイロアップ君。オーナーの無整備と過酷な使用に加えて、長期保管車(デイトナ675)の変質したガソリンがもったいなくて、変質したガソリンを与えた事が決定打となり、走行中に度々エンジン停止するなど、修理が必要な事は先日報告の通り。そこで、最終的には ピストン、シリンダー 等をセットで交換する事を決定しました。
そして、届いた品が画像の通り、必要になる シリンダーベースガスケット、シリンダーヘッドガスケット、2個のピストンリング、そしてセカンドリングに挿入する エキスパンションリング、更には エキパイ用ガスケットに コンロッドのスモールエンド用ベアリング と ピストンピン、ピストンピン用クリップ。そして エキパイ装着用の スタッドボルトと ナット が全てセットの品が届きました。恐らく、日本と同等に品質が高くて、日本以上に多様なパーツが販売されている 台湾の製品だと思いますが、これで 締めて 5,000円台 で購入できるとは! 円安が驚異的なレベルになっている事と併せて、とても 財布に優しいセットです。バリなども殆ど無く、純正品以上に品質の高い製品です。
一時は、純正品の購入を検討していましたが、ホンダ正規代理店が当地でも減って無くなっている事、手配可能の店であっても、廃盤になっている部品が多い恐れがある事、そして 当然ですが(?)高価になってしまう事で、このキット購入です!!
えっ? ボアアップキット では? ・・と
ちょっと迷いましたが、ピストン径 40㎜ 、ノーマルサイズです。 オイル供給やエンジン冷却を考えると、やっぱり、ロングライフが期待できる ノーマルサイズね。
それに、今回初めて 2ストロークエンジンの修理をした経験ですが、2ストロークエンジンは とても繊細、デリケートなエンジンだと判ったので、下手に冒険はしたくないのです。 ええ、4ストロークエンジンは、 クランクからシリンダーヘッド、キャブレターまで、色々と細工した経験はありますが、基本的な事を守っていれば エンジンは回るのですが、2ストロークエンジンは エアクリーナーケースカバーを外しただけで回らない程なのですから ・・・
木枯らしの吹く季節となりました。 どうぞ、体調を崩されることなく、元気にお過ごしください。
さて、7月に引っ越して来て、最初は花の咲く華やかさは無かった花壇(?)だったのに、自然のままに任せたところ、ピンク色の花を一杯咲かせてくれた カタバミ でした。 しかし、陽射しはあっても気温の低さに花を開く元気はないようです。お疲れ様。来年も、是非、元気な姿を見せてください。
そして、季節外れの10月、元気に大きな花を咲かせてくれていた アサガオ でしたが、「これで 今年最後です」と言うように、精一杯に高く花をつけてくれています。
そんな彼らに代わって、「さあ、今度は私の番よ!」とでも言う様に、小さなちいさな ピンク色の花を咲かせているのが ヒメツルソバ です。木枯らしが吹くまでは ただの草としか思えなかったのですが、意外です、鮮やかな姿を見せ、今は彼女が主役になりそうです。 特徴は、丸いボンボンの様な花と V字 が黒く書かれた様な葉です。
オートバイが本来備えている能力を適切に発揮させる為、私が年に数回、機会がある度に必ず行なっている「車体整備の基本」を、整備する部位別に紹介します。( 車両:ホンダVTR250 )中には、初めて見る整備もあると思いますが、それを行なう理由を基本的な事から分かり易く説明しますので、きっと参考になる事もあると思います。
1. 大切な、エンジンマウント整備
フレームにエンジンを固定している箇所がエンジンマウント部です。そして、その整備をなぜ最初に行なうかと言えば、エンジンマウント部には大きな「ストレス」が掛かる場所で、その「ストレス」によってオートバイ本来の動きが阻害されるからです。
この「ストレス」が生まれる主な原因は、フレームとエンジンの役割と個性が全く異なるからです。フレームはンジンを支える以外に、ステアリング(操舵系)と前輪サスペンション、後輪サスペンションも支えていて、走行中に車体が受ける様々な力に対して、適度に変形して、しなやかに受け止めて、車体全体のバランスが崩れない様にする役割をしています。一方、エンジンは、その内部で精緻な数多くの部品が高速で動いているので、変形を許さない頑丈な作りになっています。
そのため、エンジンマウント部では、フレームとエンジンの異なる特性と個性がぶつかり合い、結果として「ストレス」が生まれるのです。その上、エンジンは車体の中で最も大きく重い部品ですから、一番大きな「ストレス」が生まれ易い箇所なのです。そして、その「ストレス」が溜まると歪(ひずみ)が生まれ、それによって、フレームが本来の変形や “しなり” が発揮できず、ロードホールディング性能の低下、乗り心地の悪化、コーナリング性能の低下などの原因となるのです。
ただ、この「ストレス」による歪を取り除く方法は難しくはありません。それは、エンジンをフレームに固定しているボルト(エンジンマウントボルト)を一旦緩めて、それから決めている締付けトルクで締め直すだけです。
この時、注意している点が幾つかありますので紹介します。一つは、車体を直立状態に保つ事です。その理由は、サイドスタンドを利用して、傾いた状態で「ストレス」を取れば、その状態が基準となるので、直立させただけで「ストレス」が生まれ、反対側(右側)へ傾けた時には更に大きくなり、コーナリングの左右差を大きくする原因となり、オートバイ本来の操縦性をスポイルする事になるからです。
二つ目はボルトを緩(ゆる)める時、その ‘緩め’ トルク値に注意を払う事です。その理由は、緩めトルクによって、ボルトの健康状態や加わっている「ストレス」の程度を推測できるからです。そして、‘緩め’ トルク値が締付けトルク値とほぼ同じであれば良好だと判断しています。
三つ目は、マウントボルトを緩めた状態で、エンジン本体に軽い打撃を加えています。プラスチックハンマーや大きなゴムハンマーで、シリンダーヘッドカバー上部やシリンダーブロック下部など、頑丈な箇所に衝撃を与えて、エンジンを本来の最も安定した位置へと下げてやるのです。
そして、四つ目は、特にVTR250の場合は注意が必要な事ですが、適正な締付けトルクを守る事と締めつける順番に特別な注意を払っています。この事は次の項で詳しく紹介します。
・・・ 次回は、『 締付けトルク値と締付けの順番 』の紹介になります
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Seizo Trend 発、
https://www.sbbit.jp/article/st/126008?ref=rss&fbclid=IwAR3JsV4HbxMM2-N4H8GOLGuJkKm-bfM1EbJwPdMmEEkBf4PszunYVRyUKMg
2018年、中国政府が打ち出した「NEV」戦略、New Energy Viecle (電動車)戦略は、国内での EV の製造・販売を積極的に推し進めるもの。EV 製造助成金や購入補助金 に積極的に投資して、電動車・EV を全世界に対して中国の経済力を更に伸ばす商品としてきた結果がはっきりとグラフで示されています。
EVは電動車で、ICEは従来の内燃機エンジン搭載車で、輸出金額ベースでは、既にEVが過半数を占めており、鹿も、2023年のデータは 1~6月、上半期の集計である事に注目が必要です。
ただし、これはまだ過渡期です。2023年上半期の輸出台数の内、EV の割合は 1/3に過ぎず、今後はその割合が拡大すると予想されているからです。それは、2023年上半期、自動車輸出の金額の内 52% が EV で占めていますが、中国メーカー製の EV 割合は多くないからです。多くは 欧州や米国メーカーが中国国内で製造した EV が占めています。ただし、そのブランドの多くは中国資本で支配されているメーカーであったり、製造補助金で製造台数を伸ばしている 米・テスラ です。
一方、欧米各国では この中国政府主導による「NEV」戦略に警戒感も増しており、今後の展開は更に変化する事が記事に書かれています。
二輪オートバイの件は書かれていませんが、中国バッテリー企業ヤ製造に必要な資源の事を考慮すれば、いづれ 中国製 電動オートバイが、そのブランドがどこであっても、私達の将来の選択に大きな影響を与える事は間違いないでしょう。
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