一時代を築いたエンジニアが、また一人去りました
Motor Sport Magazine 伝、
多くの人々にとって、彼の存在は知られていないと思いますが、フェラーリで優勝を飾ったドライバーの名前や車両についてはご存知の方も多いと思います。
彼は、フェラーリのエンジニアとして、エンジンを始めとする車両の開発を行ない、数々の優れた成果を残した マウロ・フォルギエリ(Muro Forgheri)氏。 昨日(11/2)訃報が報じられています。享年は 87歳です。
https://www.facebook.com/MotorSport1924/photos/a.423455801515/10158866686486516
最も多くの人に知られている功績の一つは、水平対向 12気筒エンジンの開発を行ない、車両・フェラーリ312Tを開発し、ニキ・ラウダ や ジェディ・シェクター をドライバーに擁し、フェラーリチーム が数々の ドライバーズ チャンピオン や コンストラクターズ チャンピオン を獲得した立役者です。
そして、その水平対向 12気筒エンジンを公道用にモディファイして搭載した車両こそ、フェラーリ 512BB(ベルリネッタ ボクサー)であり、その後継モデル・テスタロッサ で、名前をご存知の人も多いでしょう。
現代では F1チームのエンジニアの役割は コーディネーター、まとめ役になり、車両レギュレーションの関係もあり、大胆な発想と実現よりも緻密な煮詰め直し役になっている中、独創的な発想と信念で優れた手腕を発揮した エンジニア達が、彼を含めて、一人ひとりと 世を去っています。
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