神戸市、ワクチン接種日記 『 第1回接種 予約の巻 』
さて、ワクチン接種の案内が届き、接種予約が出来る事になったけど、行政手続きの例から漏れず、少しわかり難い点があったので、“ 神戸市限定 ” で、PC を利用して予約した体験談 を書き留めます。
次に続く、神戸市内の 多くの人の参考になれば幸いです。
『 わかり難い案内資料 』
送付された案内資料は、紙面の大きさが様々( A4の1/3カット から A3まで )で、紙質と厚みも様々、フォント(文字)の種類や大きさもバラバラ、黒(墨)一色の資料から カラー印刷まであって、どれもが主役級の主張しているので分かり難い。
一番の問題は、「送付した資料の一覧」的な案内が無い事かも知れない。
健康と命に係わる全国民的に重要な接種なのに、案内資料に過不足が無いかさえ確認できず、どの資料がガイド資料で最初に読むべきかが不案内なのが問題だろう。
送付された資料は主に以下の通りだった。
〇 「新型コロナワクチン接種のお知らせ」
・・ この資料が 最初に読むべきガイド資料
〇 「新型コロナワクチン接種の予診票」
・・ 健康状態や投薬の有無などを記入して、接種会場へ持参します
〇 「クーポン付き案内票」
・・ 接種該当者の情報と “ 接種兼番号 ” が書かれた案内
・・ “ クーポン ” の説明が無く、分かり難いけど、送付された資料を全て
接種会場へ持参すれば良い(だろう)
〇 「集団接種会場都インターネットお助け隊会場の案内」 ( A3版 カラー)
・・これが一番大きな顔をしているが、インターネット申込みの場合は
さほど重要ではない
〇 「ファイザー製ワクチンの説明」
・・ 医薬品として必要な説明資料だけど、タイトルに
【新型コロナワクチン予防接種についての説明書】とあり、
混乱の一因になるので要注意
『 説明が不足している点 』
● かかりつけの医療機関以外での接種を希望する場合、インターネット上の
【予約サイト】での予約になり、基本的に電話や窓口での対応を行なっていない
・・インターネット申込み “お助け隊” が、対応する会場でどこまでサポート
するかは不明
● 接種予約は、1回目の予約とワクチン接種を最初に行ない、その後でないと
2回目の接種予約は出来ない、という説明が不足している
●【予約サイト】の使用説明の不足と、システム細部の設計に未熟な点が多々ある
・・一般的な チケットや食事、美容室などの予約サイトと較べると複雑で
分かり難くて使い難い、
・・ より多くの多様な人が対象の重要なサイトとしての視点に欠けている
『 予約サイト使用案内不足の点 』
● サイトの URL 表記がない
・・ QRコードしか記載しておらず、PC 利用者にとっては 不案内 、
・・URL の無料・短縮サービスを利用して、短くて分かりやすい URL
を表記する事は可能
● 接種の日程と会場選択の説明が不足
・・色々と試してみれば、日程と会場の選択は連動しているけど、
ここが 説明不足・システム設計不足の残念なところ、
・・実際のサイトの使用については、別途、ページ画像をつけて説明します
* * * * 以下、実際の予約サイト画像と、注意点を掲載します * * * *
【 予約サイト 】
※ URL は 検索したページから転載しています
※ サイトの説明は不足していますが、 この画面での 日付入力を厳密に行なう
はありません
※ 操作を行なう日付から 1ヶ月以上後の日付を、適当に選んで入力する方法が
お勧めです
※ 入力した 住居住所の近くに該当する会場の案内が表示されます
※ 1回目の場合なら、1回目用の会場を選択します
※ 「灘区」で入力したので、「東灘区」も表示されたかは不明です
※ この画面にきて、ようやく 選んだ接種会場で、接種が可能な日程が表示
されますので、このページで 接種日を 選びます
※ 〇印がついた 日程を選択してクリックすると、接種可能な 時間帯 が表示
されますので、可能な時間帯をクリックします ( 画像は割愛 )
※ すると、いよいよ 予約最終段階のページに移りますので、必要な項目の
入力確認をして、最後に決定します
以上、最後の 予約確定のページ画像は割愛しましたが、このページまで来れば
一般的な 予約サイト のシステムと良く似ていますので、恐らく、問題は無いと思います。
『 感想 』
ワクチン接種の為の準備期間は充分にあった筈なのに、利用者視点に立った 予約システム と ページ設計で、色々と説明不足が目立っている点がありました。
改めになりますが、国民全員で行なう国家の計画的事業であれば、普段、インターネットを利用した予約をしていない人でも、充分な説明と、間違った操作をしても フォローしてくれる 設計を行なうべきで、それが不足している点が残念でした。
個人情報管理の観点から、各自治体が主体となって システム設計を行なう必要性は充分に理解していますが、システム設計を委託する自治体 と 受託された システム設計側 相互に、利用者視点に立った練り上げが不足している事は否めません。
本来ならば、国・行政側が 基本となるシステム設計を練り上げて、幾つかの システムを 各自治体へ公開して、各自治体 は 実際の システム運用をサポートする企業 と一緒に 最も適した システム を導入する方式が、総合的に見れば、システム 設計の欠点を改善して、導入の為の 期間と費用を節約できる 最善の策であった様に思います。
これは、「デジタル庁」の存在の有無とは無関係の事とは言えませんが、行政全般にとって システムの改善と運用についての意識が 民間企業に較べて圧倒的に低い事も影響している事が一因だと思います。
この体質、 生まれた時から スマホ で遊んでいた世代が 担当になると、例えば 台湾の オードリー・タン氏の様に、変革できると期待しているのですが、きっと 国家公務員体質そのものは 大きく変わらない気もして、少し憂鬱です。
« 日本の、新型コロナウイルスによる、日毎の「新規感染者数」と「死亡者数」 | トップページ | 【 チェーン調整 】に関するアンケートです »
「日記」カテゴリの記事
- 後悔の日 / The Day of Regret(2025.01.17)
- 赤穂での 1年半 / One and a Half years in Ako(2025.01.05)
- 新年に向けて / Wishing you a Good new year!(2024.12.27)
- 帰路 / On the way Back(2024.12.26)
- さくら / Cherry Blossoms(2024.12.22)
« 日本の、新型コロナウイルスによる、日毎の「新規感染者数」と「死亡者数」 | トップページ | 【 チェーン調整 】に関するアンケートです »
コメント