新型コロナウイルス 治療中患者数、感染数上位135カ国別・人口あたり順位等 一覧 (8月19日 05:27 現在)
各国の感染者数を 人口1億人あたりの人数にして比較した資料で、致死率、退院率も比較できます。
メディアは累計の感染者数や死者数に偏った報道をしていますが、国によって人口が大きく異なる上に感染期間も異なるので、累計数で比較する事は無意味です。
真に大切な情報は治療中の人の人数であり、その方々の回復を祈る事だと思います。
【 サイバー戦略 と AI リテラシー 】
この表の作成にあたって、情報の出典元としているのは 米国の Johns Hopkins University の CSSE チーム が公開している ダッシュボードです。
この ダッシュボードの特徴は、同大学の中国人大学院生 の Ensheng Dong 氏 が 出身国・中国の状況を詳しく把握したくて開発され、その後 世界各国がインターネット上で発表している情報を AI を利用して自動収集する事で、常に 最新の情報に自動更新された情報が 24時間公開されている点です。
その機敏性と汎用性の高さから、1月22日に公開されて以来、世界中の研究機関からメディア機関に至るまで多くの組織と人々に利用され続けている優れたシステムです。
ただ、世界各国の様々な機関が信頼を置いているシステム故に、その正確性や公平性、政治性については充分な配慮が必要な時期が迫っていると言えます。
つまり、各国の検査の違いによって PCR等の検査数の違いに始まり、医療や保健体制の違いにより「退院」の基準が各国で異なり、「死因」をウイルス禍を原因にしているか否かで死者数も大きく変わってくるのです。
そして、それ以上に 専制独裁的政治体制であったり、政治体制に脆弱性を持つ政府などでは、このダッシュボードによる収集&公開システムを利用して、意図的に政治に有利な情報を公開させていると判断できる点が数多く散見されるのです。
政治的に偽りの情報を発信する事は珍しい事ではありませんが、AI の働きが絡む事で信憑性が高まり、今まで以上に正当で公正な情報として独り歩きする能力が高まっていると言えます。
AI 利用による情報収集と判断補助システムの活用は今後一層広がる事は確実で、他の AI が収集したデータを元に 別の AI が判断を行なうなど AI 利用が重層化していく程に 情報の信頼性には一層の注意を払う必要があるでしょう。
「メディア リテラシー」という言葉は メディアの伝える内容の信頼性を見極める能力の事を差しますが、国家の発言や政策の意図や嘘を見抜いて 適切なサポートをする AI を見極める言葉として「 AI リテラシー 」が定着する日も遠くないでしょう。
出典 Johns Hopkins CSSE, Trading Economics
#COVID-19
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