新型コロナウイルス 単位人口あたり新規感染者、国別・日別 比較推移表 (4月24日現在)
メディア報道の様に感染者の人数の大きさだけを見て、異なる国どうしで数字をそのまま比較して被害の大小を言う事に意味はありません。
本来ならば 単位人口あたりの 新規感染者数で見る必要があります。
単位人口あたりの 新規感染者の数を比較しなければ医療現場の状況は見えてきませんし、国民が受けている感染への恐怖の程度も較べられないので、比較用の表を作成しました。
この表でわかる事は、米国 NY市の感染が拡大して医療現場が逼迫している報道が目につきますが、西海岸の LA市も同様に逼迫している状況が判断できます。報道の熱の入り方の差は経済の中心であり各報道各社の中心地だからでしょう。日本と同様の現象で LA市の市民に目が向いていないとすれば残念です。また、シンガポールでの感染拡大が一気に進み、状況的には NY市 や LA市 とほぼ同レベルと言ってよく、医療水準などの差から医療現場は更に過酷だと予想されます。
他に注目すべき国々は、各メディアでは取り上げられていませんが、中東地区の国々です。特に カタール や 表に掲載していませんが クウェート では NY市などを凌ぐ割合で感染者が生まれており、今後注目すべきですし、心配が増すばかりです。また 同じ中東の UAE 、それに次いで サウジアラビアの数字の動きもよくありません。
一方、南米で言うと 一番心配な国は ペルーです。米国と較べると様々な資材や医療水準が想像すると、勝手ですが、既に 米国並みに混乱した医療現場になっていても不思議ではありません。また 隣国の エクアドルは一時 拡大の兆しを見せていましたがが、今の処は最悪段階の直前で持ちこたえている様子です。
他方、報道で注目されている インド や 南アフリカ に目を向けると、勝手ですが、この表からは 最悪な状態に入っているとは判断できないと思います。
ただ、ロシアについては 徐々に感染拡大を抑え切れていない状態に見えてしまいます。
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