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2020年1月 3日 (金)

ヘルメットの弊害 Harm of helmet

  
     一般道を走る機会の多いライダーなら、何度か経験した事があるだろう
     四輪車のドライバーと意思疎通感が薄く、時に疎外・迫害されている感覚を
     もしかしたら、それはヘルメットの弊害かも知れない
  
     安全の為に義務化されているから、と思って見過ごす前に、
     ヘルメットが原因で、知らない内に社会から浮いている事実を考えたい
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『 反応の違い 』
   
僕は、街中でモラルに欠けた行為を見掛けると、リスクを計算の上で、その人に注意する事が多い。
歩きながらの喫煙している人や吸い殻のポイ捨てした人、歩道の上で駐車している人や運転中に携帯やスマホを使っている人にもだ。
   
しかし、最近、注意しても聞かないだけでなく、「あんた、何者」と言い返される事が多くなって悩んだ。
そこで、その変化の原因を色々と考えたところ、一つは服装にありそうだと思いついた。
   
最近は、以前とは違って、NPO法人の仕事に専念しているので、街中を移動する時は Gパンとトレーナーなどのカジュアルな服装だ。以前は、街中を歩く時といえば、上下スーツに革ブーツ、そして鞄を片手だったから、その服装の違いで反応が変わったのだろう。
    
さらに、同じ服装でも、ミニバイクで移動している最中での注意が一番効果が薄い事にも気が付いた。歩道や横断歩道上に駐車をしたり、他者に危険リスクを与える場所での路肩駐車しているドライバーに注意しても、異様な程に“上から目線で”で反発されてしまうのだ。
  
最初は、「 ミニバイクに乗っているから ・・ 」と思っていたけれど、どうも それだけではない気がしてきた。そう、ヘルメット(ジェット型)とサングラスをしたままで注意をした事にも関係があっただろう、と思えてきた。その考えに至った根拠は、“ヒジャブ効果”だ。
 
 
 
 
『 ヒジャブ効果 』
  
日本は、以前と較べて、観光労働、研修の為に、海外から渡航している方が増えている。 それに応じて、街中で見掛ける機会が随分と増えていて、宗教的な戒律による服装を守る人々を目にする事も多くなり、見る人によっては、逆らえない “違和感” を感じる事もあるだろう。
  
例えば、イスラム教徒の女性が頭につける「ヒジャブ」による反応がその一例だ。 目にする機会がもっと増えたり、その服装をする友人が出来れば、そんな違和感を感じる事は少なくなるだろうが、見慣れたとしても、見る人によっては、「宗教観の違う人」、「日本語は通じないかも知れない」という意識は残るだろうし、仮に話かけらられたら、少し身構えてしまいそうになるだろう。  
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では、同じイスラム教徒の女性でも、地域や宗派、風習の違いる、眼しか出さない「ニカブ」だったらどうだろう。「ヒシャブ」なら顔前面は露出しているので表情がわかるけど、眼元しか見えない「ニカブ」ではそれは無理だから、人によっては更に “違和感” は感じてしまうだろうし、身構え方も大きくなるだろう。
  
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それなら、アフガニスタンなどで見掛ける、目元さえ隠してしまう「ブルカ」だったらどうだろう? きっと、イスラム教徒の女性だとは思いつつも、性別や年齢も判別できず、“無関心” や “疎遠” な態度を取ってしまう人が居たとしても自然な反応の一つだろう。
  
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ここまで考えて、僕は、二輪ライダーが義務で被っている「ヘルメット」も、それら「ヒジャブ」や「ニカブ」、「ブルカ」的な効果を発揮している筈だ、という結論に至った。つまり、ヘルメットを被っている時には、被っていない人々に対して、見る人によっては、少なからず “異人種” 的な反応を与えてしまい、ネクタイとスーツ姿の時とは別な反応を引き出したのだろうと思う。
 
 
 
 
『 ヘルメット弊害への対策 』
  
ヘルメットを被っている限り与えてしまう “違和感” や “怖れ” 、場合によっては 二輪ライダーに対する “負のイメージや記憶” の払拭は難しい。 だけど、その対策は簡単だ。ドライバーなどに注意する時には、今度から、ヘルメットとサングラスを取ってからにする事にした。
   
しかし、一般道を走行中はヘルメットを脱ぐ事は出来ないから一工夫が必要だ。 歩行者や四輪ドライバーにとっては、ライダーの性別や表情、人種さえ判断出来ず、同じ人間とは意識出来ていない人が居ても不思議ではないからだ。
   
何かをアピールする必要があった時には、“人間らしい” 動作や表情が読み取れる工夫が大切だ。 感謝や抗議を示す時には、頭をはっきりと相手に向けたり、片手を大きく挙げて伝えるべきだろうし、それが出来ない 四輪ドライバー に対しては効果的なジェスチャーとなるだろう。

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ライダーとして、一番やってはいけないのが、憤りのジグザグ・ローリング走行や、怒声代わりの空吹かし、ドアミラーや車体への接触攻撃だ。 それらは、相手に恐怖や怒りしか生まず、他の二輪ライダーへの攻撃的な行為や意見として跳ね返ってきて、時には他ライダーの命を奪う原因になるからだ。
   
だから、もし、あなたのライダー仲間の中で、四輪ドライバーへの憤懣からそれらの行為をしている人が居たら、同情や同調に留まっているのは罪だと思って欲しい。 そんな機会こそ、自分自身を含めて、良いオートバイライフ環境を育てていく絶好の機会の一つなのだから。
 
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『 妄想 』
  
そんな事を考えていて、妄想が浮かんできた。
  
【 ヘルメット装着自由化 】 1970年代の様に、ヘルメットを被らないのが普通だったら、ライダーの事故死亡率を無視すれば、社会との関係はもっと良好だったかも知れないと。
ヘルメットによる匿名性が消えて、性別や年齢、表情の全てが丸わかりだから、ライダーも無謀で反社会的な行為を自重するだろうし、何より事故は死亡に直結する事がわかるので、無茶な運転は控えるかも知れないね、とさえ想ってしまう。

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【 四輪ドライバー、フルフェイスヘルメット装着義務化 】 二輪でのヘルメット装着義務はそのままで、四輪ドライバーにもフルフェイス型ヘルメットが装着義務になると楽しい。
そう言うと、ドライバーの表情が読み取れないから危険という意見もあるだろが、1970年当時の車両と較べると、エアコン装着稼働率は 100%になり、全ての窓ガラスが何らかの色に染まっているので、今や表情の読み取りを期待していない筈だ。
   
逆に、ドライバーにとってヘルメット姿が身近になるので、二輪ライダーとの親近感を抱き、ライダーを同じ運転者として認識する傾向が高まり、ライダーにとってもドライバーに多少の仲間意識も芽生えるだろうから、相互間での無駄な不信や圧力的行為が減って、交通安全に役立つのは間違いない。

 
 
 
 
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