「 学生時代の記録 」 を追加掲載しました
GRA公式サイトの中、『 代表・小林裕之の紹介 』ページに、「 学生時代の記録」を追加しました。
中学、高校、大学と、トロンボーン を熱心に吹き、一時は指揮者もやっていました。
他の画像も掲載していますので、興味のある人は どうぞ !
『 GRA代表・小林裕之の紹介 』 ページ中段に掲載
http://gra-npo.org/office/director/introduction.html
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GRA公式サイトの中、『 代表・小林裕之の紹介 』ページに、「 学生時代の記録」を追加しました。
中学、高校、大学と、トロンボーン を熱心に吹き、一時は指揮者もやっていました。
他の画像も掲載していますので、興味のある人は どうぞ !
『 GRA代表・小林裕之の紹介 』 ページ中段に掲載
http://gra-npo.org/office/director/introduction.html
オートバイに必須の調整、リア サスペンション の プリロード調整について、最後のページを掲載しました。
今回のページでは、オートバイの歴史の中での リアサスペンション の役割の変化に始まり、メーカーや販売店、メディアへの 「 苦言・提言 」までまとめています。
今回の記事を読めば、「 なぜ、リアサスペンションの調整が大切なのか? 」が、きっと理解してもらえるでしょう。
また、あなたのオートバイが もっと思いのまま走る様になるヒントも見つかるかも知れません。
どうぞ、最終ページをご覧ください。
【 リア サスペンション の プリロード調整 】最終ページ
http://gra-npo.org/lecture/bike/rear_preload/rear_preload_7.html
僕にとって、オートバイとバイクは違うモノ。
オートバイは タンクがしっかりあって、エンジンは外から見えていて、どの箇所も簡単に触って楽しめるモノ。
バイクとは、スクーター。
プラスチックばかりで触る気になれないモノ。
でも、今日触ってしまった。
今日は、ハローワークでたっぷり求職活動して、ガレージに来て、 バイクを触る事にした。
というのも、一週間ほど前、気持ち良く走っていると、甲高いような音がし始めて、急にパワーダウンしたからだ。
キャブレターか? ピストンか? と思いながら分解を始めた。
でも、まさか、荷台を降ろして、左リアタイヤを外し、左フェンダー、左サイドカバーを外し、エアクリーナーボックスを外し、エキゾーストトカバーを外し、ホースバンドとゴムホース を3箇所外し、シリンダーシェラウドカバーを外して、ようやく キャブレターとシリンダーと ご面会実現とは。
30度近い外気温の中、途中経過の 写真撮る気にもならず、黙々と 作業をすれば、シリンダーヘッド ガスケットの吹き抜けが疑わしい。
メタルのガスケット、ピストン中心部から放射状に 細いヒビ割れが起きている。
部品は無いので、今日は直せない。
また、来た道を戻る様に組み立てていく。
完成だ! と思って バイク動かすと、バイクの下に ボルト1本、転がっていた。
もう、終わり。
ボルト1本ぐらいで、分解・爆発はしないだろう。
あぁ、好きになれない。
オートバイに必須の調整作業「 リア サスペンション の プリロード調整 」の 実作業の解説記事を 公式Webサイト に掲載しました。
必須の大切な調整作業であり、メーカーや販売店さえ正しく伝えていない調整作業を、初めての人でも 分かりやすく、ベテランの人にはより正確な情報を、段階を追って解説してきましたが、今回 「実作業編」を 掲載しましたので、是非 ご覧ください。
リア サスペンション と そのプリロード調整の形式には様々な種類がありますが、詳細な 画像 を多く使って、その殆どの形式でも 正しいプリロード調整が出来る内容になっています。
【 リア サスペンション、プリロード調整 ・実作業編 】
http://gra-npo.org/lecture/bike/rear_preload/rear_preload_6.html
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http://gra-npo.org/lecture/bike/rear_preload/img_rear_preload.html
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昨年(2018年)夏、心機一転、生活スタイルを変えたところ、健康になった話。
健康に少しは関心はあるので、10年ほど前から、一日二回、体重と血圧、体脂肪率と内臓脂肪率を測る癖がついていた。
ところが、一時、オートバイから完全に離れていた為か、仕事のストレス(?)の為か、少しずつ、その数字は大きく育っていた。
特に、仕事のストレスも溜まっていた 2018年春頃の血圧は 168/99 、とっくに高血圧。 これでは 献血さえも出来ない状態だ。
2018年夏、生活スタイルを一気に変えようとした時は、却って別のストレスが溜まり続けて 2ヶ月。
脂肪も溜まって、体脂肪率 21%、内臓脂肪率 14%、身長 180㎝は変わらず、体重は 人生最大の 82 Kg台にまで成長。
それではダメだと、食事スタイルを改善して半年間、体重は 12㎏ 減の 69Kg 台。体脂肪率 16%台 へと変わっていた。
でも、血圧だけは ずっと以前から 135 / 90 程度は普通だったので、診るのも怖くて、測りさえしなかったが ・・
今日(5/22)、久し振りに計測してみると 109/77 が 出ました !!
これで、高血圧が原因の疾病の心配も少なくなったし、体調を管理する方法も(少し)マスターできたので、健康年齢が少しは伸びた実感が !!
GRA と NPO法人活動について、指摘と意見を受けました。
その件について、内容別に回答をしていますので、ここに紹介します。
『 NPO法人活動について 』
http://youkai.air-nifty.com/gra_question/2019/05/post-289ce2.html
『 NPO法人活動と寄付について 』
http://youkai.air-nifty.com/gra_question/2019/05/post-39367f.html
『 NPO法人活動の伝え方 』
http://youkai.air-nifty.com/gra_question/2019/05/post-106d21.html
過去の活動映像を、順番に作成・公開している “動画アーカイブ” は、1992年11月15日に開催した 『 緑色のパーティ 』(第4回 ジムカーナパーティ)を掲載しました。
この『 ジムカーナパーティ 』とは、単に速さを争う競技ではなく、ゲームをしたりプレゼント交換会をしたり、テーマカラーに合わせた服装で走行したりと、参加者が一緒になって楽しむ事を目的にしたイベントです。
そして、楽しむと同時に、参加者でイベント運営に必要なスタッフ職を交代しながら担当して、スタッフ専任者を設けないシステムも実践して、イベントの運営開催の責任を参加者全員で共有する事も目的にしたイベントです。
だから、実際に映像を観ると分かりますが、コースミスしそうな人が居たら 近くに居た人が誘導し、転倒者が居たら直ぐに誰かが駆けつけ、ゴール間際になれば声援を送り、完走した人には拍手が贈られる等、みんなが一緒になって盛り上げようとしているのです。
ただ、1992年は GRA を設立して 2年目。 こういうオートバイイベントへの参加経験があまり無い者達ばかりで、慣れないスタッフ職を一生懸命にこなしている様子は、今から観ても微笑ましく感じられるでしょう。
【 イベント記録・1992年11月15日開催 ジムカーナパーティ 】
http://gra-npo.org/document/record/1992/P_19921115.html
『 リア プリロード調整 』の解説、今回は 「一人でプリロード調整」を、画像入れて詳しく解説しました。
プリロード調整は、オートバイの基本的な整備・セッティング、でも正確に行なうには 一人では難しいと言われていたセッティング作業です。
今回追加の解説記事は「一人でする プリロード調整」、画像付きで一人で正確に簡単に行なえる方法を説明していますので、是非 参考にしてください。
【 リア プリロード調整 】P.5 「 一人でプリロード調整 」
http://gra-npo.org/lecture/bike/rear_preload/rear_preload_5.html
http://gra-npo.org/lecture/bike/rear_preload/img_rear_preload.html
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新しいカテゴリーでの発信をしていく予定です。
そのカテゴリーの名称は、【 マナーより、ルールより、モラル 】です。
名称の意味は、「 マナーを大切にするよりも、ルールを大切にするよりも、モラルを大切にするべき ! 」で、人が社会の中で生きる時に大切にすべきだと考えている事を書く予定です。
『 モラルとは 』
「 マナー 」とは 風習とか習慣の事ですし、「 ルール 」とは 法律や決まり事の事であり、「 モラル 」とは “ リスク ” を他者に与えない行為の事です。そして、この “ リスク ”とは、身体や健康、財産や制振などに損害を与える可能性を指します。
つまり、「 モラル 」とは、他者の身体や健康、財産や精神、そして自由意志に対して損害や損失を与える可能性のある行為をしない事を指し、和訳の単なる 道徳 を指してはいません。
別な言い方をすれば、「 マナー 」とは 時代によって変化するもので、住む地域によっても異なる民衆の基準であり、「 ルール 」とは国家などが決める基準で、時代や国によって変化するもので、「 モラル 」とは国家や時代に関わらず変化する事がない 人間性の基準であり、最も大切な基準です。
『 モラル の扱いが軽過ぎる 』
しかし、現実での人々の行動では、“ モラル ” の認識の低さには驚かされます。
「 マナー 」や「 ルール 」には敏感な人でも、「 モラル 」には最も無頓着な例が多すぎるのです。
例えば、歩きながらのスマートフォン操作、通称 「歩きスマホ」の例で説明します。
よく言われているのは、「歩きスマホをしていると危ないからやめましょう」とか、良くても「周りの人に迷惑だから」という注意レベルしか目にしませんが、これは他者に対しての配慮に欠けたレベルの掛け声です。
実際、歩行している人々は全員が五体健康な人とは言えず、障害らしきモノが全く無い人ばかりではありません。緑内障などで視野欠損・視力障害のある人や、転倒すれば骨折の可能性が高い骨粗鬆の方などの存在が全く珍しくない人混みの中で、前方を殆ど見ないで歩く行為は “ 確信的傷害行為 ” と言ってよく、他者を省みない「 モラル 」に反する行為なのです。
同様な事は、喫煙や飲酒運転についても言えるでしょう。
その行為を行なう人達に、「 マナー」とか「 ルール 」のレベルではなく、「 モラル 」に対する配慮があれば、きっと、亡くならずに済んだり、苦しまずに済んでいる人は大勢いる筈なのです。
『 何のための発信か 』
では、なぜ 発信するのか? と問われれば、元々、オートバイで走る事や楽しむ事とは関係無く、以前から興味のある事柄だったのですが、私達・ライダーにとっても大切にすべき事であるのは間違い無いし、NPO法人 GRA が経験してきた事を活かすためにも発信すべきだと考えているからです。
このテーマで発信する事によって、ライダーの中で自身の行動を見直す方が増えて、ライダーを取り囲む社会からの評価が少しずつ良くなる事を願っています。
また、それと同様に、社会の人々の中でも「 モラル 」に対する意識が高まる事も願っています。
私達は全員が、より良い世界を築く責任がある筈です。
より良い世界とは、人によって、国によって、宗教によって多少は異なるかも知れませんが、決して 他者の身体や健康、財産や権利に損害や損失を与える事は許されない事ですし、被害を受ける側にとってみれば決してあってはいけない事です。
それは、一人ひとりが 「 モラル 」を意識する事により、一歩ずつ実現へと近づく事だと信じています。
だから、発信していきますし、共有の輪が広がる事を願っています。
さまざまな活動を行なっている NPO法人を、より多くの人に知って欲しくて、機会がある度に紹介していますが、それを一覧でまとめたページを作成しました。
ユニークな活動の NPO法人や 意義深い活動をしている NPO法人など、定期的に追加・掲載していきますので、ぜひ、チェックしてご覧下さい。
【 NPO法人を紹介します 】 (一覧ページ)
http://gra-npo.org/office/npo/recommended_npo.html
すべてのオートバイにとって 必須の調整作業『 リア プリロード調整 』の解説を、数年前にお届けした内容を改良して、図 や 画像を増して作成しています。
この度、第3ページ目の掲載を完了しましたので、どうぞ、途中段階ですが、一度ご覧ください。
【 リア プリロード セッティング講座 】ページ 3
http://gra-npo.org/lecture/bike/rear_preload/rear_preload_3.html
世の中には、利益の為ではなく、社会の為に尽力している方々や団体があります。
そんな活動を行なっているNPO法人を、機会がある度に紹介していきます。
みなさんにとって何等かの参考になる事を願っています。
* * * * * * * * *
以下、認定NPO法人 フードバンク関西 の紹介です。
認定NPO法人 フードバンク関西は、2003年4月、兵庫県芦屋市に在住していた米国人 Bryan Lawrence 氏が、尼崎市に開店したコストコホールセールジャパン尼崎からの余剰食品の無償提供を受け、それを大阪市内のホームレス支援に活用した事をきっかけに誕生した法人です。
当初は一人で始めた活動でしたが、やがて日本人のサポートスタッフも得て、ホームレス関連以外に、障害者者支援や母子緊急生活支援団体などへのサポートとして、食糧の無償提供を行なうなど活動の範囲を広げていきました。
が、2003年8月、設立発起人の 同氏が日本を離れる事になり、サポートメンバーが協議して、NPO法人としての認定を兵庫県(現所在地:神戸市)より受けて活動を行なっています。
現在は、数多くの食品関連企業から余剰食品の提供を受け、また同様に多くの賛助法人や賛助会員の支援を受け、生活弱者の方々を支援する各団体等に、それら食品などを無償で分配する事業を行なっています。
そして、多方面からの寄付金や助成金、そして会費の受けてきた実績から、現在は 認定NPO法人として活動されているいます。
特に、私が注目しているのは、非正規就労や片親世帯の増加により増えていると言われる、子どもたちの “孤食” や “欠食” を改善するため、数多くの NPO法人などが【 子ども食堂 】活動を行なっていますが、同法人はそれらの活動法人にも積極的な支援を行なっている事です。
現在の日本は先進国の中でも「貧困率」(相対的貧困)が高く、少ない収入を補うために夫婦共稼ぎや、近年増えているひとり親家庭の子ども達(主に 18歳未満)の食事状況が悪化していると報告されています。
子どもの「貧困率」は 13.9 %(2015年時点)と、子ども 7人に一人は家族と一緒に食事ができないなど、心の成長に欠かせない十分に質の高い食事をしていないと考えれる状況に対して、民間の方々が行なっている【 子ども食堂 】活動への支援は、日本の将来を支える活動だと思います。
【 認定NPO法人 フードバンク関西 】
□ 法人WebサイトTopページ ・・ https://foodbankkansai.org/
□ 法人概要 ・・ https://foodbankkansai.org/overview/
□ 法人の歴史 ・・ https://foodbankkansai.org/history/
□ “子ども食堂” 活動との関わり ・・ https://foodbankkansai.org/kodomoshokudou/
□ 提携企業・団体・・ https://foodbankkansai.org/partners/
□ 食品寄付の窓口・・ https://foodbankkansai.org/donate-food/
■ 内閣府 発「子供の貧困対策」 (平成30年2月)
・・https://www8.cao.go.jp/kodomonohinkon/forum/h29/pdf/saitama/aisatsu1.pdf
GRA代表:小林裕之 紹介ページ 『 小林裕之 の 紹介 』をリニューアルしました。
以前より、記事や情報を見やすく、親しみやすく(♪)工夫をしています。
ぜひ、一度ご覧ください。
【 GRA代表: 小林裕之の紹介 】
http://gra-npo.org/office/director/introduction.html
『 目覚めのコムラ返り 』
毎日の仕事(NPO)をする時間帯は 自然と一番効率の良い深夜と昼間午後がメインになっている。
だから、先日(5/4) の様に開催イベントがあると、生活のリズムが崩れるからだろうか、イベント終了後はとても疲れる事があったりする。
そのため、その日は早目(0時過ぎ)には寝たけど、何故か 朝4時過ぎに 左脚ふくらはぎがコムラ返り、痛さで目覚めて我慢と宥めすかしをしていると、今度は右脚もなってしまった。
「まずい、このままではトイレさえ行けない」
などと悶え続け、治ったらすっかり目が覚めてしまったので、仕方なく 仕事、サイトデザインの変更を一つ片付けた。
そんな朝を迎えた後だったから、多少仮眠を挟んだ午後、全然元気は出なかったけど、食料の買い出しもあるので外出して、帰り道にガレージへも行った。
『 ボルトチューン ! 』
最初、ガレージで コーヒー飲んでも目覚めなかったから、VTR250で行なって好結果を確認していた“ボルト交換”、残るトラ君(トライアンフ)に懸案の ボルト交換には全然気乗りはしなかった。そんな元気は無かったし、元気が無い時には作業ミスはもちろん、その試走確認(インプレッション取り)は正確に出来ないからだ。
けれども、「 今日は何もせず、ちょっとブラっとしようか 」と、トラ君を 街乗りに誘い出し、いつもの道をぶらっと走ってみれば、出る出る!、急にあふれ出た元気で眼がメラメラしてくるのが自分でも分かる。
そうなると止まらない。
「今、走ったばかりの感触が薄れない内に、ボルト交換して、比較確認しよう!」
「まだ陽はまだ高い、日差しが変わると印象が変わるけど、今なら間に合いそうだ」
ガレージ出る時とは打って変わり、まるで元気な子犬の様に、ガレージに戻り、上ヨーク、下ヨーク のフロントフォーク固定ボルト、そしてアクスルシャフト固定ボルトを一気に交換に。
全てのボルト穴はタップで綺麗に修正して、上ヨーク用にはボルト穴の深さを確認して 、今までよりも 5 mm 長いボルト・M8×35 を作成し、交換順序も重要なボルトの順、隣り合ったペアボルトは均等に、全ての交換作業も完了。
工具の片づけもソコソコに、また、街乗りに誘い出すと、ガレージから降ろす段差から 期待感・大の感触、続いて小さな路地を曲がる 低速 90度ターンをすれば確信に、 広い道に出て 車の流れに乗れば 笑ってしまった。
フロントが、路面の小さな小さな凸凹も優しく滑らかにこなしている様子が手の中に入ってくる、 まるで、よく出来たコンソメ味の暖かいスープを飲んでいる気分だ。
「トラ君、悪いけど、今となっては 君は体臭を感じさせる欧州人の様だったね」
車の流れに乗って走る街中、いつも比較用に走る道。大きな信号のある交差点から小さな路地の道、ガレージから 約2㎞ の行程、トラ君、今までは小さな路地を曲がる時にも 小さな引っかかり感を残していた事が今になって体感出来た。
さっきまでは、VTRには感じない小さな恐怖感を感じさせていたトラ君。
購入以来、悩まされ続け、ずっと改良作業を続けて、随分と小さくなっていた恐怖感だけど、明らかに違った。
こんなのだったら、もっと早く、ボルトチューン しておけば良かった。 何しろ、スラストベアリング入れの効果より大きな影響を与えている、又は 相乗効果が強く出ているのかも知れない。
うーん、オートバイって、奥が深いね。
元気を与えてくれるし、課題(悩み)も与えてくれるし、飽きないパートナーだね。
『 ボルト考 』
VTR250 でのボルト交換のリポートでも書いたけど、ボルトは大切な“機能部品”だ。
今までも、ネジ山のクリーニングや座面の確認、締め付けトルクの管理や変更を行なってきた。
特に 操縦性に大きな影響与え、整備頻度が高く、純正ボルトでは消耗が激しいと経験している フロントフォーク固定用のボルトは、定期交換や材質変更も行ない、それなりに成果も挙げてきたと思っていた。
けれども、もっと奥が深かったようだ。
ボルトの材質や品質、強度によって、随分と大きな影響・効果が出ている事を実感した。
VTRの場合には、下ヨークの固定用ボルト(M10)のメーカー指定締め付けトルクは 39Nm (4.0 Kgf・m)はボルトへの負担が大きく、定期的な交換を行なった後に ステンレス製へと交換して数年を過ごし、そのぎこちない操縦性に変わっていくのに嫌気が差し、鉄製(SCM435 / 強度区分 10 . 9 / クロメート処理 )へと交換して納得していた。
ただ、トラ君の場合、前後サスペンションの設計自体に問題あり。 まるで、「どろろ」の様に、苦心して対処しても、次から次へと課題を与え続けてくれている難題ばかり。
リア サスペンションは一定の収まりを見せ、フロントも上下ヨーク交換を含む大幅な改修も施して、「 まあ、こんなもんでしょう 」と 納得させようとしていた頃だった。
それが、ボルトの講習で勉強をして、自宅に戻ってから少し学習を重ね、その知識で新しくボルトを購入して、試しに交換しただけで、こんなにも大きな効果が出るとは想像すらしていなかった。( ありがとうございました! 池田金属工業 さん )
特に、VTRでの交換で得た効果程度だろうと思っていた トラ君の場合、もっと大きな効果が出せた。
その原因・理由を考えてみた。
一つは、整備頻度や乗車頻度が トラ君の方が高く、その分だけシビアに効果が表れやすい。
二つ目は、設計上、トラ君の操縦性のキャパが小さく、その分だけシビアに表れた。
どちらの原因もあるだろが、下ヨークのフロントフォーク固定用ボルトの変更が大きかったと思う。
VTRで確認できた 上ヨークのボルトをステンレス製から SCM435・鉄製への交換による効果とは別に、トラ君の 下ヨークのボルトを SCM435・鉄製に変更した効果が大きかったのだろう。
交換前までは、メーカー純正のボルトだけど、材質や強度区分が分からないボルトだったのだ。
目視する限りは目立った破損は無く、締め付けの際の感触にも違和感を感じず、疑った事も無かったけど、この機会に合わせて交換した結果、大きな効果に繋がった可能性は否定できない。
まあ、そのボルトの件以外、上ヨーク用ボルトのサイズ変更、アクスルシャフト固定用ボルトで使用していたワッシャー(座金)の廃止など、小さな変更は多くある。
今回の変更による一番大きな経験は、【 ボルトの締め付けトルクの管理よりも、軸力の管理が大切 】 という事だ。
ボルトの一番の働きは“軸力”を発生して他部品を固定する事だから、その“軸力”が適切な大きさで与えられ続けられる事を考えて、清掃・整備や交換作業を行なう必要があるという事だ。
今回のボルト交換では、材質変更による“軸力”の特性変更が生まれて操縦性に影響を与え、クロームメッキ処理により安定した“軸力”管理が容易になったのだろう。
残すは「強度区分」による操縦性への影響度合いの確認が必要だろう。
交換前のステンレス製ボルトの「強度区分」は 「A2-70」、引張強さ = 700 N/m㎡ で、交換した 鉄製(SCM435)ボルトの「強度区分」は「12 . 9」、引張強さ = 1200 N/m㎡ だった。
今後は強度区分を下げて、「10 . 9」をクロームメッキ処理ボルトで試す必要もありそうだ。
先日購入した、高強度、クロームメッキ仕上げの 六角穴付ボルト (キャップボルト) を使うべく、VTR の 上ヨーク(トップブラケット)の フロントフォーク固定ボルトを交換した。
今までは、整備を繰り返すと簡単に伸びていく標準のボルト(鉄製)に替えて、剛性が高くて錆に強い ステンレス製の六角穴付ボルト(強度区分 A2-70)を使っていて、剛性を感じる操舵感は気にっていた。 けれど、整備の度に ボルトの肌の“引っかかり感”が増えて気になっていた懸案のボルトだった。
早速に、新しい ステンレス製ワッシャー(座金)と組み合わせて、上ヨークに指で締め込んでみれば、着座するまで全く淀み無く軽く入っていき、上ヨークのアルミ母材との肌の相性の良さは感じられた。 続いて、トルクレンチを使って、取り敢えず メーカー指定のトルク値 22 Nm で締め込んでみれば、最後に至るまで うどんの様に滑らかに締め込んでいく事ができた。
今までは、出そうで出ない“くしゃみ”の様な、最後に曖昧さがあったのと較べると、もう 正解! ボルトを交換して納得だ。
* * * * *
[ 試乗・確認 ]
車両のVTRは、4月7日に行った“桜見ツーリング”で感じた「フォーク油面の高さ」と「フロント イニシャルの違和感」があったので、2日前に、フロントロークオイルを 5㏄ 抜いて、イニシャル荷重は 約 0.3 Kgf 下げて 8.7 Kgf に変更して、既に フォークの作動性と旋回に入る動きに違和感を感じなくなっていた。
で、今回のボルト交換は何をもたらしたのだろう?
ガレージを出て、一般道を走り出して直ぐに気付いたのは クリア感 だった。普通の道路であっても、常にフロントフォークは上下に動き続けているが、その動きが更に澄んだ味になっている事に気付いた。料理で言えば、“アク” を取ったスープと取っていないスープの違いの様な感じだ。
ターン(旋回)に入る動きでもその透明感は変わらず、沈み込んで伸び上がる時にも 変な雑味を感じなくなった。圧倒的に目が覚める様な変化ではないけど、路面と会話しながら走る時には、正確に遅れず正しく動きを教えてくれるのはとても気持ち良いものだ。
あまりにも気持ち良かったものだから、「 さあ、ガレージに戻って、トラ君のも交換してやろう! 」と喜びついでに思ったけれど、今日は止めにした。
交換しても、雨が来るのが分かっていたので、確認試乗が出来ず、食材買い出しもしなくちゃいけない。
それに、変更すると大抵、“ プラシーボ効果 ”で良い印象を受けるのが普通だからだ。
それにしても、VTR250 は 鉄製のフレーム と 鉄製の 下ヨーク(ボトムブラケット)、そして今回は 上ヨークのピンチボルトも鉄製に変更して、「やっぱり、鉄の粘りは好き!」だ。
VTR250 の 下ヨークの ピンチボルト、以前は ステンレス製に変更していた時期もあったけど、感触が良くなかったので、強度区分 10 . 9 、クロメート仕上げの 六角穴付ボルトに交換済み。
しかし、トラ君は アルミ製 フレームは良いとして、下ヨーク も 上ヨーク もアルミ製だ。トラ君の淡泊で“そっけない”表情の原因は アルミのせいかも知れない。
購入した フロントフォーク周り用の ボルトを交換して生まれ変わってくれれば良いけど ・・・。 まだまだ、続く覚悟も必要だろうね。
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