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2017年1月の投稿

トラ再走計画・リアサスペンション編 (その5) 「純正部品が一番 !? 」

トラ再走計画・リアサスペンション編、とことん最良をつきつめていたら、社外製部品(以後:社外部品)の思わぬ “ 落とし穴 ”  につまづいたから、その経験を書く事にしよう。
きっと、多くの人は知らない事があると思うから、是非、期待して欲しい。
 
まずは、“ 純正部品 ” と “ 社外部品 ” の違いから。


『 純正部品が一番 ! 』

オートバイ好きの多くは、最初から装着されてる “純正部品” を外して “社外部品” へと交換して、その “社外部品” が性能や機能向上に繋がっていると信じ、ステータスのように感じているだろう。
   
僕も、目立たたない部品を始めとして “社外部品” へと交換している個所は少なくないが、次の事ははっきりと言える。

「 純正部品は、オートバイの基本性能やバランスには欠かせない、最も最適化された部品だ 」と。
 
その理由は、純正部品はテストして検証されるレベルが高いからだ。
つまり、純正部品は単品で専用機器を使っての長時間のテスト&検証だけに留まらず、実際に車両に装着して、テスト&検証が専門職業とした人達がテスト専用の試験設備を使い、繰り返し繰り返しテスト&検証を行なっているからだ。


『 タイヤもマフラーも、サスペンションユニットも ?? 』

例えば、純正で装着されているタイヤは、例え市販されている同メーカーの製品と名称やトレッドパターンが同じでも、その車両のアピールポイントを伸ばして欠点を隠す様に、タイヤメーカーに試作させる幾つかの仕様から選んでいる製品だから、純正装着タイヤの方が全体のバランスがまとまっているのが普通だ。
 
だから、市販の同名称のタイヤや他の銘柄のタイヤに交換した場合、雑誌の評論家は決して書かないけど、オートバイ全体のバランスは純正タイヤの場合と較べると崩れていると言ってもよい。
 
が、市販タイヤはタイヤメーカーが膨大なテストを行なっているからまだ良いが、社外品のマフラーの場合はもっとバランスが崩れるのが普通だ。
純正のマフラーは、年々厳しさを増す排気ガスや騒音の規制をクリアしつつ、エンジン性能や燃費などオートバイ全体の性能バランスを、専用試験設備で繰り返しテスト&検証しているほど、車両メーカーの良心とも言える製品だ。
   
しかし、社外マフラーの場合には、最も品質の高いマフラーメーカーであっても、車両メーカーほどのテスト&検証を十分な期間をかけては行なわないから、騒音などの規制適合テスト以外、実走行テストを十分に行なってオートバイ全体での性能バランスを取っているとは決して言い難い。
   
けれども、マフラーの場合は検証しやすいからまだマシかも知れない。
それが、リアサスペションユニットとなると、社外品は十分な検証さえしていないから、更に具合が悪くて困りモノだ。


『 ユニットストローク量は 54mm 必要なのですが ・・・?  』

トラ君の本名(正式名称)は、2007年型 トライアンフ ストリートトリプルで、リアサスペンション周りのアライメント(部品毎の位置関係)を、同じフレームとエンジンブロックの レーサーレプリカ車(SS車)トライアンフ ディトナ675 の部品を流用して、デイトナ675 と同じにしている。
 
まず、純正仕様でのリアサスペンションの可動幅を確認してみた。
リアホイールの可動幅(ホイールストローク)で 130 mmになっていて、その際のサスペンションユニットのストローク量を、実物大の模型を作って確認してみると、「
リアサスペンション編 (その3)」で確認したように、約 54 mm だった。
http://youkai.air-nifty.com/blog/2016/11/3-1478.html
   
そこで、実際に純正部品でストローク量(可動量)を確認したのが下図だ。
Dsc_1401web800
中央部の棒状の部分がピストンロッドで、ユニットが縮むとこのロッドの分だけストローク(縮む)のだが、このロッド(露出)部の長さが 約 51mm。そして、ロッド部が全てストロークした後でバンプラバー(通常はゴムやウレタン製)がユニット本体に当たって更に変形する量が 3mm と考えれば 合計 約 54mm と 実証できた。
   
そこで、サスペンションメーカーに 54mmストロークの製品をオーダーした。   
そこは 2000年から使用していたメーカーで、部品の工作精度の高さや低速のストローク速度域での圧倒的なフリクション(摩擦)の低さから、ずっと一番のお気に入りのメーカーだったのに、返ってきた回答は ・・・
   
「 54 mm の ストローク の製品はできません 」だった。
製品一覧表には適合車種としてトラ君は載っているのに ・・・なぜ??
   
ここに、専門メーカーといっても、純正部品のようにテスト&検証していない実態が ・・・。
詳しくは、「 リアサスペンション編(その6)」で !!

 

   

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1月8日開催『GRAの自由練習会』 開催リポート掲載 !

新春早々、1月8日に開催した『GRAの自由練習会』のリポートを GRA公式Webサイトに掲載しましたので、ぜひご覧ください。

** 以下、リポートより一部抜粋 **

 
【 冷えて濡れた路面は“平均台” 】

『 GRAの自由練習会 』は、参加者一人ひとりが練習したいテーマややりたい事を持ち集まり、個人毎に分割し区切られたエリアを使って、思う存分にオートバイとの会話を追及するイベントです。
   
ただ、今回は冬の雨に濡れたコンディション。
ともすれば、冬の雨に濡れた路面と冷える身体と相まって、集中力に欠けた練習になりそう! と想像しがちですが、それは“浅い読み”だと言えます。
   
実は、冬の冷えてグリップの低い路面、しかも雨で更にグリップしづらい路面コンディションは、オートバイの素の特性が出易く、練習やセッティングには最適なので、集中して充実した練習となったのです。
   
なぜ練習効果が高いのかを、“平均台”との例え話で説明します。
晴れて路面温度も高い日のオートバイの走行練習では、多少無理なライディング操作をしてもタイヤは簡単にはグリップを失わないので、無理を無理だと思わないライディングが身に付きやすいのです。
これを器械体操で例えれば、横幅が1m の“平均台”で体操練習を行なうのと同じです。多少無理をしても簡単には落下しない安心感があるので、正しい身体操作は身につきにくいものです。
   
逆に言えば、“平均台”の横幅がたったの 10㎝ だからこそ、身体のアライメントとバランスを正しく保った身体操作と綺麗な演技技術が得られるのと同様に、冷えて濡れた路面だからこそ車体アライメントやセットの良否、正しいライディング操作が容易にわかる最高の練習機会と言えるのです。
 
20170108_web800
   
   
  *  *  *  *
   
1月8日の開催報告 『 冬の雨路面、最高の“平均台”練習!? 』

http://gra-npo.org/publicity/report/2017/20170108_rep.html

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トラ再走計画(その4) スプリング 到着 !

 
トラ再走計画、長らく休載でした。   すみません!

書ける事はあったものの、仕様が決まらない事も重なり、
近々、そのサスペンション仕様について報告する予定で、
きっと参考になる方も多いと思います。   お待ちください。
 
 
そこで、その思考錯誤の結果、スプリング が到着した事を報告   ♪
( スプリングレート : 600 lbs/inch )
20170108_spring_web800
リアサスペンションに限った事ではなく、様々な個所で発生するフリクション(摩擦)はオートバイ本来の(純粋な?)動きを阻害し、コントロールを難しくするもの。
 
特に、サスペンションで発生しているフリクションというヤツは、知らず知らずの内に人間センサーを歪め、ライディングを低品質にしてしまうから要注意。
   
リアサスペンションで発生するフリクションは、スイングアームのピポットシャフト部のベアリング部、リンク機構のベアリング部、そしてダンパーユニットのピストンロッドとシリンダーユニットとのオイルシール部、同じくピストンとシリンダー間、ダンパーユニットの上下の取り付け部、そしてスプリング単体でもその伸縮時に発生するもの。
 
それらの解決方法は様々だけど、スプリングは簡単。
スプリング本体をより安定した性能を低フリクションで作動する品へ交換するだけ。
   
更に、スプリング起因のフリクションを低減させるユニットも導入予定。
近日中に、ここに至った経緯を報告の予定だから、是非! 期待を !!




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GRAの欠点に関して『GRAミーティング』用に意見募集

   
GRAの 課題・欠点について、1月22日に開催する『GRAミーティング』の議題に出す予定です。

ついては、その議題の達成や解決のために、みなさんからの 意見・提案 を広く募集しています。
   
詳しくは、下記の URL から募集内容をご覧ください。
 

http://gra-kikaku.hatenablog.com/entry/2017/01/09/201957
 
 
【 GRAミーティング開催案内 】

 

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GRAミーティングへの意見、提案が ・・

   
1月22日(日)開催 『 GRAミーティング 』に向けて、送付された「意見」や「提案」を 公開・発表します。

新しく開設した 「 GRAの企画ノート 」でご覧ください。

http://gra-kikaku.hatenablog.com/entry/2017/01/05/220005



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12/11開催・『 GRAの自由練習会 』 感想文をアップしました !

 
お待たせ! しました。
 
昨年・2016年、12月11日に開催した『GRAの自由練習会』の 「 感想文 」を 公式Webサイトにアップしました。
 
今回のトピックは、1年以上かけた SR400 のフロントサスペンションの アライメント変更を始めとするセッティング変更が報われた事です。
   
フロントサスペンションのセッティングは、オートバイ各部のセッティング作業の中で最も難しい作業で、本来はバランスが取れている筈の市販状態であっても、様々な走行シチュエーションで、思い通りの操縦安定性(操安性)を実現するセット(セッティング)を出す作業は全く簡単ではありません。
 
それを SR400君は、ノーマルの操安性を嫌い、その不安特性を解析し、トレール量変化特性の改善を狙って、ステムブラケット(三ツ又)から フロントフォーク(上下)、油面高さ、プリロード量、フォークスプリング変更など様々な組み合わせを 1年以上繰り返してきました。
   
それらの解決口がようやく見えて確信した後、今回は フロントホイール径を 小径化してきたのですが、見事なものです、暫定のセットながらバランスの取れた走りを見せていたのです。
   
20161211_1114web650

   
どうぞ、以下の URL からそんな彼の感想文をご覧ください。
 
【  12月11日・GRAの自由練習会  感想文 】

http://gra-npo.org/publicity/impress/2016/20161211_imp.html
   
★ 今回は、珍しく、妖怪大魔王 からの 感想文 も入っています !!




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新年の挨拶

   
2017年、あけまして おめでとうございます。
   
今年は、昨年以上に様々な企画を進めていきます。
ぜひ、ご期待と共に、声援や意見、提案をお願いします。
 
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