« 熱気があふれ、ウェットからドライへ ! | トップページ | トラ再走計画 ・ リアサスペンション ユニット編 »

2016年10月19日 (水)

10/9 『自由練習会』 の 「通信ボ」 より

 
<10月9日開催『 自由練習会 』、参加者への「通信ボ」から一部抜粋>
 
【 大阪府 SR400 の Nさんへ 】
 
知的好奇心の強さにモノ作りの強い探究心が加わり、車両が本来持つ特性を正確に再現した後で、自身で信じている良き操縦特性の実現の為に、いつも熱心に取り組んでいる姿には関心させられています。
   
今は、フロントサスペンションの操縦特性改善のためのセットアップに苦労されている最中だと思いますが、参加の度に徐々にノイズ成分が消え、核心部分に近づいている様子ですね。
そこからは、17インチタイヤと較べて方向安定成分の大きな 18インチの前輪を、現状のステム特性(特にオフセット量=トレール量)に合わせる為、スプリングと油面調整によるに走行時車高(1G'から残ストロークまで)の調整に苦労されている様に見えます。
   
今回の「通信ボ」では、10月9日の走行風景の中で、その問題となっている特性が現れた画像を届けますので、参考にしてください。
    20161009_3337web800  
右から左へ切り替えした後で 70度コーナーへ進入する場面です。
右から 2枚目までは特に問題はありませんが、3枚目の場面に課題が見えます。
ここは切り替えし直後の段階で、フロントサスペンションへの荷重も一気に高まる時点ですが、それに伴うストローク変化(縮み)は少なく、同様にフロントタイヤの進行方向変化量(&レスポンス)も少ないのです。
   20161009_37web800  
ライディング技量の高さを知っている私から見れば、ライダーの技量によるものではなく、明らかにオートバイ側の問題点(課題)が露呈している画像だと思います。
その結果として、4枚目、5枚目へと操縦性(曲がる特性)に欠ける車両状態が続く事に繋がっています。

・ ・ ・ < 参考に、同じ地点での他の人の画像を掲載>
   20161009_46web800  
これを解決する為の一つの提案があります。
それは、スプリングと油面高さ(フォークオイル)についてですが、二次レートへと変換するポイントがより低い(大きくストロークしてから変換する)スプリングへの変更と、油面を10mm以上低下させて フォーク内のエアスプリングの影響領域を下げ(大きくストロークした時点へ)、フロントのストローク変化を大きくさせてトレール量変化も大きくして、18インチタイヤの方向安定性を一気に少なくするコントロール方法を検討してはどうでしょうか。
 
参考になれば良いのですが ・・・。



■ 10/9・「 通信ボ 」全ての記事の閲覧は、コチラから

http://gra-npo.org/document/comment/2016/20161009.html
 

« 熱気があふれ、ウェットからドライへ ! | トップページ | トラ再走計画 ・ リアサスペンション ユニット編 »

オートバイとの接し方」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 10/9 『自由練習会』 の 「通信ボ」 より:

« 熱気があふれ、ウェットからドライへ ! | トップページ | トラ再走計画 ・ リアサスペンション ユニット編 »

GRA代表:小林の紹介

2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ