アンクル グリップは、ライディングの要(かなめ)だ
オートバイのライディングスキルを上達させるには色々な方法がある。
ライディング講習会を受講したり、サーキット走行会に参加したり、近くのワインディングロードを何度も走ったりする方法だ。
けれど、特別な場所へ行かなくても、一般道を走るだけで確実に上達できる方法がある。しかも、先に挙げた方法よりも確実に基本が身に付いて上達できる方法だ。
それは、「 目印走行 」だ。
『 目印走行で上達、妖怪級 』
練習方法はとても簡単だ。
走行する車線の中の中央に、走行するラインをイメージして、そのラインの上を走るだけだ。
特に、郊外の信号や交通量の少ない道や、高速道路を走る時が最適だ。
前後の交通や道路状況に注意しつつ、車線の真ん中に 30㎝ 幅位の線をイメージして、その線から前後のタイヤが外れないでスムーズに走れるようになれば凄い。
慣れてきたら、幅を15㎝ 位に狭くすると良い。
直線路だけでなくてコーナー部でも外れなければ妖怪級と言えるだろう。
実際、イメージしたラインの上を走るには色々と注意すべき事がはっきりと見えてくる。
例えば、ハンドルには体重を掛けず、両手の薬指と小指の第2関節辺りでハンドルを握り、軽く引く程度が良いとか。着座位置(シッティングポイント)は意外に前方の方が安定するとか。膝のニーグリップよりも、踝(くるぶし)を意識した繊細なステップ荷重操作が有効とかだ。
★ 目印走行は特に珍しい事ではなくて、特に大型トラックの上手なドライバーの人達の運転が良い見本だ。
『 高速道路を走り、反省して ・・ ? 』
実は、先日の日曜日、久し振りに高速道路を長距離走る機会があった。
当然、15㎝ 幅の目印走行を目指して! ビュィ~ン と走った。
あれ? おかしい。
平坦な個所は大きな問題は無いが、ジョイントなどのギャップのある所でラインから外れてしまう。
何故だろう?
ハンドルまわりはOK! 着座位置も安定している。ニーグリップもこれで十分だ。
おっと! ギャップ通過の度に踝(くるぶし/アンクル)を使った車体グリップ(ホールド)が緩み、ステップ荷重が抜けている。
何とかしなければ!
以前に較べてめっきり減った練習量や体力、身体の柔軟性の事は棚に上げ、オートバイの責任にした。
ガレージに戻り次第、早速に ステップ周りを加工して、以前より更にステップの後退角と上反角を 2度程度増やした。
ガレージ内でライディングポジションを試すと、ステップ荷重が更に掛けやすくなったのを実感。
アンクルグリップは、ニーグリップと同じ程度、オートバイの正確なライデリングには欠かせないから、次の走行が楽しみだ。
★ この加工は、決して一般向けではないけど、ステップ荷重の繊細な操作に悩んでいる人にとっては参考の一つになる! かな?
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