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入国管理と収容施設について

【 入出国と経済、文化の関係 】

古代より、日本にやって来る渡来人、日本から渡る渡航人の役割は大きい。

彼らの存在によって 仏教が伝わり、漢字や法律、文化や芸術が日本に広まり、海外へ日本独自の工芸品などの輸出へと繋がったのだから当然だ。

しかも、国や権力者の政策として行なわれた例を除けば、お菓子や民芸品などの普及をみても、商人などの一般人の果たしてきた功績は大きい様に思えるし、交通機関の普及した現在であれば尚更重要な役割を果たしていると言えるだろう。

つまり、海外との人の行き来があってこそ、経済や文化、芸術、スポーツが発展するのは間違い無いのだから、積極的に振興すべきだろう。



【 入国管理局と収容所 】


しかし、人の行き来を振興すればするほどに、入国を管理している法務省、入国管理局の果たす役割は重要になり、業務量が増えるのは間違いない。

その業務の中で、入国した際の審査業務、或いは 入国した後で在留資格違反を犯した人に対して 「 退去強制 」 という処置がある。
これは、「 出国命令 」 処置とは異なり、一定期間の間、専用の収容所に収容され、詳細な審査や申し立てを経てから出国または在留の判断がされるのが一般的な様だ。

この収容期間は通常数か月に及ぶ事も珍しくなく、全国に 3か所しかない収容所に、国籍も言葉、宗教、摂食可能な食材も異なる人達が一様に収容される結果となり、個々の収容者にとってストレスの小さくない環境となる。

※ 2014年度、収容所別年間収容人数は下記の通り

2014

 
【 マスコミ報道、収容所での死亡事故 】

 
TVなどのマスコミ報道やブログやSNSサイトなどで、この入国管理局の収容所での待遇環境の悪さにより、収容されていた人が健康を害したり死亡したというニュースが取り上げられている。
 
その中で、重篤な事案などに対して幾つかの機関、団体が情報開示請求しているが、その開示資料の大半は黒く塗りつぶされてから公開されており、それによって更に収容所の待遇に対して不信感も増しているようだ。

実は、この点に興味を抱いて、前述の様に政府広報資料などを収集し、人権活動を熱心に行なっている方々のサイトページ等をつぶさに確認した次第だが、今は判断は出来ていない状況だ。




【 分かった事と今後について 】

調べていた幾つか分かった事実もあるので、ここに述べておく。

〇 「 外国人登録制 」 と  「 在留カード制 」
・・ 以前は、市町村などで行なう外国人登録制度だったが、2012年7月以降、日本国民と同様に 住民基本台帳で管理して 「 在留カード 」 の発行により管理する制度へと変更になり、適切に申請した人とそうでない人の判別管理を容易にするメリットあり。

〇 収容される人数(人員)の減少
・・ 先に挙げた資料に記載の通り、2014年度の 全収容施設での総収容述べ人数は 約 12 万人で、決して少なくない人数だが、2006年の 同資料では 約 32万人となっており、「 在留カード 」 制が有効に働いたのか、大幅に減少しているのがわかる。

〇 永住許可人数(人員)
・・ 永住許可とは、一定期間の在留を認める在留カードとは異なり、期間の限定無く 居住する事を認める制度で、芸能やスポーツ、研究機関に勤める外国籍に人達の多くが申請して国が認めているものだが、全人口の 0.0.3% に留まっている。
・・ 最初に述べた通り、経済や文化、芸術などは、様々な 文化や知識を持った人達との交流によって発展がもたらされてきた事は明らかで、更に 人口減少の先進国であれば、この現実を正確に捉えておく事も必要だろう。


※ 2014年度、永住許可人員資料は下記の通り、
2014_1
 
〇 収容者の内情と国籍
・・ 収容所と聞けば、一般の人であれば、「 刑務所みたいな所? 」 と想像し、収容される人も 悪意を持って入国した人だと考えたとしても自然だろう。 しかし、入国管理局の収容所は 窃盗や傷害、殺人などの行為を行なった人の施設と同じだ。 後者が他人に明らかな危害や損失を与えているのと異なり、前者:入国管理局によって収容された人の大半は他人への危害などを一切与えていない人だと言える。
・・ 入国管理局に収容されている人のイメージは人により様々だと思うが、日本と友好関係が深く、領事館能力の強い先進国の人々も多く収容されている。

※ 2014年度、国籍別、収容令書発布記録資料は下記の通り

2014_1_2

以上、経済と文化、芸術・学術、スポーツ などの面も踏まえて、偏った先入観無く、海外の方々との直接的な交流について考えを深める一助になれば幸いです。

今後も、関連する資料を収集し、発表する機会を設けます。

 
 

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